本場のパリの味を日本でも味わってもらいたいと、材料をフランスと同じにし、パン職人もフランスに留学させているというこだわりのメゾン・ランドゥメンヌでは、東京店のみレストランが併設されています。パリではパンをテイクアウトしますが、日本ではモーニングサービスを行い大人気なんだそうですよ。近隣のフランスの方も故郷の味だとよろこばれるのだとか。
ブッシュ・ド・ノエル
各種 4人用 2,900円/6人用 3,900円 〈予約受付け中〉
パンはもちろんですが、この季節はブッシュ・ド・ノエルが気になります。ブラックとミルクの2種類のチョコで仕上げた「ブッシュ・マーブル・ノワール」や、チーズケーキにいちごのコンポートをはさみこんだ「ブッシュ・フラゴラ」、さらに、昨年一番人気だったマロングラッセをあしらった「ブッシュ・モンブラン」に加えて、バニラムースにフリュイルージュの甘酸っぱいムースで仕上げた「ブッシュ・ミュロワーズ」が、新作として登場。ひと昔前までは、ブッシュという名そのものの、切り株をイメージしたロールケーキが主流でしたが、パリでも最近はムースタイプが人気を呼んでいるそう。4種類もあると悩みますね。
新年には「ガレット・デ・ロワ」で運試しガレット・デ・ロワ アーモンドクリーム/りんごのコンポート2種(フェーブ付き)
1~2人用 480円/4人用 1,600円/6人用 2,200円(税抜)
クリスマスが終わると、新年のお祝いです。最近は、日本でも食べられることが増えた「ガレット・デ・ロワ」が、1月5日から発売されます。フランスの伝統的な味を再現しているそうで、アーモンドクリームとりんごのコンポートの2種類です。私が食べたことのあるものより、濃厚でしっかりした味わいで驚きました。社長であり、パン職人でもある石川さんは、「材料の違いだと思います。フランスの方がシンプルな作りかたをしているのにね。」とのこと。バターを贅沢に使用しているから、この香り高さが出ているのかもしれません。
ガレット・デ・ロワは、切り分けられた中から「フェーブ」と呼ばれる陶器がでてきたらラッキーという運試しつきです。日本では、入れて販売することはできないそうですが、パーティーでは、裏側から入れて、誰にあたるかワクワクしながら切り分けるのも楽しそう。なんとなく、年末のパーティーにあっても楽しそうと思いましたが、「大みそかから、お雑煮は食べないでしょう。それと一緒で季節のものだから、1月だけ販売するんですよ」と、石川さん。本場の味は、本場の文化とともに楽しむべきなんですね。
ほかにも店内では、ジンジャークッキーやパネトーネ、シュトーレンなどがならんでいます。ブッシュ・ド・ノエルは予約受付け中です。本場の味をいただくと、パリで過ごしている気分を味わえそうですね。