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今回は5月分のまとめです。Web系のUIコンポーネントやオンラインエディタが人気だったようです。この手のプロダクトは今のトレンドなので、今後半年以内にさらに広く浸透していくと思われます。今のうちにチェックしておくと役立つことがありそうです。

BirdWatch – TwitterストリーミングAPIを使ったキーワード解析ツール

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Twitterにはリアルタイムに大量のメッセージが送られています。大多数は取り立てて意味のないデータかも知れませんが、その中から役立つデータをピックアップするのは大変なことです。分析している間に次のデータがきてしまい、すぐにトレンドが変化してしまいます。そんなリアルタイムのTwitterトレンドビジュアル化をしてくれるソフトウェアがBirdWatchです。BirdWatchはTwitterのストリーミングAPIからデータを受信し、それをElasticSearchへ放り込んでインデックス化しています。そしてそれを検索してグラフを生成しています。ライブラリとしてAngularJS、D3.jsなどを使い、フレームワークにPlay Frameworkを使っています。その辺りの技術の使い方としても参考になりそうですね。

FormulaJS – 実に変態(褒め言葉)。JavaScriptでExcelの関数をほぼ実装

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世の中で最も食されているものが最も美味しいと定義するならば、マックのハンバーガーとコーラは世界で最も美味しいということになるというのは有名です。そんな原理でいくとExcelは世界最高のツールになるのかも知れません。つまり他の言語でもExcelの関数を実装すれば、誰でもプログラミングができてしまう…そんな世の中になるのかも知れませんね!ということで第一弾としてJavaScriptでExcelの関数を実装したFormulaJSを紹介します。全ての関数を実装し直しという訳ではなく、ラッピングで実装しているものも数多くあります。また、underscore.jsの文字列操作部分を抜き出して利用もしています。Excelライクに関数を使いたいという場合には良いのかも知れません。

no-exif - 不用意な情報漏洩防止。写真からEXIF/位置情報を削除

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カメラ好きの方にとってはEXIFにはその設定値や機種など様々な情報が入っているため貴重なデータになりますが、そうではない方にとっては必要以上にデータが漏洩してしまう可能性を秘めています。特に位置情報は怖いでしょう。そこで使ってみたいのがno-exifです。EXIF情報が入ったJPEGファイルから、それらのデータをまるっと削除してくれるソフトウェアです。なおEXIF情報の一つにカメラの向きがあります。そのためカメラの向きによっては元々正しく表示されていたのに、EXIFを消すと逆さになってしまうといった場合もあります。