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ピアノアレンジ講座

2015/09/30 21:08 投稿

コメント:5

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こんにちは。ものはっぱです。
今回、私のピアノアレンジの手順について、簡単に記事にまとめてみようと思いました。

以下、少し前置き。
まず、私のピアノアレンジは人が演奏をすることを前提としていません。実際にやろうとするとピアノが最低2台要る上、動きにもたまに人間技じゃないようなものが出てきます。
なぜこのようなアレンジをするのかというと、ソロアレンジにして自分で弾くよりも聴き映えがするし、短期間で仕上げることが出来るからです。
また、アレンジをするにあたり、ポリシーというか、心がけていることがあります。
「原曲のイメージを壊さない」「飽きがこない」大きく分けてこの2つです。
なお、以下の講座はDAWでの作業が前提で、ある程度コードの知識がある人へ向けて作っています。

大まかな手順

  1. ベース、コード、メロディの音取り

  2. 構成のイメージ

  3. 伴奏系のアレンジ

  4. メロディのアレンジ

  5. 仕上げ

1. ベース、コード、メロディの音取り

私の場合、まず元となる音源をCubaseなどのDAWに持ってきて、楽曲のテンポを合わせます。
そしてピアノトラックを2つ追加します。私は1つをメロディと飾り物用に、もう1つを伴奏用として使っています。



あとは特に何も考えず音を取ります。メロディは正確に、ベースは特徴的なものだったら正確に、コードはとりあえず分かったら4分打ちなどで適当に打ち込んでいいと思います。
耳コピに関しては、慣れの領域が多いのでここではあまり触れませんが、コードなどの音楽理論の知識があると、だいぶ耳コピの助けになります。

2. 構成のイメージ

曲には構成があります。
例えばイントロAメロBメロサビなど。
これらのブロックごとに、それぞれイメージを持つといいと思います。
一番分かり易いもので言うと、盛り上がってるか、そうではないか。
他にも楽しいのか、悲しいのか、ノリノリなのか、ゆったりしているのか、など色んな要素があります。
これらのイメージを持って曲全体の流れを見通せると、アレンジがとてもしやすいです。

3. 伴奏系のアレンジ

ここが一番のキモです。
私はアップテンポな曲をアレンジすることが多く、そういった曲ではノリビート感がとても重要になってきます。
これを出すためによくパラディドルという技法をよく使っています。
この用語は元は打楽器の用語なのですが、
例えば16分音符を連続で叩くとして、
 左左 左左
など、連続した音符を左右に振り分けるというものです。これにより同じ16分音符でもノリがだいぶ出てきます。

これをピアノに応用し、伴奏系を一人の人間が弾くと仮定して、左右の手に振り分けてノリ、リズム感を出していきます。(パラディドルをピアノに応用した作曲家で、カプースチンが有名です。ぜひ参考にしてみてください。)
例としてこれはスプラトゥーンメドレーVer.2(sm27215451)の冒頭部分ですが、ベースとコードを簡略しています。


これに上記のようにパラディドルを応用するとこうなります。

これらは曲中のドラムなどを参考にしながら組み上げていきます。
一応私の中のゆるいルールでは、左手ベース音に骨となるリズム、右手最高音部分(2音以上)に強調させたいリズム、その他諸々はそれ以外としています。

かといってドラムのように同じパターンで続けてもあまりよろしくないです。
というのも、ピアノアレンジは他のアレンジと大きく違い、音色が一種類しかないので、音の動きで飽きがこないようにする必要があるためです。
なので、ある程度フレキシブルさを持っていた方がいいと思います。

また、このようなビートを重視した伴奏系の他にも、流れを重視した伴奏系で基本であるアルペジオも挙げておきます。
このようにコードを分散させ、音を上げていったり下げていったりすることで流れを生み出します。
例として、これは海色アレンジ(sm25288059)の一部分です。
三和音の基本系のみのアルペジオにしてみました。


これに一工夫します。
テンションコードなどを入れつつ、隣の音に一度寄り道したり、上がっているところを一度下がったり、少し凹凸を作るとこうなります。

好みの問題もあるかと思いますが、音の幅が広がって色彩が豊かになったかと思います。

パラディドル、アルペジオ、この二つを軸に伴奏系を作っていきます。
テンションコードなどは覚えておいた方が特です。その方が使える音が多くなってきますし、響きがカッコよくなります。また、コードとスケールを結びつけられるようになるとアレンジがより自由になります。これらはジャズ理論で勉強できるので、興味のある方はぜひ。

4. メロディのアレンジ

まず、P4DOPのアレンジ(sm26440735)より、サビのメロディの元の状態です。


音量や音の長さを調整し、装飾音符などをつけたのがこちらです


急にメロディのノリがよくなりました。このように細かいアーティキュレーションや装飾音符は、メロディの印象に大きな影響を与えます。

5. 仕上げ
メロディや伴奏の音量バランスや、ブロックごとの音量を調整し、曲の流れをよくします。
また、細かい部分についても音量、音の長さなどを調整します。この作業は気になった都度ちょくちょくやるといいと思います。
その他、アレンジで気になる点を修正します。仕上げ段階で気を付けるべきところは、ブロックごとを上手く繋げられているかです。
また、ブロックの繋ぎだけではないですが、到達点はどこなのかを意識するといいと思います。到達点を決めた上で、そこから逆算してアレンジをするというのをよくやります。

まとめ

以上が私の普段の流れとなります。かなりざっとした感じに解説させていただきましたが、少しでも参考になれば幸いです。
アレンジはノウハウを積み重ねていく部分が大きいので、興味のある方はどんどん数をこなすことをおすすめします。
何かご不明な点、またはこんな記事を作って欲しいなどのご要望ありましたら、コメントよりお知らせ下さい。

コメント

たんさん
No.3 (2015/10/17 10:23)
上手くまとまっててわかりやすいです!
ありがとうございます!!
ものはっぱ (著者)
No.4 (2015/10/26 23:16)
>>3
良かったです!!
kulenahi
No.5 (2015/10/30 23:02)
すごく参考になりました
いつも素敵なアレンジをありがとうございます
自分も頑張って挑戦してみようと思います
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