今回は、風邪予防の意外な助っ人、ビタミンDについて。
抗菌ペプチドを増やしてくれるビタミンDお正月も終わり、キリッと寒いながらも晴れた日が続いています。冷たい空気に、外に出るのもおっくうになりがちですが、家の中に閉じこもっているのは、ちょっともったいないといえるかもしれません。というのも、太陽の光を浴びることは、じつは免疫力アップにもつながることだから。
コレステロールを材料に、紫外線を浴びることで体内で作り出されているビタミンD。近ごろでは、免疫力を上げてくれる栄養素ということで注目を浴びています。抗菌ペプチド・カテリジンを増やすことがわかっているほか、インフルエンザを防ぐという研究もされているほど。
冬の紫外線量は夏に比べ、1/4〜1/5ほどと少なめです。冬に風邪やインフルエンザが多いことは、こういったことも要因のひとつと考えられています。紫外線というとシミの原因になるため避けてしまいがちですが、浴びる量が少ないことがデメリットになるとは驚きです。
通勤しながら風邪予防寒い時期ですが、通勤の行き帰りやランチどき、お買い物など、移動と同時に太陽の光を浴びて風邪予防をしていると思えば、一石二鳥といえます。おやつを食べた後の移動なら、太りすぎも防ぐことができますよ。肌への影響が気になるなら、手のひらを太陽に向ける方法もあります。
できるだけ体調を崩したくないこの時期、太陽の力を借りてみるのもいいかもしれません。
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