NYでは他にもMacysやBloomingdalesといった老舗百貨店でサンタさんに会えるのですが、ABC Carpet & Homeはとても素敵な雰囲気のお店で、サンタさんもまるで絵本から抜け出てきたかのよう!
昨年までは土日に開催されていたのですが、今年は日曜日だけになったらしく、びっくりするほど混んでいて、長蛇の列ができていました。私は待つのが苦手な方なのですぐに諦めてしまうのですが、娘はどんなに長くてもいいからサンタさんに会いたい、と言うのです。
それで頑張って並ぶことにしたのですが、前に立っていたファミリーと仲良しになったり、ウィンドー・ディスプレイもどれもこれも素敵で、意外にもあっという間で楽しんで待つことができました。
それにしても子どもたちはすぐ仲良しになれてすごいなぁと時々思います。子どもたちが一緒にはしゃいでいるので、シャイな親同士もなんとなく話し出すと、偶然にも共通の好きな編み物の話で盛り上がったりして、おかげで出会いの機会が増えたなと思います。
待つこと約2時間、やっと店内に入ることができました。
子どもたちはコートを脱ぐとみんな撮影用にお洒落をしていて、ワクワクして本当に嬉しそう。もうすぐ娘の番です。
2つ前の小さな女の子もずっとサンタさんとお話したいと言っていたのに、いざ順番がきて抱っこされるとビックリして大泣き......娘はそれを見て緊張してきた様子。
でも仲良しになった1つ前の子がひざの上に乗って嬉しそうにお話している姿を見てリラックスしたようでした。娘はクリスマスにいつもきてくれることのお礼と、今年のプレゼントのお願いをして、笑顔いっぱいで撮影も終了。
店内には白いものだけを集めた子ども服や、フェアリーダスト(妖精の粉)が入った小瓶など、夢のある素敵な雑貨がたくさんあっていつまでいても飽きなそうです。このお店は日本にはない感じのお店で品揃えも素晴らしいので、NY観光にもおすすめの場所だなぁと思います。
帰り道、地下鉄のホームで待っていると、見慣れない電車がきたではありませんか。ずいぶん古い車両で、どこ行きか確認して見るとSライン・スペシャル号の表示です。まるでハリーポッターの電車のようで、これに乗ったらそのまま不思議の国へ行ってしまいそうでした。家へ帰ってからさっそく調べて見ると、これもやはり鉄道会社のクリスマス用の催しで、クリスマスまで毎週末、ヴィンテージの車両を数本走らせているようです。偶然見かけることができてとてもラッキーで、何だか夢の中に滑り込んだかのような素敵な日曜日でした。
夕食後は娘と2人で準備したクリスマスプレゼントをラッピングしたり、カードを書いたりして過ごしました。娘がサンタさんに何をお願いしたのかはヒミツだそうで、ちょっと困った私でした。もうすぐ待ちに待ったクリスマスです......!
翻訳を担当した『DEAR SANTA~サンタへの手紙~ 子供達が書いたサンタへの手紙と欲しいものリスト』