今回は、潜在意識のメカニズムを使って、実現したいことを叶えるためのコツを3つお伝えしていきたいと思います。
自分を心から愛してあげる願いを叶えるコツとしてよく伝えられているのが、「物事をポジティブに捉える」という思考法です。これは、ネガティブなことが起きていたとしても、自分の潜在意識=心の状態を変えることで、それが現実に反映されるというもの。たとえば、危機に直面したとき「でもこの後、絶対にチャンスに変わる!」と念じることで、実際にその後の現実が変わっていく......という思考法があります。
けれど、実際には多くのひとがなかなかできていないのが現実です。なぜなら、よほど心の強い人でなければ悪いことが起きたとき、そちらへと感情的に引っぱられてしまうものだからです。
こうしたときは、無理にポジティブシンキングをするよりも、「悪いことが起きて傷ついている自分」を「かわいそうだったね」と心情的に理解し、体を労り休ませてあげる。味方になってくれる人に助けを求めるなど、「自分自身を心から愛してあげる」ほうが、自分の潜在意識の状態を変えることができます。
大切なのは、自分の心を無視して無理矢理ポジティブになろうと言い聞かせることではなく、「自分の心の状態を整え、癒し満たす」ことによって、自分を変えることです。
まずは自分が変わってみる次に大切なことが、引き寄せとは他力本願的な願いの叶え方ではなく、あくまで「自分自身が在り方や態度を変えることで、どんどん現実が変わっていく」ということです。
私たちは、どうしても人との関係性を変えたいと思うときに「相手に変わって欲しい」と願いがちですが、これだと「相手に欲求して、無理に変わることを強制している」という支配状態になってしまいます。すると、相手も無意識にこうした強い欲求を感じ、余計に反発してきます。
こうした場合は、あくまで「相手を変えたい」という目的を置くのではなく、「自分自身が相手を愛する」「積極的に許す」「相手を理解する」など、自分が変わることを念頭に置いてみてください。
人は、自分が思う以上に、影響力を持っています。自分自身が変わろうとすると、今まで拮抗していた互いのコミュニケーションパターンが変わることで、結果的に相手の態度も変わることが多いのです。
自分の感情と欲求を知る最後に重要なのは、あくまでも自分の潜在意識が願ったことしか叶えられないと念頭に入れておくことです。たとえば、結婚したいと思っていたとしても「どんな男性がいいのか」「相性のいい性格はどんな人か」「人生でどんなことを大切に生きていたいのか」など、望むものがはっきりと分かっていなければ、潜在意識は願いを叶えることができません。
だからこそ、普段から自分の気持ちや欲求に敏感になり、「私はこれがしたい」「あの人の生き方が好きだから、私もその願いを叶えたい」など、きちんと目標設定をしてみてください。
そのとき、嫉妬や「どうせできないだろう」という心のブレーキを外し、純粋に「いいな、私もしていきたい!」と意欲と憧れの気持ちを持つことで、潜在意識をポジティブな状態に保つことができます。
自分への愛と主体性、そして自分の要求を心から知ること。こうして自分との付き合い方を変え、自分を変えることで、どんどん新しい現実を呼び込んでいってくださいね。
image via Shutterstock
この記事を気に入ったら、いいね!しよう。
Facebookで最新情報をお届けします。