1日を終えるときに、部屋を整理整頓するところからはじめましょう。一年の計は元旦にあり、といいますが、一日の計は朝にあります。きちっと掃除をした完璧な状態を目指す必要はありませんが、人を招き入れても恥ずかしくない程度には部屋を整頓して眠りにつきます。自分を大切に扱うということは、自分が心地いい状態をつくってあげるということでもあります。目覚めたときの自分が心地のいい状態をつくってから眠りにつくと、不思議と眠りも深くなるものです。

たとえば、キッチン。食材を手に入れて、調理をし、食べ、そして片付けるところまでが食の事、食事です。食べ終わってそのままゴロンとしたくなるかもしれませんが、使った調理器具や食器をきちんと洗って食器棚に片付ける。食器を洗ったついでに、シンクもさっとこすり、コンロ周りも拭いておきます。ここまで終えて、食事の終了です。

お風呂も同じように、入った後にそのままさっと洗います。温まっている状態、濡れたままの状態のほうが汚れは落ちやすく、手間もかかりません。バスタブを洗う無理な姿勢で腰を痛めることもないでしょう。ちなみに、無理な姿勢をとれば呼吸も乱れます。体のどこかを痛めれば呼吸も心も乱れます。

汚れは最初は、小さなチリやホコリです。そこに油や皮脂などが重なることでしつこい汚れになっていきます。チリやホコリであれば、はたきでさっとひと払いすればきれいになります。心も同じように、最初はちいさな違和感だったものが、だんだん大きくなっていくものです。汚れも心の違和感も溜めないこと。日々を楽に暮らすコツです。

今日の1枚:

朝晩が冷え込むようになってきました。火鉢を暖房器具として使っています。家の中に火があると、なんとなく気持ちがシャンとし、炭をあつかうときには、自然とマインドフルになるような気がします。

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心を穏やかにするものではない

しあわせには3種類あるらしい

体感覚に気づく、五感をフルに使って食事をしてみよう

そのイライラの原因、思い込みかも

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