食材に関するこうした"ついうっかり"を経験したことがある人は多いはず。気をつけていても繰り返しやってしまう"うっかり"に毎回反省。
冷蔵庫の中身管理からレシピ提案まで
そんな"うっかりさん"におすすめなのが、アメリカのカリフォルニア大学卒業生を中心に開発されたアプリ「Foodfully」。買い物をしたときに登録することで、冷蔵庫のなかにある食材の賞味期限を教えてくれるというアプリです。
正直、それだけではちょっと目新しさに欠ける気がしますが、冷蔵庫のなかにあるものを使ったメニュー提案&レシピまでやってくれると聞けば、なるほどと頷きます。
しかも、レシピ提案は使用者の料理の腕前に合わせたものがセレクトされるというすごさです。
自分自身の「無駄」を実感
特筆すべきは、このアプリを使用することで食べ物がどのくらいの期間で腐るか(季節によってそれはじつに大きく変わることに注目)、そして自分がどれだけの食料を無駄にしているかといった気づきがあること。
いちいち買い物をするたびに買ってきた食材を登録するのは面倒くさいし、なんでもスマホや便利アプリに頼ってしまう生活に拒否感を感じないわけではありませんが、「Foodlfully」の機能には単に便利さの追求を目的としたところにない、作り手側のメッセージを感じました。
世のなかは様々な便利アイテムであふれ、それはますます加速度を増していくなか、重要なのは自分がどれを取り込みどう活用するかをデザインしていく「デザイン力」ではないかということに気づかされました。
廃棄される食料の解決策として、「Foodfullly」の活用はナイスアイディアではないかと思います。
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