あやめ、チューリップ、桜、お雛さま、つくし、鯉のぼり、わらび、たけのこ、いちご、牡丹。春をあらわす10種類のかたちにかたどられた手づくりラムネで、「高岡ラムネ」と呼ばれています。
材料は富山県産のコシヒカリをはじめとした地元のもの。ほんのり色付くピンクの元は、いちごの粉末。江戸時代創業の老舗菓子店・大野屋に大切に保管されてきた和菓子用の木型が使われていて、他にも「貝尽くし」「花尽くし」などのシリーズがあります。
口溶けがよく、ラムネが消えて姿を消してしまったあと、甘酸っぱさが残るのも風流です。
「高岡ラムネ」で、お花見気分に
高岡といえば、ドラえもんの作者、藤子・F・不二雄の故郷。昨年、「ドラえもん心の友の会」という個人サークル総勢14名で、北陸新幹線・新高岡駅を起点に、高岡~氷見へと、藤子・F・不二雄と、藤子不二雄Aゆかりの地をめぐる旅をしたとき。駅のみやげもの屋で「高岡ラムネ」の文字に気がつきながら、電車の発車時刻が迫っていたため購入できなかったので、いただたとき、わあっと感嘆。
ちょうどおやつどきの打ち合わせで、茶菓子として添えて出したところ「今年はお花見ができなかったのですが、こんな愛らしいラムネを前に、卓上で花見をしているようです」と喜んでいただきました。
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