自分はどれくらい成長できた? どんなことをがんばった?
この1年自分に起きたことを振り返るのは、がんばってきた自分に「おつかれさま」と言ってあげる、ねぎらいの作業です。また、何気ない日々の繰り返しの中に、忘れていた自分の達成してきたことを思い出し、意外な自分の成長を確認するチャンスでもあります。
連載「ごきげんな私を作る」では、まずは自分と丁寧に向き合うことが、大きな意味では周りの人々を幸せにするための最短の方法だと考えています。
今年中にやっておきたい振り返り2016年、自分にどんなことが起きたのか? 下記のポイントを意識して振り返ってみてください。
「自分にいいこと」できた?行ってみたかった場所を訪ねたり、やってみたかったことに取り組んだりできましたか? 身体や心をいたわるライフスタイルをはじめたり、自分と丁寧に付き合う習慣が持てたでしょうか?
「自分にいいこと」って、じつは形のないものだったりします。たとえば、感動や喜びを運んでくれる経験、さりげなくても長く心に残る瞬間など。もし、自分に十分にいいことができてないと感じたら、まだまだ時間があります。今年中に何か自分にいいことをしてあげてください。
反省するのではなく、ただシンプルに見つめる1年を振り返る作業に、「反省する」というイメージがある人も多いかもしれませんが、気をつけて欲しいのは、反省ではなくただシンプルに見つめることです。失敗したことはその都度、反省してきたはず。1年の終わりには、いいこともそうじゃなかったことも全て「経験して学んだ」という事実として受け止めましょう。
お世話になった人たちを思い浮かべる人は、たった1人では生きていけません。直接関わっている家族や友人、職場の同僚から、日々の生活を便利で豊かにしてくれているモノを作ったりサービスを提供してくれている人々も含めて、私たちは考え出すとキリがないくらい多くの人々の存在に支えられています。そして自分もどこかできっと誰かに貢献できています。自分では思いもしない場所で、何かをしたよくしたり誰かを支えたりしているかもしれません。1年を振り返るこの時期に、深い感謝の気持ちを込めてお世話になっている人たちのことを思い浮かべてみましょう。すると気持ちが自然と上向きになり、新しい年に向けて前向きに調整できます。
「できた・できなかった」だけではない視点で早いようでも、やはり365日間もある1年。さまざまなことが起きていろんなことを考え、自分自身と向き合ってきた、それなりに内容の濃い日々だったはずです。つい「達成できたこと、できなかったこと」ばかりに目がいきがちですが、きちんと振り返ってみると、意外と深い経験や、目標とは違う形で達成できたことがたくさん見つかるものです。
ノートを用意して、自分が経験したことを書き出してみてください。きっと驚くような自分の成長を感じることができるはず。そしてその勢いで、来年の自分が出会いたい経験も書き出してみてください。来年の自分に栄養を与えるつもりで!
今年の自分が辿ってきた道を振り返ってみると、自分自身と丁寧に向き合うことができます。2017年も、きっといろんなことが起きるはず。成長できた自分を褒めつつ、またリフレッシュした気持ちで、新しい年をお迎えください。
image via shutterstock
コメント
コメントを書く