世界幸福度ランキングで上位を占める北欧諸国。美しいデザインや色柄のアイテムだけでなく、いま北欧の暮らし、そのものに注目が集まっています。一方、われらが日本の幸福度は157ヵ国中53位......。この違いはどこにあるの? 幸せな暮らしってどんなもの? その答えのヒントを、『TOKYO DESIGN WEEK 2016』の一環として行われたIKEAのトークイベントで見つけました。 一瞬一瞬を特別に感じること (写真左から順に)IKEA Life at Home and Range Project マネージャーのリオー二 ホスキンさん、イケア・ジャパンCEOのヘレン・フォン・ライスさん、建築家の平田晃久さん

トークイベントに登壇した、いわば"暮らしのプロ"である3人のトークには、私たちが幸せな生活を送るためのヒントが詰まっていました。

まず幸福度が高いひとに共通することは、家が好きなことだと3人は言います。実際に北欧には、家で過ごす時間が好きだというひとが多いのだそう。
北欧と日本の大きな違いは、どの瞬間も特別にしていこうとする気持ちがあるかどうか。北欧では、自分の持てる空間をどう快適にするかを大切に考え、家の中での過ごし方を工夫しているのだと言います。

ブレイクタイムを過ごすのにも、北欧のひとはすべてにおいてストイック。新しいケーキのレシピに挑戦し、盛り付ける食器にこだわり、居心地の良い空間づくりをする......。なんでもない日のブレイクタイムですら、あらゆる手を尽くし特別な瞬間にしてしまうのです

デザインにもこだわりを

シンプルでありながら、ひとひねりあるデザインが魅力的なIKEA。どんな瞬間も特別なものにしようと、食器やインテリアにも人一倍こだわる北欧から生まれたブランドであることにもうなずけます。

IKEAの家具が世界中のさまざまなライフスタイルの中で愛されているのは、常によりよい製品をつくることで人々の暮らしをよくしたいという北欧文化を色濃く反映しているからではないでしょうか。

11月7日(月)まで開催中の『TOKYO DESIGN WEEK 2016』のIKEAのブースでは、IKEAの世界観や商品を体験的に感じることができます。ブースにある商品の中でも特に気になったのは、コードなしでスマホの充電ができるランプ

専用のカバーやパネルを取り付けることで、指定の位置にスマホを置くだけで充電できるというアイテム。実際にスマホが充電されている様子を見ることができ、IKEA店頭ではできない体験ができるのもブースならではの楽しみです。

3人の話を聞き、北欧文化を色濃く反映しているIKEAの商品を見ていたら、少しいまの暮らしを見つめなおしたくなりました。

TOKYO DESIGN WEEK 2016

開催期間: 2016年10月26日(水)~11月7日(月) ※11月1日は終日閉場

開場時間: 11:00〜21:00 ※最終日は20:00まで

入場チケット: 2,500円

image via Shutterstock

(マイロハス編集部/高山)

RSS情報:http://www.mylohas.net/2016/11/058316ikea.html