オリンピック選手のメダルラッシュで沸いた夏の日本。親の教育法や環境についての考察が行われるなか、子どもの才能を開花させるための「食育」の重要性があらためて注目されたように思います。 強靭なからだ・精神を培う食事法

いまアスリートたちに人気なのが「鹿屋アスリート食堂」。ひとり暮らしで料理がちょっと苦手な人、健康に気を使ういそがしい社会人やプロのアスリートなどにも支持される食堂で、マラソン愛好家たちのちょっとした憩いの場ともなっています。とくに夏から秋に変わり、天候から体調が変化、乱れがち。それに正しい食事が大事だとわかっていても、きちんと自炊して良いものをどう補うかを考慮するには、意外と手間がかかるものです。

手軽に、おいしくて健康的な食事を摂りたい。そう願う人たちが通うアスリート食堂は東京には両国や丸の内はじめ4ヶ所あり、大阪にも。「アス弁」と呼ばれるテイクアウトやデリバリーもお願いできるようになりました。

tokyo JPNさん(@itm.1103216)が投稿した写真 - 2016 8月 27 8:48午後 PDT

こんなに食べてもいいの? と言うぐらいボリューム満点

そのおおもとは鹿児島の鹿屋市からスタート。国立大で唯一の体育大学・鹿屋体育大学はオリンピック選手を多数輩出する学校として有名で、長島未央子講師がスポーツ栄養学に基づいたメニューを考案し「バランス定食」と呼ばれるごはんを提供。個人の予算に合わせた健康食堂が人気を呼び、全国展開となったのです。

カロリー計算も栄養素も一目瞭然

ごはんは白米かアス米と呼ばれるブレンド米からチョイス。おかずは月替わりで10種類以上から選べ、その種類の多さにも驚かされるのですが竜田揚げや生姜焼き、ハンバーグなど皆が好きなものも含まれているのがうれしいところ。

jacksonさん(@jacksonbrowne75)が投稿した写真 - 2015 8月 2 9:29午後 PDT

アス米の色がきれい。野菜たっぷりがうれしい

Mitsuki Endoさん(@mickyyy410)が投稿した写真 - 2016 9月 7 9:35午後 PDT

揚げ物があることがうれしい!

満腹になるだけでなく、厳しくなりすぎない「食事を楽しむ」スタイルも人気。会社帰りに一杯楽しむための「お酒と楽しむ主菜」というアス食流小鉢が用意されています。アスリート食堂には管理栄養士が在籍しているため、運動のためのからだ作りや、好き嫌いについて相談できることも心強い。さらにレシートには自身の食したごはんのカロリー・塩分はじめたんぱく質などの摂取栄養素が打ち出されるため、自宅で本格的にレコーディングしている人を大きくサポートしてくれるのです。

食事構成が一汁一飯三主菜というわかりやすさが何よりも魅力。家庭でも毎日の食事のバランスを考える際のヒントとなりそうですね。『アスリート食レシピ(鹿島アスリート食堂 著・アスペクト)』の本も現在人気だそうで、お弁当づくりにも参考にしたいものばかり。そのほか、子ども連れのお菓子作りや栄養講座も行っているそうなので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

鹿屋アスリート食堂

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