メイクアップアーティストとして10万人を超える人の顔と接してきた及川尚輔さんの著書、「顔を見れば9割わかる」(アスコム)によると、顔のパーツひとつひとつにその人の内面がしっかり反映されているそう。その法則をふまえた上で、まわりの人にプラスの印象を与えるためのセルフプロデュース法、「第一印象革命」の心得が書かれています。
まずは自分が相手にどういった印象を与えているのかを知ること、そしてどういった印象を人に与えたいかを考えてみることが「第一印象革命」のポイントだそうです。
個性というものに着目すれば、おのずと自分の磨き方が身についてきます
(『顔を見れば9割わかる』P103より)
「仕事ができる」「しっかりしている」とみられる女性は、逆に「こわそう」「キツそう」といったマイナスの印象も与えている可能性がありますよね。プラスの印象を引きだすなら笑顔や発声、話し方、メイクの方法、ヘアスタイル......と、あらゆる角度から意識的にセルフプロデュースをしてみる必要がありそうです。
印象のよい柔らかい表情や雰囲気をまとうのに1番効果的な方法は、やはり内面からリラックスしたり思いっきり楽しんだりすることかなと思います。たまには自分の欲求にブレーキをかけず、思いきってほしいものを買ってみたり休みをとって旅行に行ってみたり、いつもより奮発して自分にご褒美をあげたりしてみるのもいいかもしれません。
好きなことを思いっきり楽しむことで、 あらゆることに対するモチベーションが上がり、自然とハッピーオーラをまとったプラスの印象を引きだせそうです。
美人やハンサムの定義は時代によって移ろいますが、顔に表れる「性格」や「知性」、「品格」によって、人の印象が変わるというのは普遍的なことなのでしょう
(『顔を見れば9割わかる』P22より)
変えられない顔立ちを気にするよりも、自分でいくらでも変えられる「印象」を意識すること。それが世代を超えて認められる普遍的な「美しさ」を生みだすのかもしれません。
image via shutterstock