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新クトゥルフ神話TRPG ソロシナリオ「奇猫な共闘」(2/2)

2020/12/10 00:29 投稿

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・はじめに
本記事は『新クトゥルフ神話TRPG』のシナリオとなります。
文字数制限の関係上、記事を前後編に分けざるを得なくなってしまいました。
申し訳ありません。
本シナリオを遊んでみたいと思っていただける方は、御手数ですが
「新クトゥルフ神話TRPG ソロシナリオ「奇猫な共闘」(2/2)」:ar1972241
の記事と合わせて御読みください。

また、本シナリオのテストプレイを動画にしています。
こちらを見ていただけると、シナリオの流れが理解しやすいかと思います。
動画:sm37677026

本シナリオを使用した動画の作成等は原作者名「水上和三」と何処かに記載していただければ

御自由にしていただいて構いません。


・クライマックス(PCが猫目石を入手した上で、猫神山へ向かうと発生)
時刻は静寂が街を包む宵の刻。空を彩る星や月は雲に隠され、平時よりも夜闇を濃くしていた。
木々に身を隠しながら祠を目指し、山を登る。
目前に迫った洞窟前の広場には、昼間と違い、複数の影があった。

2つは作業着に身を包んだ男性。1つはフードを目深に被った黒蓮 蓮。
そして最後の1つは、昨日、貴方の命を狙った異形の化物だった。

〈正気度〉ロール:0/1d6(ただし、オープニングで減少した分を含め、最大値の6以上は減少しない)

貴方が広場に踊り出ると、それに気付いたフードの男が奇声を上げ、作業員達と異形の怪物が動きだす。
観客の居ない山奥で人知れず、戦いの舞台の幕は上げられた。


※フラグ4が成立していた場合、以下の分を追加で読み上げる。
そう、人は居なかった。
躍り出る貴方に追従するように、広場を囲む木々の間から、幾つもの影が飛び出す。
己を、仲間を、そして貴方を鼓舞するように声を上げ、40を超える猫達が作業服を着た男達に飛び掛かる。
その中には、貴方が何処かで見た、小さな猫も混じっていた。

全ての役者は此処に集った。
この光景を見ているモノが居たならば、こう口にしていただろう。
『あれはまさに奇妙な・・・、いや、奇猫な共闘だった』と


※フラグ4が成立しているがPCがどう動くか悩んでいる場合、以下を読み上げてください。
ガサリ、と周囲の木が鳴った。ガサリ、ガサリ、ガサ、ガサ、ガサガサガサガサ。
その音は徐々に大きくなり、この場を支配していく。それに気付いたフードの男達は警戒を強める。しかし、それでもなお音は鳴りやまない。
ガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサ・・・。
その音は突如鳴り止んだ。そして数秒後、「「ニャー!!」」と声を上げ、数十匹の猫達が広場へと躍り出る。
跳び出した猫達は貴方の道を開くかのように作業服の男達へと飛び掛かった。

→PCが飛び出したら
全ての役者は此処に集った。
の光景を見ているモノが居たならば、こう口にしていただろう。
『あれはまさに奇妙な・・・、いや、奇猫な共闘だった』と


・このシーンでは特殊な戦闘を行う。
PCの位置から、洞穴までの距離は20m、洞穴の入り口から石像までは15mの合計35mを踏破し、石像に猫目石を嵌め込むことがクリア条件である。

手順1:PCは現在の姿(人・猫)を選択する。

手順2:KPはPCの位置がスタート地点からの位置を参照し、以下の攻撃を行う。
ただし、フラグ3が成立している場合、作業員2人は行動しない。

 0~10mの場合
 作業員:〈近接攻撃〉25%(12/4)/1d3ダメージ、
黒蓮:〈拳銃〉40%(20/8)/1d8ダメージ

 11~20mの場合
 黒蓮:〈拳銃〉40%(20/8)/1d8ダメージ、
シャンタク鳥:〈掻き爪〉55%(27/11)/1d6+4d6

 21~35mの場合
 黒蓮:〈拳銃〉40%(20/8)/1d8ダメージ

手順3:PCは〈DEX〉で判定を行い、成功すると現在の姿に応じた(MOVE)mだけ移動出来る。

手順4:戦闘の終了条件を満たしていない場合、手順1に戻る。

※石像に石を嵌めるのは、石像との距離が0mになっている状態で、手順3のタイミングに宣言することで可能。
ただし、人間の姿でないと、猫目石を石像に嵌めることは出来ないことに注意。


→戦闘不能になった
始めに脇腹を抉られた。次に胸部を潰された。
振り上げられた棍棒が、ゆっくりと視界に広がって行く。
薄れ行く意識の中、何処かで、ニャア、と声がした。

Bエンド:箱の中の猫(キャラロスト)


→猫目石を石像に嵌め込んだ。
それは力を込めるまでも無く、スルリと在るべき場所に嵌まった。
直後、洞穴内を金色の光が照らす。
目を開けるのさえ困難な光の中、石像は徐々にその形を変え、可憐な少女の姿を取った。

「この石に籠められた魔力ではこの程度か・・・」
そう呟き、少女は貴方を一瞥すると、視線を前に移す。それを受け、フードの男は怯えるように後ずさった。
「無貌の代理とその使いめが。随分と好きにやってくれたのぅ?」
後ずさる男に彼女はそう告げると、右腕を軽く振るう。
すると、男と洞穴の外に居た怪物は、見えない刃に切り裂かれたかのように細切れとなり、血の一滴すら残さずに風化した。

少女は鼻を鳴らし、長い髪を掻き上げながら、貴方へと顔を向けた。
「我が名はバステト。この地では猫神などとも呼ばれておる。 眷属が世話になったのぅ人間」

「そこそこ長く生きておるが、人間の手を借りたのは初めての経験じゃ。どれ、望む物を言え。礼として好きな物をくれてやろう。この地に害の無い限りはな」

→願いを言う
「うむ、ではそのように。これは神との契約。違える事は無い」

「今日の事は忘れろとは言わぬ。しかし、記憶の片隅に押し込めよ。2度とこの様なことには成らぬよぅ手は打つゆえな」

「時に人間。もう少しだけ時間はあるか?あるならば褒美を上乗せするゆえ付き合うがよい」そう言葉を口にする彼女の表情は、穏やかなものだった。

「この件で命を落とした眷属や、眷属から外れてしまった者を戻しに行きたいのじゃが、その、あれじゃ・・・。我が直接赴かなければならないのじゃが、いつの間にか勝手知らぬ街になっておるというかな・・・。あ、案内せい! 」

いつの間にか雲は晴れ、月と星が空を照らしていた。


・エピローグ
翌朝、猫神山にて、顔が猫のひっかき傷だらけになった男性二人が発見された。
猫の変死体事件に関わっていると疑われたが、彼らはここ数週間の記憶が無く、関連性は不明。また、彼らの上司である人物が行方不明になっており、市役所のデータベース等からその記録が抹消されていることから、その人物が事件の犯人である可能性が高いと見て、警察は捜査を進めている。
街の人々が、再び事件が起こるのではないかと危惧する中、貴方だけは真実を胸に、今日も変わらぬ日々を送るだろう。
猫の集う街、猫山町。今日も猫は、ニャアと鳴く。

Aエンド:猫日和


・クリア報酬
シナリオをクリアした:SAN+1d10
オープニングで猫を助けた:SAN+1d3
〈猫憑き〉を使わなかった:SAN+1d3
猫神様からのお礼:トリック「ドリトル先生(猫限定)」を使えるようになった。
         幸運+1d10
神話的事象に触れた:クトゥルフ神話+2%
成長ロール:図書館、隠密、芸術(猫じゃらし)


PL用メモ(ハンドアウト、猫変化の説明、クライマックスの3つに切り分けてお使いください)


・ハンドアウト
貴方は猫山町と呼ばれる街に住んでいる一般人だ。
猫山町は猫神山と呼ばれる山の麓に広がる、人口約2万人の町である。
猫山町には、病院、図書館、公民館、市役所等、生活に必要な施設は一通り揃っている。
この町は、猫が多いことで有名でもある。


・猫変化の説明
このセッション中、PCは宣言及びMPを1点消費することで、猫の姿に変化することが出来る。猫から人間に戻る場合はMPを消費しない。

猫に変化している間は、一部の能力値に変化が発生すると共に、いくつかの技能、及びトリックが使えるようになる。(追加した技能以外は人間時のものを参照する)

猫になっている間は、道具を使用することが出来ない。


 猫状態の変化する能力値

STR:15 SIZ:5 DEX:90 APP:90 MOVE:12
上記以外の能力値は人間時のものを参照する。また、SIZの減少による耐久値の減少は発生しない。

 追加の技能
聞き耳:70 隠密:90 跳躍:75 追跡:50 登攀:75 魅惑:99 回避:85 

 トリック
九つの生:シナリオ中、あらゆる判定を5回まで振りなおすことが出来る。
     (オープニングで猫が死亡していた場合は4回まで)
ドリトル先生:人間以外の動物と会話出来る。
アクロバット:あらゆる攻撃に回避判定が出来る。また、ラウンド間に何度でも
       回避判定が 出来る。

猫憑き:人間、猫状態問わず使える。気絶、または耐久値が0以下になった場合、
    一度だけ、即座に耐久値を最
大まで回復する。
    ただし、シーンが終わるまで、猫になることが出来ない。


・クライマックス
このシーンでは特殊な戦闘を行う。
PCの位置から、洞穴までの距離は20m、洞穴の入り口から石像までは15mの合計35mを踏破し、石像に猫目石を嵌め込むことが、クリア条件である。


手順1:PCは現在の姿を選択する。

手順2:KPはPCの現在位置を確認し、それに応じた攻撃(PCは回避)を行う。

手順3:PCはDEXで判定を行い、成功すると現在の姿に応じた(MOVE)mだけ、移動出来る。

手順4:戦闘の終了条件を満たしていない場合、手順1に戻る。

※石像に石を嵌めるのは、石像との距離が0mになっている状態で、手順3のタイミングに宣言することで可能。
ただし、人間の姿でないと、猫目石を石像に嵌めることは出来ないことに注意。



・シナリオフローチャート
1.オープニング
   ↓
落下する猫を助けた?→ No →Cエンド:混沌への誘い
   ↓
   Yes
   ↓
2.ミドルフェイズ(情報収集)
   ↓
フラグ2:猫目石その1
フラグ3:猫目石その2を回収した?→ No →情報収集を継続
   ↓
   Yes
   ↓
3.猫神市役所のすぐやる課へ侵入
   ↓
猫目石を回収した?→ No →探索継続
   ↓
   Yes
   ↓
4.クライマックス
   ↓
死亡せず戦闘終了条件を満たした?→ No →Bエンド:箱の中の猫
   ↓
   Yes
   ↓
Aエンド:猫日和








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