上田駅から徒歩15分ほどで到着するのが「旧北国街道柳町」。真田氏による城下町形成以来の長い歴史をもつエリアです。このエリアには、軒高が揃った2階建て平入りの町屋が並んでいます。現在では、その町屋がワインショップ、蕎麦店、味噌直売所やブックストアなどになっていて、風情たっぷり。
中でもおすすめなのが天然酵母をつかった、ハード系のパンを中心に販売している「ルヴァン 信州上田店」。富ヶ谷にある「ルヴァン」の上田店で、店内の奥にはカフェも併設されています。まるでおばあちゃんの家に遊びに来たかのような落ち着いた店内にほっこりし、東京でのカフェタイムとはまた違ったひと時を過ごせました。その他にも上田の街にはカフェや古民家をリノベーションしたお店が多数。街並み探索しながらカフェを巡るのも楽しそう。
肌美人になる別所温泉信州最古の温泉「別所温泉」も外せないスポットのひとつです。別所温泉の成分は女性の肌にいいことから、かつては、別所通いをし肌を整えてからお嫁入りしたと言われているほど。また、別所温泉の外湯のひとつである「石湯」は、幸村が度重なる戦で疲れ傷ついたからだを癒しに通った湯なのだそう。効きめがありそうです。
太陽と大地の聖地で早朝ヨガ信州の鎌倉と言われる別所温泉には国宝級の遺構が数多く残っています。そのうちのひとつが、縁結びにご利益がある「別所神社」です。
高台の神秘的な場所にある「別所神社」では、あたたかい時期には神楽殿の舞台で早朝にヨガをすることができます。スタジオと違って太陽のパワーを感じながら動けば心もからだもスッキリ。私も体験したのですが、とても気持ちいい朝を迎えることができました。
北国街道を歩く「ノルディック・ウォーク体験」今回の旅の目玉が、「ノルディック・ウォーク体験」。ノルディックウォークとは、スキーのストックに似た2本のポールを持って歩くスポーツのことです。ポールを持つことで姿勢が良くなることに加え、全身の90%の筋肉を使うので、普通に歩くよりもダイエット効果が期待できるそう。ポールが足腰への負担を軽減させてくれるので、長い距離を歩いても疲れにくいところも魅力です。
12月1日から開催されるウインターシーズンプログラム「冬の信州・北国街道を歩いて冬季限定おしぼりうどんを食すノルディック・ウォーク体験」は、冬の上田城・北国街道を辿りながらノルディック・ウォークや、郷土食の「おしぼりうどん」を楽しむというもの。今回は、ひと足先にそのプログラムを体験させていただきました。
地図には載っていないような細い道やレトロな街並を巡るプログラムは、ふだんはできない貴重な体験。トレーナーの方がスポットの解説もしてくれたので、より深く上田の街を知ることができました。
「おしぼりうどん」でからだがポカポカに「おしぼりうどん」とは、長野市から上田市にかけて昔から食べられてきた郷土食のひとつ。「うどん」よりも、つけ汁となっている「大根」が主役というおもしろい料理です。
使われている大根は「ねずみ大根」と呼ばれる小ぶりの地大根。辛味値が普通の大根の2倍以上もあるのでとにかく辛い! でも食べているとクセになる味わい。熱々のうどんと辛いつけ汁で、からだを芯から温めてくれました。「ねずみ大根」はビタミンCも豊富なので、風邪予防にも活躍してくれそうです。
「真田丸」の余韻に浸るもよし、少し足を伸ばして温泉や高原で自然を満喫するもよし、おいしい水と空気に育まれた食材で生まれる上田グルメを堪能するもよし。東京から日帰りでできる距離にある上田は、想像以上に身近で魅力いっぱいのリフレッシュスポットでした。
[VISIT長野県, 世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州]
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