もう年越しもすぐそこです。素晴らしい年を迎えるためにも、今から少しずつ、来年に向けた「心の準備」をしてあげるといいと思います。
なかでも、大切なことが人間関係の断捨離。思いやりがある人ほど、「でもご縁だから......」と言って、なかなか人と離れられないこともあるかと思いますが、そこはしっかりとシビアに見極めたいところです。
今回は、自分を大切にしてくれる人のみと付き合えるよう、「人間関係を苦しめる人かどうか」を見極めるポイントについてお伝えしていきたいと思います。
表面的なことにこだわるかまず最初に大切なことが、その人がどれくらい表面的なことにこだわっているかということ。
たとえば、露骨に容姿やブランドの話はしないけれど、なんとなくきれいな人に対してだけ態度が違う......とか、権力者に対してはどこか肯定的なことばかり言うけれど、目下の人に対しては上から目線で接している......など。
見栄えや権力などを無意識で気にしている人は、人生の軸が「美しさ」「ブランド」「お金」「権力」「地位」などになっているため、人間味あふれる付き合いになりづらいです。将来的には浮気される、助け合えないなどの事態につながる可能性もあります。
思いやりをもって接し、こちらが助けてばかりいると、いつか手のひらを返されることもありますから「本当に助け合うことができるのかどうか」「表面的なこと以外の優しさや絆をどれくらい大事にしているのか」を見極めてみましょう。
被害者意識が強いか人間だれしも、できないことがあったり、良かれと思ったことが裏目に出てしまったり、相手の意に100%添えないこともあると思います。
わざと傷つけたわけではないけれど、結果的に喧嘩になることもあります。しかし、謝罪してもずっとその事を根に持って何ヶ月・何年もぐちぐちと言うような人は、依存傾向が高く、常に他人のせいにして生きていたいというニーズが無意識的にあります。
そういった人とは対等に助け合ったり、同じ目標のために一緒に乗り越えたりしにくく、結果的に気を遣い続けることに疲れてしまったり、将来的に寄りかかられてしまったりと、関係にヒビが入ってしまう可能性があります。
「許す」ことができる人かどうか、これが発展的な関係を築けるかどうかの軸になります。
非を認めて改善できるかたとえば間違ったことをしてしまったとき、あるいは自分が未熟で判断が違ったとき、「自分が悪かった。だから改める」と非を認めて自己改善できる人ほど、お互いに思いやりを持った関係をつくりやすいもの。
「でも、あれは自分のせいではなかった......」と別のことのせいにしたり、事実を自分の都合のいいようにねじ曲げて解釈するような人は、何が起きてもそのクセを続けます。
こういう人と関係を続けていると、自分との関係のなかでも非を認めてもらえず、「お前のせいだ」と言われて傷つくといった展開になりやすいです。
優しい人ほど、相手のことを思いやりすぎて、自分が傷ついても我慢して相手を受けいれてしまいがちです。来年こそは、これらの教訓を胸に、自分が負担を感じるような人間関係から距離を置き、あなたの感性や誠実さ、努力にふさわしい関係性をつくっていってください。
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