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エアコンの20年分のヤバい汚れを掃除した

2018/07/13 17:30 投稿

コメント:10

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今年は梅雨が早く開けたらしい。日本では一般的に8月が暑いということになっているが、本来夏至に近い時期のほうが日照力は強いので、この時期の晴れは日中の温度上昇が格段に強い。つまり体感的には今がめちゃくちゃ暑い!という理屈になるはず。

そんなわけで、ずっと放置したままの倉庫&作業部屋のエアコンを掃除することにした。
そのエアコンがこれ。97年製。21年物。


掃除するのが面倒だしめちゃくちゃカビが生えているので全く使っていない。たぶんフィルターを以外はほとんどまともに掃除されたこともなさそう。


まだこの距離ならそんなに汚く見えない?


ホコリを被っている&ホコリが詰まっている…


まあこの部屋は大掃除もしていないので。


前面パネル開けてみた。フィルターの目詰まりがすごいけど、この程度は一人暮らしや小さい子供のいない家だと稀によくあるやつ?


フィルターの奥のアルミフィン(細かいアルミの板)にもホコリと、黒い汚れが。ちなみにエアコンはこの横に走ってるパイプに冷たい冷媒が流れて、冷やされたアルミフィンの隙間を吸い込まれた空気が通って冷気を噴き出す仕組み。冷気を逃がす逆ヒートシンク。


冷気を出すところのフラップ。完全にカビている。しかしこれだけではない。


外がカビてる場合、奥は10倍、そのさらに奥は100倍カビている。

想像して欲しい。エアコンは空気を吸い込んで冷却し、それを外に排出する。カビは胞子を作ってそれを風と共に拡散する。つまりカビたエアコンは、カビ胞子拡散マシーンなのだ。だから重度のアレルギー性鼻炎の自分は使っていなかった。

しかし、この夏はそうもいかなそうなので、徹底的に掃除をするぞ


フィルターに積もったホコリ、もはやフェルトみがある。


そのまま洗うとホコリが流しに溜まりそうなので、先に掃除機で吸い取る。少しベタつきがあって吸い込みが悪いのでハケも併用。ちなみにこのハケは掃除用の豚毛のハケで、ホームセンター等で400円くらいで買える。毛足が長く、隙間の掃除やホコリの掻き出しで作業効率が格段に上がるので、一本あるとオススメ。


ホコリは取れたけど隅っこに汚れが残っているので後で洗う。毎週フィルター掃除する分には、掃除機をかけるときに一緒に吸う習慣をつけると忘れないで良いと思う。


隙間のホコリもとりあえずハケで掻き出してみた(ただしこの手順は後述する理由でこの段階でやらないほうが良い)。この辺は本来大掃除とかで年二回もやっていれば溜まらないのでは。


エアコンはわりと簡単に外装が外せる。ただし近年の各社上位2つくらいの貴族向けエアコンは、自動お掃除ロボとかが前面に装着されているので、容易に分解できない。まあ貴族の方は余裕で業者に頼めるから関係ないよね。複数台まとめて頼めばボリュームディスカウントが効くし、梅雨より前に頼むとだいたい安い。


さて外装を外したネイキッドなエアコン。前面パネルをハケで払ったせいでホコリを被ってしまった。大きいホコリの塊が詰まると面倒なので外してからやるべき。


仕方ないので大きなホコリの塊を吸引。微細なホコリは後で洗浄してしまうので本来不要な手順。ちなみにアルミフィンは、掃除機のような硬いものをぶつけるとすぐ曲がるので、イライラ棒(死語)的な面倒くささ。

されここからが本番。このフィンや吹出口を洗浄していく。普段であればエアコン洗浄用のスプレーで流せば良いと思うけれど、今回は20年分と思しき汚れがあるので、別のものを用意した。


農業用とかで使う手動ポンプ式の4L噴霧器。通販で送料込み1500-2000円くらいで買える。


洗剤はスプレー缶だと中性洗剤が入っているけれど、今回はカビ汚れを浮かすべく緑のマジックリンを選択。300円くらいだったかな?ちなみにアルカリ性洗剤。ただアルミもプラスチックも強いアルカリでは若干腐食されてしまうので、10倍程度に希釈。
スプレーと違って後で水ですすぎも必要だし割と面倒だけど、20年の時を戻すには仕方ないところ。スプレータイプを直にシュッシュする人もいるけれど、どっちがいいかな?

エアコンに直に吹き付けると、当然飛沫は飛ぶし下から液が垂れるので、ビニールで丁寧に養生することにする。


農業用ポリフィルムとマスキングテープ。ポリフィルムは100mで1000円くらい?室内で研磨作業するときに埃よけで家具にかぶせたり、車の近くで塗装するときにも重宝するので、一本あると大変便利。あとテープは50円くらいかな。合計100円分くらい使用した。


とりあえずこんな感じにしてみた。エアコンの空気が通るところは元々結露するので水が入っても影響ないけれど、右側の電子部は当然水がかかると故障してしまうので(アルカリ洗剤なら腐食されるのでなおヤバい)余裕を持ってテープ等で隔離。噴霧が隙間を抜けるので、ここを超丁寧にやらないと詰む。最近のあちこちにセンサーや機械が付いてるやつは大変そう。


垂れた水は下のバケツで受けるけれど、絶対漏れまくるので床も広大にカバー。これ絶対やらないと後で後悔するやつ。


近くのコンセントも一応保護しておく、ヤバイところはとりあえず保護。じゃないとヤバイ(語彙)。


これを外し忘れていたので外す。きたない…。ちなみに機種によってこのパーツは破損しやすい気がする。そしてはめるときにも苦労するやつ。

ちなみに噴霧器はこんな感じで噴出方法を調整できる。

霧ででるやつ。


レーザー的なやつ。


エアコン洗浄スプレーのように、レーザー気味にした状態で吹付けていく。手動式ポンプとはいえ大型なので、スプレーより圧が強い!


吹き付けるとこんな感じで洗浄液がバケツに落ちて溜まる。ちなみにフィンを吹くと室外機側にもちょっと出る。そのなにまだ汚れは出ていない。


吹き付けて少し置いたら、丁寧に歯ブラシをフィンに沿ってゴシゴシ磨く。フィンに直角にやると歯ブラシでも曲がるのでダメ。


吹出口はスポンジとか雑巾で。なんか楽勝に思えるのだが、ここからが本番。


吹出口の奥にあるシロッコファン。キッチンにもよくいるが、こいつがかなりヤバイ。これは噴射で浮かせつつ、さらに歯ブラシ等で磨く。


ここから明らかに黒い水が流れ込み始める。


4Lの洗浄液を投入した後。白い泡の上に黒いのが浮いている。


この墨汁みたいなのが4Lで返ってきた。これ実はエアコンではなく、カビ培養拡散装置だったのでは?そんなこんなで洗剤を吹き付けてブラシ等でこすりにこすって、さらに洗剤を吹き付けたら洗浄は終了。


この後、真水を噴霧器に入れて、ちょっと念入りに4L×2回すすぎを行っておいた。


ちなみに洗浄したところと、余裕を持って養生したからそのままだったところ。一目瞭然。


電子部はしっかり保護していたので、濡れることなくセーフ。


周囲の壁等にシミも無し。この辺は最初の段取りの丁寧さ次第。


床にはけっこう溢れていたけれど、養生をしていたのでもちろんセーフ。脚立の足によっては動いているうちにビニールが破れるので、軍手を逆さまにして足に履かせたりした方が間違いない。


2回目のすすぎを終えた水。黒い汚れもビニールに張り付いていたものがメインなので、ほぼ完全に汚れは流しきった状態。


水滴を吹き飛ばす用コンプレッサー等もないので、とりあえず扇風機で乾燥。万が一電子部に水滴が付いていることも想定して、完全に乾くまではコンセントを刺さずに放置しておいた。これだけ頑張って壊れると困る。


合間にパネルやらも全部洗ったり拭いたりしてピカピカに。


そんなこんなで分解したものを戻して完了。プラスチックが経年劣化で黄ばんでいる以外はピカピカに。


激ヤバだった吹き出し口もキレイさっぱり。


動作も問題なし。無事にカビ培養拡散装置をエアコンに転生することに成功。

洗浄したエアコンから出る空気は無臭。賃貸のエアコンって新築じゃない限りスイッチ入れた瞬間は多少カビ臭いことが多いけれど、そういえば新品のエアコン付けると無臭なんだよなー、と当たり前のことを思ったり。

今回のエアコン洗浄の消耗品の費用はだいたい400円くらい。かかった時間は実作業1時間半+乾燥時間2時間半(快晴の昼)で合計4時間くらい。最近はエアコンがめちゃくちゃ分解しにくい&漏電リスクもあるので全くオススメしないけれど、夏が終われば業者も割引することがお多くなるので依頼しても良いかも。めちゃくちゃキレイになったー!

ちなみにこのエアコンの使用頻度は低いので、たぶんもうこういう洗浄はやらないと思う。キッチンとかのエアコンじゃない限り、5年おきでも十分じゃないかな。

というわけで、こちらからは以上です。

コメント

鈴村あいり
No.8 (2018/07/18 20:10)
アルミフィンは曲がりやすいけど
間違っても素手で触っちゃ駄目なやつですよね
スッとなぞろうものなら指がくぱぁしちゃう((((;゚Д゚))))
黒猫
No.9 (2018/07/18 20:31)
20年ものなら新しく買い換えた方がいいです。
冷却効果や電気消費量等格段に良くなっているのですから。
MOSSもす (著者)
No.10 (2018/07/18 22:52)
>>7
隣の部屋にエアコン設置の日焼け跡があるので、たぶん移設してて、冷媒は充填済みと思われます。
築20年ちょいの賃貸だと、当然20年もののエアコン多いですよー。基本機能だけって意外と壊れないです。

>>8
刃物と同じで押しても切れないけど引いちゃうと切れますねー。アルカリ洗剤は手荒れするので、元々ゴム手必須です。

>>9
あれ実はコンプレッサーの効率って20年で当然ほぼ変わってないので、連続運転になりがちな真夏しかエアコンを使わない場合、消費電力は変わらないか、逆転することもあるんですよね。むしろ古いほうがよく冷えて便利ですよー。
5月なんかにエアコン付ける場合は、出力が小さい最近の方がオンオフが頻繁に切り替わらなくて効率良いです。これ軽自動車と普通車みたいな感じの話です。
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