炎症を抑え、殺菌効果も併せ持つ
海外では「キャスターオイル」と呼ばれるひましオイル。
何世紀も前からアロマセラピーはじめ、医療の現場でも使われています。薄いレモンイエローをしていて、無臭。サラダオイルをトロリと重くしたような粘度を持ち、洋服についてしまうとシミが落ちにくいことでも有名です。
その一方ビタミンE・プロテイン・ミネラルが豊富であるのに食用には適さないこと、炎症を抑えたり殺菌効果が高いことからも、シミ対策はじめ海外では様々な美容法に使われはじめ、人気を呼んでいます。
海外サイト「DIY」によると、ひましオイル使用法は本当に多岐に渡るのだとか。
・ハサミの切れをよくする
・夜寝る前にまぶたに塗ることで、翌朝まぶたのハレを取って目がぱっちり
・頭髪に少量すりこみマッサージするとフケ予防になる
・関節痛に効く(ターメリックかカイエンをオイルと混ぜるとなお良い)
・モグラ対策に(7.5リットルにカップ1/2のオイルを混ぜ、モグラの穴の上からかける)
・小さじ一杯のオイルをジュースに混ぜて朝飲むと、お通じが良くなる
・妊娠線、クマ予防に
・靴ずれ予防と治療、また痛み、かゆみに
・発毛剤に(まつげ・眉毛・頭髪)
・髪の枝毛の予防と修復
・つやつやリップのケア
・関節痛・筋肉痛を和らげる
・バクテリアの殺菌に効果的、ニキビの炎症を抑える
・不眠症対策に(まぶたの上に薄く塗ると眠りに入りやすいそう)
・分娩を早くする
・痔対策に(オイルをしみこませたコットンを15分ほど局部に当てる)
・健康的なネイル(甘皮のお手入れにも良く、健康的できれいな爪を長く伸ばすのによい)
(DIYより翻訳引用)
使用量を守って
さまざまなことに効果のある魔法のようなひましオイル。
今までは長く育ったまつげはすぐに抜け落ちてしまいましたが、私自身ひましオイルを使い始めてから毛根がしっかりしてきたのか、抜けにくくなったと感じます。
しかし美容に良いからといっても、使うほどよいかというとそうでもないようです。
国際連合食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)によると、一日の適量は大人で大さじ一杯、子どもは小さじ一杯だそう。
また、よく問題とされるのが原材料のトウゴマに含まれる毒性たんぱく質のリシン。薬用に抽出されたキャスターオイルには毒性はなく、アメリカ・コーネル大学の実験においてもその安全性が保障されています。
使用量を正しく守って安全に使えば、私たちの生活のあらゆる場面で役に立ってくれそうです。
[DIY]
photo by Thinkstock/Getty Images
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