旅行にも便利な万能コスメ
タヒチやハワイなど、太古の昔からモノイ・オイルを日常的に使うポリネシアの人々は、年中降り注ぐ強烈な陽光と海からの潮風にも負けず、つややかな肌と髪をもっています。それは、ココナッツオイルのもつ美容効果によるものといわれます。以下のような力があるとされ、タヒチでは赤ちゃんのスキンケアにも使われるそうです。
・肌を乾燥から守って潤す保湿効果
・肌をやわらかくするエモリエント効果
・SPF9に相当するという研究もある天然の日焼け止め効果
・日焼け後のほてりや炎症を抑える鎮静作用
・冷たい海水や風で肌が冷えるのを防ぐ保温効果
・ニキビなどの肌荒れやキズを治す殺菌作用
・頭皮をケアすることにより抜け毛や白髪の予防
※医薬品ではないので、効果を保証するものではありません
軽い質感でベタつかないので夏にも使いやすく、頭皮の脂が気になるときにはシャンプーの前にモノイ・オイルでマッサージするとスッキリします。さらに、後述するように香りもとっても魅力的なのでバスオイルや香水にもなり、まさに万能マルチコスメなのです。旅行のときもこれ1本持っていけばすむという優秀さで、私は1年中手放せません。
いきいきとした香りの秘密は、贅沢すぎる手法
モノイ・オイルの香りの良さは世界中で絶賛されています。この香りは、アンフルラージュのように、手摘みしてすぐの花をそのまま油脂に浸してダイレクトに香りを移す手法で得られるもの。時代遅れとも思えるほどの手間と時間がかけられ、生花をたっぷり使う極めて贅沢な方法でもあります。蒸留などの方法では失われてしまうデリケートな成分までも抽出できるので、まるで本物の花のようにいきいきと強く、かつ繊細な香りになるのが特長です。ベーシックなティアレのほかにも色々な花がこの香油に使われます。
モノイ・オイルを塗ると、まるで自分自身がお花になったかのように鮮やかな香りが肌から立ち上ります。オイルベースゆえに丸一日ほのかに香りが持続するのも気に入っていて、私は香水がわりにもしています。この香りは男性からもかならず褒められる、キラーアイテムでもあります(笑)。
その魅力に有名ブランドからも熱視線が
私が2年ほど愛用している「ハワイアン・クラシック・パフューム」のモノイ・オイルはとっても上質。小さいメーカーですが、古来のやり方で真摯に生産しているので信頼しています。モノイと同じ抽出手法のオイル・パフューム(香水)も素晴らしく、私は「お姫様の香水」と呼んでいるほど、その質は別格です。
ボトルのなかに花びらも一緒に入っていてかわいい
タヒチはフランス領なので、フランスやイタリアでは以前からモノイ・オイルは一般的に知られていましたが、最近はその魅力が世界的に広まって、「ヘイ・ポア」や「ティキ」といった古参メーカーだけでなく「NARS」などの有名ブランドからも発売されています。
日本でも手に入りやすくなるのはうれしいことですが、注目が高まるほど粗悪品も出回りやすいので、購入前には成分をぜひチェックして。一流品はココナッツオイルとお花(お花由来の香り成分)だけでできています。本物のモノイ・オイルに出会ったら、その万能さと香りにきっと虜になってしまうはず。
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