手間をかけて作られた国産なたね油
岩手県南部、一関大東町にある「工房地あぶら」。ここでは「圧搾法」と呼ばれる昔ながらの手法で、国産なたね油が作られています。
まず窯でなたねをじっくりと時間をかけて焙煎し、圧縮。ろ過したものを缶で休ませ沈殿させます。沈殿した上ずみを鍋で加熱したら紙でこし、1週間ほどタンクで休めます。これを瓶詰めしたら、やっと完成に!
「なたねの産地は、北海道のもの。創業当時は、日本一の産地だった北海道滝川市や、たきかわ農協に電話し、原料をゆずっていただけないか交渉し、次年度よりゆずっていただけるようになりました。滝川の農家さんとも交流を深めながら現在にいたります。」
(「工房地あぶら」小野寺さん)
栽培する農家さんが限られていることに加え、鳥害があったり、質のいい国産なたねを確保するのは簡単なことではありません。
作り手の想いを次の世代へ
「良い原料に恵まれてこそ、おいしい油を作ることができます。美しいふるさとを、まごたちにも伝えていきたいですね。」
(「工房地あぶら」小野寺さん)
そんな想いで生まれたのが「まごとさ」。岩手県の方言で「まごたちへ」という意味です。
「まごとさ」450g 1,296円(税込)
「菜たね油」 820g 1,836円(税込)
パッケージは違いますが、こちらも「まごとさ」と同じなたね油です。もちろん添加物は一切入っていません。
炒めもの、揚げものだけでなく、生のまま蒸し野菜やお豆腐にかけてもおいしいです。なたね油には不飽和脂肪酸が豊富に含まれているので、記憶力や学習能力を高める効果も期待できるのだそう。
さらに、この商品の売上金の1%は被災地で活動を続けているNPO法人、ボランティア団体に対しての支援活動にあてられています。
作り手のひたむきな想いを感じながら、今日もありがたくいただきたいと思います。
[工房地あぶら]
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