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完全無欠の少年の話

2015/03/05 22:30 投稿

コメント:12

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  • 野崎弁当
  • むすめん。
こんにちは。野崎弁当です。

今日はいつもと趣を変えて、僕の好きな言葉を一つ紹介します。










「完全無欠の少年は

欠点だらけの大人になります。

でも欠点を克服できるから

人間はおもしろい」









これは、漫画『南国少年パプワくん』(柴田亜美/エニックス)第7巻の表紙のそでに書いてある、作者の言葉です。

漫画の登場人物の言葉ではなく、作者である柴田亜美さんの言葉です。






この言葉を踏まえ、

僕が中学生の頃の話をします。




中学校時代の僕は、自分で言うのもなんですが、完全無欠の少年でした。

勘違いかもしれないし、周りから見たら大したことのないやつだったかもしれないけれど、少なくとも自分では、完全無欠だったと思っています。

色々なことがうまくいき、色々な人からチヤホヤされていました。

要するに調子に乗っていました。




でも、決して何でもできたわけではありません。

運動は苦手だったし、ガリガリなので腕っぷしも弱い。

そのくせ短気で口は悪く、性格のひねくれた子どもでした。

成績も特別良い訳じゃなかったし、服のセンスは絶望的に悪かったです。

ついでに鼻炎と皮膚炎でした。




でも、そういう弱みが気にならなくなってしまうくらい、

自分の長所を発揮できていました。

長所を発揮しすぎて、たくさんあるはずの弱みが見えづらくなり、

時々短所が見えたとしても、それはただの愛嬌になっていました。




毎日がうまくいっていました。

完全無欠の少年でした。







けれど僕は、

欠点だらけの大人になりました。



高校、大学、社会人

時が経つごとにどんどん欠点が増えていきました。


増えていったのではなく、

最初からあった欠点に気づいてしまっただけなのかもしれませんが、

何度も壁にぶちあたり、

何度も挫折を味わいました。





思えば僕は、

中学生時代、自分の長所だけで毎日を乗り切っていました。

それはつまり、

自分の欠点とちゃんと向き合っていなかったということです。


自分の欠点にフタをして、

自分の得意なことだけを見ていました。





そのツケが回ってきたのです。


高校、大学、社会人と、大人になっていくにつれ、

自分の悪いところにしっかり向き合ってこなかったという事実が、

表面化していきました。



周りの友達は成長し、関わる大人は増えていくのです。

中学生の頃は誤魔化せたことも、

どんどん誤魔化しがきかなくなっていきます。



長所だけでカバーできるようなことは少なくなり、

いつしか、長所よりも欠点が目立つようになっていました。

僕は、自分自身の欠点に、すっぽりと覆い隠されていたような気分でした。





「どうしてあの頃に気づかなかったんだろう?」

そんなふうに思うこともよくありました。



「もう一度中学時代からやり直したい」

そんなふうに思うこともよくありました。





でも、

柴田亜美さんの言葉は教えてくれます。




「完全無欠の少年は

欠点だらけの大人になります。

でも欠点を克服できるから

人間はおもしろい」







欠点は、克服できるものである。




時間はかかるかもしれないけれど、

ちゃんと自分に向き合いさえすれば、

欠点は克服できる。



そんなふうに思って、

自分を鼓舞して、

ゆっくりではありますが、一つ一つクリアしていきました。





まだまだ道半ばですが、

一つクリアしていくごとに、

世界の見え方も、

人生の楽しみ方も、

どんどん変わっていきます。



できなかったことができるようになることは、

すごく嬉しくて楽しいことです。


欠点を克服していくということは

やはり、すごく嬉しくて、楽しいことでした。







完全無欠だったはずの少年は

欠点だらけの大人になりました。

でも欠点を克服できるから

今、とても人生が楽しいです。


コメント

かさね
No.11 (2015/03/06 14:01)
柴田亜美さんは、マンガのセリフもご自身の言葉も心に響くものが多いです。
あの言葉を同じように感じている人がいると知ってとても嬉しく思います。
野崎さんの言葉も心に響いてきますね、きっと人柄があらわれているのだろうと感じます。
つまとだんな
No.12 (2015/03/08 08:38)
オジサンになっても なかなか自分の欠点がなおせません・・・ いまだに気づかなかった自分の欠点を上からも下からも指摘されることありトホホです 
最終的に やっぱり長所に逃げて回避してしまいます 欠点に向かう姿勢に敬意を表します
蒼閥狼
No.13 (2016/02/11 21:51)
もう手遅れかもしれないですが、これから欠点を直していこうと思いました。
私はこれといった長所もないので完全無欠とは程遠く、欠点を長所に逃げるのではなく、隠し通してきました。
我ながら笑ってしまいますが、その辺の頭はキレるようです。
よく友人などの相談に乗るのですが、ほとんどがブーメランで自分の言葉なのに容赦なく刺さってくることも多いです。
ただ、野崎さんのこのブログを見て私は今のうちに出来るだけ欠点を直していこうと思いました。
大人になってからだとプライドなどもあり、欠点と分かっていてもなかなか直せないということになりそうだなと思ったからです。
野崎さんのような強い大人にはなれそうもないです。
ですが私はまだ学生なので、意地でも間に合わせようと思います。たとえ手遅れでも。

ちなみに、私の最大の欠点は「不真面目さ」です。
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