システムの負債化というのが度々話題になります。自社サービスはもちろん、クライアント向けのシステムであっても数年経った後のメンテナンス作業というのはとても大変です。最初はそんなことないのですが、一年も経つと劣化が激しくなります。

そこで今回はメンテナンスしやすいシステムを維持するために考えておきたいことをリストアップします。

常に手を入れ続ける

負債化はメンテナンスしなくなった瞬間から発生します。一番簡単に防ぐ方法は常に更新し続けることです。常に新しい状態を保ち続けることで記憶の劣化を防ぎ、システムメンテナンスの勘所を保てるようになります。

ドキュメントで解決すると考えない

ドキュメントさえ書いておけば何年経ってもいきなりメンテナンスできるなどと考えない方が良いでしょう。大抵ドキュメントは読み込まれませんし、それですべてが理解できるなら苦労はしません。

多くのエンジニアがドキュメントを理解しないにも関わらず、他人にはドキュメントで理解するように強要します。100のドキュメントより、分かりやすいコードと十分なテストコード、そしてコマンド一つのデプロイスクリプトの方が良いでしょう。