今回のテーマは静的CMSです。15年くらい前のCMSというと、PHP+MySQLが基本となっていました。しかしデータベースやスクリプトがボトルネックになったり、システム全体の複雑性を増してしまっていたという問題がありました。

そこで最近では静的なCMSに注目が集まっています。幾つかのパターンがあり、

  • データベースレス

  • 管理画面だけスクリプト

  • 生成されたHTMLファイルをデプロイ

となります。データベースレスの場合も、テンプレートは簡易的なものでスクリプトはアセットやちょっとした操作を行うだけに留まっています。その結果、テンプレートやコンテンツ側の自由度は高い傾向があります。

今回は静的CMSのメリットと関連オープンソースソフトウェアについて紹介します。

アクセス負荷に強い

静的CMSはボトルネックになる部分が殆ど存在しません。ApacheやnginxといったHTTPサーバやファイルの読み込み、書き込み速度やネットワーク自体の速度くらいでしょう。大量のアクセスが来たとしても、ほぼ問題なくレスポンスを返せるはずです。