インフルエンザの特効薬、エルダーフラワー
まず、欧米で「インフルエンザの特効薬」と呼ばれ、古くから親しまれているのがエルダーフラワー。エルダーフラワーは、発汗・利尿の作用が高く、血液循環を刺激して発汗を促し、身体の中の毒素を排出します。エルダーフラワーのエキスを含んだコーディアルもよく売っていますが、インフルエンザにかかってしまった時には、熱いハーブティーとして飲んだほうが、身体が温まって発汗を促し、熱を下げる助けになると思います。くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった花粉症の症状にもいいと言われているので、これからの季節、活躍してくれそう! クセのない味なので、他のハーブとブレンドしやすいのが◎。
免疫力が高まるエキナセア
免疫力を高めるハーブとして有名なエキナセアはハーブティーとして飲んでももちろん効果的なのですが、チンキ(植物からアルコールなどを使って 抽出した、濃縮エキス)もおすすめ。「エクレクティック エキナセア チンキ」は、エキナセアを飲みやすいシロップ状にしたもの。水やお茶などに溶かして使用します。家族や職場の同僚がインフルエンザにかかってしまって「うつりたくない!」というような緊急的な場合は、すぐに使えて便利です。
予防策としては、強力な殺菌力を持つタイムのハーブティーでうがいをするという方法もおすすめです。
身体にやさしいながらも、すぐれた薬効を持つハーブたち。インフルエンザが流行中のいまこそ、効果的に使って、元気に過ごしたいと思います!
※エキナセア、ジャーマンカモミールはキク科のハーブなので、キク科アレルギーの方は摂取を避けてください。
[エンハーブ]
text by 中澤小百合
ビジネス系出版社を経て、フリーランスのライターに。会社員時代に酷使してしまった心と体を癒すべく、暮らしに取り入れた自然療法の魅力にはまり、現在はアロマ、ハーブ、フラワーエッセンス、各種セラピーに関する記事を主に執筆。ペット専門誌で犬のホリスティックケアや愛犬とのロハスな暮らしの提案も。日本メディカルハーブ協会認定ハーバルセラピスト。