ムダ毛とメディア、女性の自由
いまフランス人女性の間で話題になっているインスタグラムがあります。その名も「プリンセスには毛は生えているものよ(#lesprincessesontdespoils)」。ある一人のフランス人女性アデル・ラボさん16歳によって立ち上げられました。ムダ毛にこだわる世の流れに嫌気がさした彼女は「女性にこそ意思決定があり、常にかかるまわりからの美の圧力にはこりごり」とコメント。体毛を剃るのを一切辞めたことを公表したのでした。
すると彼女の勇気ある行動に25,000人以上の共感する声が届き、賛同して同じく毛を剃らない女子たちが出現。あるがままで自然な姿を受け入れること、また「剃りすぎる」トレンドに疑問を持っていた人たちによって画像などが投稿され続けています。
Ravishlyさん(@ravishly)が投稿した写真 - 2016 7月 25 4:32午後 PDT
「剃らないこと」は普通じゃないの?
Сидоренко Олесяさん(@olesiacosmetik)が投稿した写真 - 2016 7月 18 7:54午前 PDT
ハリウッドにもその波が
剃るのも剃らないのも本人の意志
当時筆者がドイツに来た際、とても驚いたことがあります。それはワキ・脚・腕など、ありとあらゆる体毛をそのままにしている女性を見たこと。個人の意思とエチケットの境界線について考えてしまう出来事でした。たしかに宗教上の理由からあえて自然なままで放置している人もいます。一方、脱毛することが個人にとって心地よい習慣となっていることもあります。ただ毛のないきれいな女性のカラダはセクシーとされるイメージが少なからずメディアによるものも事実です。
剃るのも、剃らないのも個人の自由。そう考えるドイツでは、ムダ毛があっても気にしない男性も多いとか。日本ではどうでしょうか?
[#lesprincessesontdespoils(Instagram)]
photo by Thinkstock/Getty Images
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