「全てを終わらせる終焉の秘術、マダガスカル・アテンションプリーズ・バスターZ!」
俺は両腕を天高く掲げる。
すると、目の前にいた短髪の友人がめんどくさそうに体を傾けながら、実にやる気のない声をあげた。
「ウワーヤラレタワー」
……まあいい。
その勢いのまま、後ろに立っていた残りの二人を煽るように説明じみた台詞を放つ。
「秘術を発動させてもらったぞ! 人類は滅亡する!」
「ナンダッテー」
……全然驚いてない。
背の高い友人の間の抜けた反応に負けじと、再びキメ台詞を叫ぶ。
「貴様ら人類に悪の心がある限り、私は何度でも蘇るのだ!」
「ホントウカーケンター」
……締まらない。
制服を着崩した友人が放った台詞だと、ラスボスが俺そのものになっちゃってるじゃないか。
「おい……なんだよそのノリの悪さはよ。そこはケンタじゃなくて魔王だろ。しかもみんな棒読みじゃん」
「いや、だってさ……。な
コメント
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次も楽しみにしています。頑張ってください!
(ID:3885201)
めっちゃおもしろかったです(゚∀゚)wwww
最初はパラ読みしようかとおもったのに気づいたら声だして笑ってました…
100m11秒台おそるべし…
(ID:19052079)
元西中の頭だった山田さんと元東中の理事長だった山本さんが非常に気になるwww