梅雨にはプチ不調があらわれがち
先週、21日(火)は「夏至」でした。北半球では、1年のうちでもっとも昼が長い日。ですが、日本では梅雨の真っ最中。昼が長いというより、もっとも湿気の多い時季というほうがしっくりきますよね。ジメジメとした日が続くと、冒頭のようなプチ不調を引き起こしやすくなります。
さらに、雨の日は外出を控えがちになるので、体を動かす機会が減って、知らず知らずのうちにストレスをためてしまうことも。なんとか気分を発散しようと、衝動買いや過食に走ってしまったら大変です。
ハーブティーでスッキリ元気に
そんなときに味方になってくれるのが、香り豊かなハーブティー。体も心もスッキリしない梅雨時に、きっと元気を与えてくれますよ。以下にご紹介するハーブは、とくにこの時季にオススメです。
ローズマリー
スッとしたスパイシーな香りが特徴で、脳の働きを活性化して記憶力や集中力を高めるといわれています。ぼーっとした頭をスッキリさせたいときにぴったりです。大切な打ち合わせやプレゼンの日の朝は、目覚めの1杯にローズマリーティーを飲んで出勤を。
オレンジピール
柑橘系の甘酸っぱい香りが、気分をリフレッシュしてくれます。不安や緊張をほぐして、気力を回復させたいときに。ストレスによる胃腸の不調にやさしく働きかけるので、元気不足で食欲がでないときにも効果が期待できます。
梅雨冷え対策にも
また、「梅雨寒」という言葉があるように、この時季は季節外れの寒さにも要注意です。体の内側からじんわりと温めてくれるハーブティーで、梅雨の冷え対策を抜かりなくおこないましょう。体内循環が良くなると、肌がいきいきとしてきてツヤ感のアップにもつながりますよ。
ジャーマンカモミール
リラックス系ハーブとして有名ですが、体を温かく保つ働きがあることも知られています。ストレスや不安感をやわらげ、心身をほっこりさせる効果も。穏やかでやさしい味わいが特徴で、ミルクティーにしていただくのもオススメです。
シナモン
料理などで広く使われるスパイスです。全身の機能を活性化して、血液の流れを良くし、新陳代謝をアップする作用があります。ウッディな香りで、甘みのあるスパイシーな風味が特徴です。
ハーブティーのたしなみ方
ハーブティーを飲むときには、カップに口をつける前に、まずは鼻を近づけて。深呼吸をしながら、立ち上る湯気とともにハーブの香りをかげば、雨の日だって心は晴れていくのを感じるはず。
どのハーブティーにしても、効果を期待しすぎて一度にたくさん飲もうとしないでくださいね。おいしいと感じるものをマイペースに続けていくのが、自然のリズムにあわせた養生法を実践するコツです。
飲まない日があってもかまわないのです。だって、今の自分に必要なものは、ちゃんと体が知っているのですから。飲みたいときに、飲みたいお茶を、飲みたい分だけ。自分の五感にしたがってハーブティーを楽しんで、梅雨を気持ちよ~くのりきりましょう。
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top-image,herbs,chamomile-tea via Shutterstock
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