こんにちは。栄養士・栄養カウンセラーの吉川圭美です。肌も体調も、気分上々な私は栄養でつくれる! もっと味方につけていきましょう。

今回は、今年トレンドだったダイエット法、糖質オフについて。

ウエイトダウンしやすいが、挫折する人も

引きつづき話題の糖質オフ。ビールやスイーツ、パンなど、糖質オフを謳った商品が次々と登場し、より一般的になっているのを感じます。その魅力は、比較的短期間で体重が落ちやすいこと、カロリー計算などめんどうなことをしなくていいこと、などでしょう。

しかし一方で挫折してしまった人もちらほら......。そういう方たちは、糖質はもちろん、脂肪もタンパク質も控えめにしてしまっているのでは、と感じたりもします。

というのも、女性はもともとヘルシー志向の方も多く、「脂肪は太る」「肉は身体に悪い」というイメージからとるのを避けてしまい、糖質まで控えることから起こるとも考えられます。糖質オフをするときこそ、これらをしっかりとることが大切なのですが......。

『高タンパク低糖質』を意識する

「糖質をオフする、と考えるのではなく『高タンパク低糖質』を意識して」とは、私が栄養の勉強のなかで学んだこと。そうすることで、太りにくさはもちろん、風邪を引きにくくなったり、傷が治りやすくなったり、爪や髪がしっかりしてきたりと、身体の土台を強くすることにつながるというわけです。さらには糖の過剰摂取をしないことで、イライラやだるさ、集中力低下、食後の眠気、糖化による生活習慣病のリスクなども防ぐことができます。私もいまはこの言葉にならって、肉や魚、卵をかなりしっかり食べるようにしています。

タンパク質をしっかりとるには?

ごはんと野菜をメインにした食生活を送っていた私は、どうやってタンパクを取り入れたらいいのか悩んでいましたが、普段の食事にタンパクを"盛る"感じにするとスムーズにいくことがわかってきました。たとえばオムレツを作るときには卵1つを3つにしてチーズをたっぷり入れる、みそ汁を作るときには豚肉や豆腐を多めに入れる、など。すると私の場合、自然と糖質の量を減らすことができるようです。

肉や魚をとっていると、脂肪燃焼にかかわる鉄やビタミンB群がとれるのもうれしいところです。ボリュームのある料理も多いので、自然と野菜をたっぷり食べることにもつながっています。

ガマンしすぎないのもポイント

食後に甘いものが食べたいときは、糖質オフのチョコレートを一口。ただ経験上、ガマンしすぎると反動が来ることも体得しているので、イベント時にはおいしくいただくようにしています。

身体の土台でもあるタンパクを重視する食事は、太りたくない、でも健康にも気を遣いたい、キレイも意識したい、という人に合っているように感じます。

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