色々な環境が変わる4月から、ゴールデンウィークも終わり、これからは五月病という言葉もあるように、多くの方が停滞しやすい時期。
この心理的なマンネリを解消し、夏に向けて新鮮な気持ちで臨んでいくためには、どんなことをどんなふうにしていけばいいのでしょうか。
今回は、この時期に効果的な、モチベーションの上がる新しい習慣の作り方についてお伝えしていきます。
●普段していることに、ワンランク上の課題をプラスする
会社で仕事をしている方も、専業主婦で家事をしている方も、「ある程度、毎日同じことをする」という必要があると思います。書類を作ったり、会議に出たり、食事を作ったり......。
自分にとって、慣れている作業が続くと、蛇口をひねって水を出すように意識しなくてもできるようになっているため、刺激が生まれにくく、その状態が停滞した気持ちを招く原因になります。
そんなときは、慣れている作業の中に、プラスアルファの課題を追加してみます。たとえば、
○ 食事を作るときに「新しい野菜中心のレシピを憶える」を課題にしてみる
○ 書類を作成するときに「毎回、テンプレートにまとめて、再利用できるようにする」を課題にしてみる
○会議に出る時も「創造性のあるアイデアを何個以上出す」を課題にしてみる
などです。
こうして新しい目的を設定することで、向上心もわきますし、目的に向かって行動すること自体が自分の意識を新鮮なものにしてくれます。
プラスアルファの結果を出すことで、ヘッドハンティングを受けたり、最近では、作った食事の写真をブログに上げたことで書籍化された、という話もよく聞くようになりました。
●心残りになっていたことを、引っ張り出してくる
心理的に停滞する時期というのは、現実に新鮮さがない時です。
でも、新しく何かをする気持ちにまではなれない......。そんな時は、「過去、自分がやろうとしていた(やりたかった)のに、やれなかったこと」をもう一度引っ張り出してくるのも有効です。
たとえば、
○ ピアノを習っていたのに、受験でやめてしまった。でも、本当はもっと弾けるようになりたかった。
○ 大学時代、英語が得意で留学まで考えていたのに、結局、就職してから英語の使い道がなくなってしまった。
○ ずっと行きたかった海外旅行の夢があった。
などです。
遊びでも、習い事でも、得意なことでも、どんなことでも良いんですね。
新しく何かを創り出そうとすると、それはたくさんのエネルギーが必要になりますし、憂鬱な中で新しいことをゼロから憶えるとなると、それ自体がストレスになることがあります。
そんなときは「自分の中で忘れていた宝物」を引っ張り出してあげることで、心に情熱ややる気を取り戻すことができます。
●周囲に振り回されるのではなく、自分を軸にする
そして、このふたつに共通するのが、「自分が目的を創る」「自分がやりたいことを思い出す」というように、主体的に自分に軸を持つということ。
自分軸とは、言い換えると情熱のことです。
人はやりたいことや目指すことがあれば、それだけでエネルギーがわき出てきます。
逆に、どんなに現実を上手に生きていたとしても、自分が情熱を感じられないことであれば、そこに必ず鬱々とした気持ちや「やらされ感」が生まれてしまうんですね。
けれど、こうしてちょっと工夫してあげるだけで、もう一度あなたの人生に情熱を呼び込み、さらに自分に喜びやワングレード上の結果をもたらしてくれるようになります。
5月のこの時期をチャンスに新しいあなたになって、素晴らしい夏を迎えてくださいね。
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