畑や生産風景を自分たちの目と舌で確かめ、本当にいいものだけを選んでいるから、客側の信頼も厚く、長年のファンもたくさん。お店では、茶葉の買い付けで訪れる中国旅のアルバムを、臨場感溢れる話を聞きながらめくるのも楽しみの一つです。
昨年の秋にお店を訪ねた際には、シルクロードの荒涼とした大地に咲くという、苦水バラのお茶を味わいました。さらには年末、その苦水バラに砂糖を加え、半年間非加熱で熟成発酵させた「苦水バラ醤(ジャン)」や、オーガニックのドライフルーツ、ナッツ入りのお菓子をいただき、年の瀬から年明けにかけて玩味しました。
茶色のリボンの包みは「黒ばら」で、チョコレート味。白いリボンの包みは「白ばら」で、ホワイトチョコレート味。お菓子を作ったのは、横浜・青葉台駅にある喫茶「 橙灯」の菓子製造部門「小匙」。包み紙やリボンまで、なんと愛らしいこと!
「黒ばら」の包みを開けば、こんなふう包みを開くと、ちょこんとバラの蕾で飾られた、端麗な佇まいの焼き菓子が。シュトレンのように薄くナイフを入れて、少しずつ時間をかけて食べ進めます。
少しずつ切り分けて味わいますまったり濃厚な奥行きを舌と鼻で感じる最中、不意によぎる耽美なバラの香り。今日はサウスアベニューの中国茶、翌日はコーヒー、そのまた翌日はワインと合わせて......。日ごとパートナーを変えて堪能しました。
*こちらのお菓子は季節の限定販売です。常時、販売はしておりません。
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