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【入門】電子書籍のことが大体全部分かる記事

2015/01/12 22:15 投稿

コメント:8

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  • 電子書籍
ハロー、Mistirです。
正月は牡蠣にあたってぶっ倒れてました。皆さんはいかがですか。
さて、卒論終わった記念に記事更新することにします。

今回の記事のテーマは「電子書籍」。

電子書籍ってどうなの?
って人から、

電子書籍なんて絶対にあり得ない!
って人、

っつーかもう使ってる

って人まで色んな人がいらっしゃると思います。


案外分かりにくいというか、そもそも実情を知らない人も多い「電子書籍」ですが、分かっちゃえばこっちのもんです

この記事一本読めば誰でも「電子書籍になかなか詳しい人になれる」という画期的な記事なので、是非読んでみてください(自画自賛)。


さて、最も重要なことを先に書いておくと、電子書籍と紙の本の違いは「ソースが好き」か「醤油が好き」かくらいの違いです。
どちらかが絶対的に勝っているようなものではありません。
ですが、紙の書籍しか知らないのに電子書籍否定派になってしまうのは非常に勿体無い話です。ここからは愚痴ですが……電子書籍否定派だった人が電子書籍を使い始めて、突然掌を返す例は結構たくさんあります。

何より、僕が電子書籍否定派の人間でした
でも、知らないまま電子書籍を否定するのは、あまりに勿体無い!

さて、前置きはこれくらいにして、「誰でも分かる」電子書籍講座、やっていきましょう!

1.電子書籍とは?

さて、早速ですが「電子書籍」って何なの?って話からしていきましょう。
例えば電子辞書に文学がザーッと収録されてたりするじゃないですか。アレも一種の「電子書籍」ですし、例えばDSで文学が読めるソフトとかありましたよね。アレも「電子書籍」です。

ですが、現状最も一般的な意味では
タブレット、PCまたはスマートフォンや電子書籍専用端末で読める、ダウンロード形式で販売されている書籍」と定義できるでしょう(例外の「自炊」に関しては改めて紹介します)。

ダウンロードにはそれぞれの「マーケット」と「アプリ」を利用します。例えば電子書籍世界最大手のAmazonでダウンロードした電子書籍を読むためにはKindleというアプリを利用します。

……ちょっとややこしいのですが、「Kindle」はたくさんあります
Amazonの出してる結構不便な万能型タブレットの名称が、
Kindle fire
でした。今ではシンプルに
Fire(Fireタブレット)
とネーミングされています。やっぱ紛らわしいからでしょうか。

そして、先程ちょっと触れたAmazonが発売してる「電子書籍専用端末」の名前が
Kindle
です。

そして、AndroidやiOS用に配信されている電子書籍ビューワアプリの名前もまた
Kindle
です。ややこしい!


さて、マーケットを利用せずともフリーでダウンロードできるものもあります。
代表的なものが、著作権の切れた古典を公開している「青空文庫」を、電子書籍の形式として再編集し配布している「曇天文庫」ですね。
他にもAmazonなどは時折、漫画の1巻をフリーで配布していたりします。期間限定のものもあったりしますが……
僕なんかは、『宇宙兄弟』の1〜3巻をタダでゲットしました。
言うまでもありませんが、これは罠です。ここから先はフルプライスです。……ここから、電子書籍の明確なデメリットでもある「中古で買えない」というネックが襲いかかってくるわけですね。
もちろん、4巻以降は中古で紙の本を買うという選択肢もあるわけです。……でも、気持ち悪いですよね。せっかくだから統一したい。

余談はこれくらいにして、先に進みましょう。

Amazon意外にも色々マーケットはあり、楽天やHonto、Booklive、それからエロい方に強いDMMなどが代表的なものとして挙げられるでしょう。もちろんそれぞれが独自のビューワアプリを配信しています。
ちょっと例外ですが、集英社も「ジャンプ+」というアプリを配信しています。言わずと知れた「週刊少年ジャンプ」電子版専用のビューワアプリですね。月々900円払えば自動的に毎週月曜にジャンプが読めます。ついでにジャンプネクストも読めます。僕にとって必須のアプリです。
僕はほぼ全部読んでますが、読んでる漫画が限定されてる人ならば、目次からすぐ読みたい漫画に飛べます。これが超便利。僕もつい磯兵衛が気になって先にそこに飛んで読んじゃいます。
なお、今一番推してる漫画は火の丸相撲です。熱すぎ。
ジュウドウズも続いて欲しいけど終わるんだろうな。

さて、次の話に移りましょう。

2.どうすれば読めるの?

まず、Androidやiphoneの端末を用意します。
スマホでも、タブレットでも構いません。Windowsタブでも読めるようですが、やっぱりちょっと不便なようです。
なお、スマホでも読めるとは言いましたが、「100均のイヤホンでも音楽は聴ける」程度の意味でしかないです。7インチくらいあるならともかく、5インチで電子書籍はただの拷問だと思ってます。
特に小説ならちょっとした苦労で済みますが、漫画はなんか本当に惨めになってくるので絶対オススメしません。
まぁ、それに慣れてる人もいらっしゃるでしょうし、例えばマウスを使って素晴らしい絵を描く方がいらっしゃるのと一緒で、要は合うものを使えばいいだけですが……
それでも、漫画は画面が大きければ大きいほど良いってことに間違いはないです。

僕のイチオシタブレットは、ベッタベタですがiPad miniです。8インチ近くあるので漫画は快適に読めますし、小説を読むにも苦痛にならない重さです。
勿論画面は大きければ大きいほど見開きで読みやすくなるので、思い切って大きなサイズのタブレットを自宅で漫画専用機にしてしまうってのもアリでしょう。

なお、「パソコンで電子書籍を読む」ってのは本当にやめた方がいいです。Kindle cloud readerで検索してみると多分読めますが、やっぱり「指でめくる読書体験」まで消えちゃうとさすがに虚しくなっちゃうんですよ。

さて、そんなこんなでAndroid端末またはiOS端末を用意したら、次に欲しい本を探します。
Amazonでも紀伊國屋書店のサイトでも良いですが、僕はとりあえず乱暴に「Amazon使っとけ」と言っておきます。
何故か?規模や認知度がトップクラスに大きいからです。

リアルの書店で本を買うのと違い、Amazonで買った電子書籍はAmazonのアプリにダウンロードされ、紀伊國屋書店のサイトで買った電子書籍は紀伊國屋のアプリにダウンロードされます。
マーケットを分けること、つまり買い物の場所を分けること……それは、本の管理場所がばらけることを意味します。
なので、なるべくマーケットは統一したほうがいいわけです。

つまるところ、規模の小さいマーケットを選ぶと損をする可能性が大きい。
あとはでかいところの方が純粋に信頼できますしね。サポートとか。プリペイドカードとかも買いやすいですし。

なお、電子書籍のヘビーユーザーになり、かつクレカを使い慣れてないならば、プリペイドカードはほぼ必須です。よほど管理力が高い人じゃないなら……電子書籍はさながら蟻地獄のように貴方のクレジットカードからお金を抜いていくことでしょう。
まあ、ぶっちゃけクレカのヘビーユーザーならむしろ願ったりかなったりかもしれません。最近僕も節約のために支払いをクレカに統一することを考えてます。
なお、Amazonは「ワンクリックで」電子書籍が買えます。スマホからアプリを買うのと同じくらい手軽です。これが怖い……!

……さて、それはそうとして。
僕は自分が使ってるというそれだけの理由でAmazonを推していますが、楽天カードなどを使ってる人ならば楽天でも良いでしょうし、ジュンク堂をリアルでよく使う方ならばhontoなどのマーケットでもいいでしょう。

hontoはなかなか面白いシステムで、紙の本を書店で買っても電子書籍を買っても同じカードにポイントが溜まっていくシステムです。
妙にポイントの期限が短かったりするので僕はあまり多用してないですが……。

まあ結局は好みです(投げやり)。
だって……こういった感じで「メリット」を考えていくとシンプルでも、「アプリの使い心地」とかそういったことを考えるとキリがなくて、結局は以下の結論に陥っちゃうんですよ。

テキトーに一つ決めて、テキトーにサンプルダウンロードして、テキトーに気に入ったトコ使い続けようぜ!
と。

3.電子書籍専用端末って?


電子書籍専用端末とは、電子書籍専用の端末です。
大抵Einkという凄まじいインクが使われています。

電子なのにインク?

そう、紙のインクにそっくりな見た目なのに、電子なのです。なんのこっちゃ。

ちょっと難しいのですが、いわゆる電子ペーパーと言われるモノが使われているのです。液晶と比べて、なんというか、目にやさしいです。
なんのこっちゃ!
これは非常に説明しにくいので、動画を見てもらいましょう。


画面が凄く「紙っぽい」のがお分かりいただけると思います。……これ、実際にこんな感じの見た目なんですよ。
一度画面に画像が表示されると、その後は一切電力を消費しません。この特性を利用してスーパーの値段表示なんかに使われてるとかナントカ。

さて、動画ではAmazonのKindleを紹介させていただきましたが、電子書籍専用端末は他にも色々あります。有名なのが楽天の「Kobo」ですね。
他にもソニーから「Reader」が出ていましたが、どうやら電子書籍市場から撤退したとかナントカ……(追記あり)。
撤退ってニュースでヒヤヒヤするのは嫌だから、「大きなところ」、それも「現状で成功しているところ」をオススメするわけです
ちょこっと難しい話になりますが、
電子書籍は基本的に「データを買う」わけではありません

すっげー大事なことなので注意して下さい。

電子書籍は基本的にデータを買うわけではなく、読む権利を買うのです。

これって一見「え?モノ(データ)は売ってくれないの?不安!」ってなりますよね。
逆なんです。この方が安心なんです

例えば、もしデータを買うシステムだったとすると、何か事故が起こって端末内のデータが消えてしまうと、全ての購入履歴がパーです。

でも「権利を買う」だったら?
権利は基本的には失われないので、端末がぶっ壊れようと、何度でもダウンロードできます。

ただ、ここで「だったらアカウントが強制停止されたらどうするんだよ!」という疑問を覚える人もいらっしゃることでしょう。

それに対しては、「普通にしてたらアカウントの強制停止なんてあり得ないよ」としか言いようがありません。ですが勿論、「あり得ない」とは言ったって可能性はゼロではないですし、僕はAmazonの人じゃないのでなんとも言えません。未来のことは分からない。それに、Amazonが明日潰れる可能性は、限りなく0に近いですが、0ではありません。

まあ、それを心配するくらいなら「家が火事になることを心配した方がいい」っていうのが僕の結論です。

さて、電子書籍専用端末の話に戻りましょう。
軽いし、目が疲れにくい(ような気がする)、それに電池が長持ちする。それが電子書籍専用端末の魅力です。
欠点としては、漫画には明らかに向いていません。細かいトーンのニュアンスとか、全部死にます。やっぱり漫画は液晶がベストです。

そして当たり前ですが、Amazonの電子書籍専用端末であるKindleでは、基本的にAmazonの本しか読めません。他社の電子書籍専用端末も然り。
この点、汎用性の高いiPadやAndroidタブレットなら、アプリをインストールすることで様々なメーカーの電子書籍を読むことができます。この辺は電子書籍専用端末のデメリットと言えばデメリットですかね(マーケットは使ってると自然に統一されていくので、関係ないっちゃ関係無いです)。

ちなみに僕は2014年発売モデルのKindleを所持していますが、iPad miniが万能すぎてあまり使わなくなってしまいました。
ただし、Amazonプライムの会員の場合、この「電子書籍専用端末」または「fireタブレット」を所有していると一ヶ月に一冊、対応する電子書籍がタダで読めるというシステムがあります。
……まあ、おまけみたいなもんです。
とはいえ、2000円の本を月に一冊、12ヶ月間継続して読むと24000円になるのでバカにできない大きさですが、対応してない本も多いですからね。コレ目当てで買う必要はあまりないと考えてます。

4.自炊って?

ググって下さい(丸投げ)
……ってのは冗談として。

今、既に持ってる本あるじゃないですか?それを裁断してスキャンしたり、あるいは直接撮影したりして電子化することを「自炊」と呼びます。
……が、これはもう、よほど切羽詰まった人のためのシステムです
何故か?
幾ら安く見積もっても、機器を揃えるために4万円かかります。
そして、一冊自炊するのにもちょっとした「労働」が必要です。

だったら、もう捨てられるものは全部捨てちゃって電子版「買い直し」した方が安くつく場合も多いんですよ。人件費(?)も考慮すると。
例外として、電子書籍マーケットで売ってないような古い本を床が抜けるほどに所有してる人は、最終手段として「自炊」もアリかもしれません。
ですが、電子化したとしても「容量」はバカになりません。自炊、特に漫画の自炊には大きな容量を必要とします。高画質な画像のデータがどれくらい大きいか考えてみると分かりやすいでしょう。
容量が大きいと、どうしても管理が面倒になります。

このあたりで、ダウンロードによって購入した電子書籍の場合は、さっきご紹介した「読む権利を買う」という考え方が大いに生きてきます。
例えばKindleのアプリでは、このようにザーッと表紙が表示されます。



端末のデータを削除していたとしても、端末からこのようにザーッと表紙を見ることができるのです(僕はまだ容量に余裕があるので、全書籍が端末にダウンロードされた状態ですが……)。

たとえ本体の端末にデータが無かったとしても、ワンタッチでデータがダウンロードされるのです。

容量に余裕がなければ、最低限だけ端末に残して、あとはどんどん削除してしまえばいいのです。
そして読みたい時だけダウンロードする。
いいでしょ?

ちなみに上の画像、並び順がカオスですが……これがKindleの最大の欠点で、素の状態では自分の手による並べ替えができません(買った順やあいうえお順はできます)
そのかわり自分で本棚(のようなもの)を作成できます。要はフォルダ分けですね。その中ではごく自由に並べ替えできるので安心して下さい。

色々と言いましたが、とりあえず僕にとって自炊は専門外です。
どうしても自炊が気になる!って方は、調べてみてください。幾らでも方法は見つかります。
まあ、この記事のタイトル……「大体全部分かる」なので……許してください。

4.結局メリットとデメリットは?

メリット編
はい、ここからが一番書きたかったところです。
分かりやすいメリットに関してはみなさんご存知のように、「場所を取らない」です。
あと、いつでもどこでも数百冊が持ち運べる優越感は結構パないです。
それから先程貼ってあった画像にもあるように、「表紙がザーッと並ぶ」んですよね。
背表紙がザーッと並ぶ本棚とは違う。ある種の一覧性もある。
この辺りがよく指摘されることですかね。

では、あまり指摘されないことをここから書きましょう。
まず、非常にめくりやすい
めくる際に必要なアクションがひとつ減るわけです。これってかなり大きい。
特に、先ほど触れた電子書籍専用端末の場合、右手はポケットの中に入れたまま左手だけでひたすらタッチするだけでめくれていきます。これは強い!(?)

あと、脚注あるじゃないっすか。
そこにワンタッチで飛べます。そしてそのあとは、ワンタッチで戻れます。
これが滅茶苦茶でかい!一々後ろのページに栞挟んで、一々戻る必要がないのです。
ここに関しては、紙の本を圧倒している部分と言えるでしょう。

似たようなことですが、目次から一瞬で目当てのページに飛べます。

それから、紙に線を引くときノーリスクです。綺麗なままラインを残せます。気に入らなくなったら容易に元通り。

それからそれから、定期的に謎のセールやってて凄く安く買えたりします。
Amazonはセールが非常に分かりにくいので、Twitterなどで電子書籍のセール情報を呟いてるアカウントなどをフォローするといいと思います。

また、電子書籍は永久に劣化しません。ずっと綺麗なままなのです。
これが結構大きくて、昔発行された古典とか読んでると、フォント妙にちっちゃいし紙汚いし……ってイライラすることありません?
それが一切ない。凄くきれいなフォントで、しかも自分の読みやすい字の大きさで読めるんですよ。
そうすると、本の印象がまるで変わります。これは是非経験してみてください。

デメリット編
勿論、デメリットもあります。
が、僕は基本的に「(同じ内容の本で)電子書籍か紙の本のどちらかをプレゼントするよ!」と言われたら一瞬たりとも迷わず電子書籍を選ぶ人間であるということは覚えておいて下さい。要するに、主観なので結構偏ってます。

明確かつ最大のデメリット……それは。
原理的に中古が存在し得ないってことです。
売れない、買えない。故に高い。
古本のワクワク感。それは一切ありません。
同時に、図書館も存在しません。電子書籍で貸し出すっていう先進的なシステムを導入してる図書館もあるようですが、基本的に図書館の利便性は電子書籍にはありません。

……でも逆に言えば、僕にとって電子書籍のデメリットはそこで終了です。残り、瑣末な問題ですが人によっては大きいかもしれないデメリットを挙げていきます。

今どれくらい本を読んでるかっていう進捗に関しては、紙の本であれば「それを実感」しながら読むわけですが、電子書籍ではそれが実感できません。
もちろんワンタップでバーを呼び出すことができます。

こんな感じです。下にバーがあるので、ここを利用してザーッと飛びたいところへ飛ぶことができるわけですね。
ですが……このバーを呼び出すのにワンクッションあるわけで、今自分がどれくらい読んだかって事実を常に認識してる紙の本とこの辺りは少し違います。

……ああ、一応デメリットは色々あるけど、やっぱり瑣末です。
中古が存在しない」「図書館が存在しない」っていう圧倒的すぎるデメリットに比べると……。
古本って一種のロマンなんですよ(分かる人だけ分かればいい)。それが無いってのは凄く寂しい。こればっかりはもうどうしようもない。改善の方法も無い。紙の本に認められた特権です。

あと、当然ですが端末がないと読めません。これもどうしようもない。
あ。それから漫画だとアレ……表紙の紙の裏側に描いてあるおまけみたいなやつ……分かりますかね?アレが基本的に省かれちゃってます。

あと、紙の本より発売日が遅いことがありますね。ちょっとモヤモヤします。

よくあるデメリット的印象編
たまに「それはどうなのだろう?」って印象を電子書籍に対して抱えてる方がいらっしゃるので、軽く反論(???)しておきます。

・目が疲れる
少なくとも、電子書籍専用端末に関しては一切関係ありません。見た目、ほとんど紙ですからね。ですがタブレットで読む場合、液晶は幾ら画面の輝度を落としても画面が光ってるので目が疲れるってのはあるかもしれません。
ですが、フォントのサイズが調整できる分、下手にフォントの小さい本と比べると圧倒的に目が疲れないってのが僕の印象です。つまり、僕の印象は逆なんですよ。電子書籍は紙よりも目が疲れない。岩◯文庫のような字の小さい紙の本などでは顕著です。

・高い
はい、中古本に比べるとめっさ高いです。中古でなら100円で買えるラノベがほぼ原価だったりします。でもほぼ間違いなく言えるのが、新品の紙よりも安いです。
誰かも言ってましたが、「紙と電子書籍で同じ価格なら電子書籍を選ぶ」っていう価値基準がある以上、現状の電子書籍が「高い」と言っていいのかってのは結構難しい話です。
もっと安くできるだろ!って考え方は分かりますし、僕も安くなってほしいとは思ってます。ですが、出版社の都合的に現状はこれが限界なのでしょう。
ま、少なくとも新品の紙の本よりは安いですよ。大抵。

・所有感がない
それはあるかもしれませんね。……紛らわしいな……。こう書き換えましょう。『「所有感がない」ってのはあり得る話ですね』と。でもむしろ僕は電子書籍は所有感のカタマリだと思ってます。
買えば買うほど表紙が並んでいくんですよ。しかもそれをフォルダ分けするように分類できる。
例えば。



これ、今期アニメでやってた『デンキ街の本屋さん』なんですけど……
この中のどの本も、ワンタップで開いてワンタップで読めるんですよ。いつでもどこでも。
これマンガ好きには滅茶苦茶幸せなことじゃないっすか?所有感のカタマリっすよ。
ちなみにこの『デンキ街の本屋さん』、セール期間中に買ったので、一冊辺り200円強で済みました。

5.まとめ

さて、電子書籍のことが少しは分かって頂けたでしょうか。
ここまで長ーく電子書籍のことを書いたのには、ある理由があります。
電子書籍を使ったこともないのに、「紙の本がいい」と言う人があまりにも多いのです。
あるいは使ったことがあるとしても、極めて画面の小さなスマートフォンや、めくる感覚の一切ないPC上の電子書籍……
そして、電子書籍をいざ使ってみるとハマるって人もまた滅茶苦茶多い

はっきり言いましょう。使ったことが無いのに「紙の本派」と言うのは間違ってます。使ってから言えよ、と。派閥はどちらも経験してようやく決められるものなんだぞ、と。
勿論、「変える必要がない」と思ってるならそれは自由です。何より「本は中古で揃えると決めてる」「本は図書館派」っていう人には電子書籍は決して勧めません。
あとは、いわゆる「ビブリオマニア」……本そのものを集めることが趣味の人にも勧めません。フィギュア集めてる人に「電子データで保存して本体捨てればいいじゃん!」って言うのと同じですからね。
それからついでに、「端末」はiOSであれAndroidであれ専用端末であれ、決して安い買い物ではありません。それがネックになって手が出ないって方も多いと思います。

ですが、その多岐にわたる機能、メリットを知らないのに電子書籍を否定するのはあまりにも勿体無い。
紙の消費もしなくて済む、エコの観点から見ても電子書籍は合理的です。

今まで使ったことが無いって方は、是非電子書籍デビューをしてみてください。不便の極みみたいなFireタブレットも、電子書籍専用端末として割り切ればなかなか使えます。また、Kindle paperwhiteのような電子書籍専用端末の使い勝手も以前より大分上がってるそうです(僕は2014年発売モデルのKindleのみ所有しておりますが、不便なく使えております)。そういえば、少年ジャンプが電子書籍として毎週発売されるようになったのも昨年秋から……電子書籍のビッグウェーブは、もうここまで来てますよ!

ってことで、一人でも多くの人が電子書籍に目覚めることを願っております。マーケット広がれ……!

ではまた!

【追記】
「プリペイドカードを勧めるならKindleを勧めるのは矛盾では」という指摘をいただきました。
僕にとってAmazonって「プリペイドカードが比較的どこでも手に入る」って条件を満たしてるストアでもあるんですよ。もちろん楽天もその条件満たしてるので、楽天のKoboを使うのも良いと思います。
それでも僕がAmazonをオススメする理由は……本文では大きさ云々に触れてますが……結局、サイトのUIが好みっていう、それだけの理由ですね。はい。
なので滅茶苦茶そのあたりは主観的です。是非みなさんもお気に入りのストア、探してみてください。
……ただ、やっぱりストアは統一したほうが後々便利になるので、「色々使ってみよう!」って言い放つことは、ちょっとしたくないのです。だからもし悩むなら、僕が基本的に使っているAmazonを使うといいんじゃない?と言っている次第です。
この辺りもまた永遠の課題ですね。

あと集英社を最初講談社って書いてました。マジでごめんなさい……

それから、Twitterやコメントでこの記事に対する反応をちらちらと読んでるのですが、「電子書籍の最大のデメリットは10年後に読めるかどうか分からないこと」って挙げる人が結構多いですね。
多分、この辺りをデメリットだって僕個人が思わないのは僕個人の経験に基づいた価値観が原因なんですよ。
僕の家ってずっと引っ越しばかりしてたんですね。それで、数年間同じ家に住めたことがない。僕もモノを溜め込みがちな気質なんですが、それでも頭のなかで薄々「この本全部持っていかないんだろうな、次の家に」って思ってる。
そうすると、だんだん「本棚に本が溜まっていくこと自体がストレス」になってくる
まさに、アンヴィヴァレン卜な所有欲だ。

それに……おそらく、僕は「本自体の物質的価値」をそんなに重視する方じゃないのだろう。徹底的に内容を重視。ひたすら読んだ端から忘れていく。一応読んだ事実だけは適当なアプリを使って記録する(具体的に言えば、macのdelicious libraryってソフト使ってます)。でもせっかくならば、いつでもどこでもモノとしてではなく、データとして本を持ち運びたい。それなら最高だ。そういう価値観。
多分本が好きな人の在り方って凄くたくさんあって、僕の価値観と対極の人が結構いると思う。そういう人にとって今回の記事って凄くモヤモヤするものだったのかもしれない。
僕は、本に10年以上「そこに在る」ことを求めていないのだ

……でも、そんな僕でも明日Amazonが「もう君らの電子書籍読めないよ。アフターサポートも無いよ」って言われたらさすがに発狂します。

結局、自分の使ってるマーケットが消滅し、かつ自分の購入した本が消滅するリスクをどの程度の大きさだと評価するかって問題なんですよね。
僕はそのリスクを、少なくとも家が燃えるリスクより小さいと評価している。
この「マーケット消滅リスク」を非常に大きなものと感じるなら、確かに電子書籍は使わない方がいいですね。
それはおそらく、個人の価値観の差異によるものなのでしょう。

あと、SONYが電子書籍撤退したのは北米限定の話だそうです。

コメント

(著者)
No.6 (2015/01/13 01:51)
>>5
コメントありがとうございます。
その気持ちは分かります。ただ、自分の場合はAmazonの終焉を心配するよりも、自分の家のスペースが一時的であっても減る安心感の方が大きいですね。Amazon程度に大きければ、アフターサポート無く潰れることもないだろうと一応考えてます。もちろん、100%とは言えないですけどね……
Pantheire
No.7 (2015/05/30 21:10)
サービス終了が怖ければもうEOSの高いカメラ買って画面を写しておくしかない・・・
実際ポイントで返されちゃったとこがあったし、ローソンだったっけ
で、表紙裏のおまけが無いってのも相当の片手落ちだなこりゃ、下手すると読者同士で話が通じない、もしくは大変なとこで致命的な間違いを引き起こしかねん、マンガの二次創作は紙の本を買ってから!
(著者)
No.8 (2015/06/07 12:31)
>>7
コメントありがとうございます!
表紙裏のあたり、最近改善されてますよ。確かに紙と電子で乖離がある場合、やっぱり今は紙のほうが優勢なので紙で会話を合わせるべきってのはちょっとわかります。そういうことを気にしないといけないのって、出版社の問題だと思うんですけどねぇ。
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