色の秘密は「アントシアニン」
希少価値が高いがゆえに高貴なものとして扱われている「パープルティー」。市場にある96%のパープルティーはアフリカのケニアから輸出されています。通常の若葉色した茶葉に比べ、パープルティーの茶葉は赤紫蘇のような色。ケニアの紅茶リサーチセンターの研究によると、非常に抗酸化作用が強いため、干ばつや霜といった暑さ・寒さ両方だけでなく、また害虫にも強いことがわかりました。この赤むらさきの秘密は「アントシアニン」。
調べてみると、アントシアニンにはさまざまな健康効果があるそうです。
アントシアニンの健康効果 視覚機能を改善する効果眼病予防効果メタボリックシンドロームを予防する効果花粉症を予防する効果「わかさの秘密」より引用
紫いもや紫キャベツ、ブルーベリーなどに含まれているものと同じ成分なんだとか。
ホットでも、アイスでも
インドのアッサム地方で最初に発見されたといわれるパープルティー。ご存知の通り、私たちも良く口にする緑茶やウーロン茶などはみな、ツバキ科の「チャノキ」、いわゆるカメリア・シネンシスと呼ばれる同じ紅茶の木から作られています。パープルティーもそう。茶葉の色がキレイで印象的ながら、抽出するときれいな赤紫色に。濃い見た目とは裏腹に、くせも渋味もなく、のど越しはすっきり。ホットでもアイスでも、またおやつの時間にもお食事の際にも違和感なく手軽にいただけます。
ドイツ国内にてパープルティーを扱うお茶のブティック「Paper and Tea」代表のヤン氏にお話を聞いたところ、
パープルティーは通常の紅茶や緑茶に比べてカフェイン量が断然少ないのが特長です。時間や、また飲む人を選ばずに気軽に皆が楽しめる飲料として、これから緑茶に変わって飲まれるブームの予感がしています。
と教えてくれました。日本でもこれから話題になりそうなお茶です。
[Paper and Tea]
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