それから、この駅のあの場所のあんな店に、どんなものが並んでいるか。なんとなくでも把握できていると、急いでいる時にだって便利。私は東京駅と品川駅に、お弁当はあそこでこれを、お土産ならばここやそこであれをと、定番の存在に何度も助けられてきました。
あらかじめ駅での行動がイメージできるので、5分や10分の短い時間の中で、ささっと買い物を済ませることができます。それというのも、余裕のある日のお土産物屋巡りのおかげ。定期的に新しいお菓子や名物・流行を知ることができて、贈り物選びの勉強にもなるのです。
東京駅でビスケットを2箱買いターミナル駅で選ぶのは、ほぼお弁当やお土産ですが、時に自分用のおやつにも手がのびます。最近、東京駅構内の「Fairycake Fair(フェアリーケーキフェア)」で求めた「MY BISCUITS」もそう。訪ねる先へのお土産と、自分の分と、2箱買い。
イラストレーター・前田ひさえさん画の箱の中身は、ピンクにイエロー、白や茶と、色とりどりのビスケットとショートブレッドの詰め合わせ。帰宅してからゆっくりと、お茶を入れて味わうのだとイメージすることが、その後の仕事の活力にもなりました。
そうして無事に家に帰り着いたところで、ほっとひと息、おやつの時間。小麦とバターのふっくらとした香りに、疲れがひゅーっと吹き飛びます。後日、お土産として差し出した相手からも、「特別なおやつの時間を過ごしました」と、嬉しい便りが届きました。
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