たとえば、ゆっくり食事をしてみること。空腹を満たすだけの食事ではなく、仲良しの友だちや家族といっしょに食卓を囲んで、おいしいものを食べる、それだけでも楽しく幸せな気分を味わえます。
また、ゆっくり食事をとることには次のようなメリットも。
・じっくり味わえるので、食事の満足感が高くなる
・ゆっくり食べることで満腹感を得やすくなり食べ過ぎることが少ない
・一緒に食事をしている仲間とのコミュニケーションもしっかり取れる
でも、普段から時間に追われて、早食いの習慣がついている人は、みんなと食事をしていてもつい早く食べ終えてしまうという人もいるでしょう。
そんな人は、ゆっくり時間をかけて食事を楽しめる「70%ゆっくりと食事を楽しむカトラリー」を試してみるのもいいかも。
デザインを用いて、社会問題などに取り組んでいるオンカー・クラー・シンというイギリス人デザイナーがデザインした「70%ゆっくりと食事を楽しむカトラリー」。
これは、「Machine For Living / 現代人の抱える問題を解決するための道具」の中の作品のひとつです。
一見、普通のスプーンやフォーク、ナイフ。ですが、よく見るとどこかが欠けているのです。
スプーンに穴があいていたり、フォークのギザギザが1本少なかったり、ナイフの先が欠けていたり。これによって、必然的に食事のスピードが30%落ちてしまうのだとか。これなら普段食事のスピードが速いかたでも、頑張らなくても食事がゆっくりできますね。
無理なく、楽しくゆっくりとした食事を楽しむことで、心にゆとりが生まれ、身体にもやさしい効果が表れてくるはず。
春、新しい生活の中に、ちょっとユニークなカトラリーを取り入れてみは?