お待たせしました!今回から早速実践編、その名も…
ごくごく初歩的な音楽知識が必要な解説も出てきますが、わからないものは大体検索すれば出てきます(僕が解説するよりもわかりやすく、詳しいと思います)のでご安心を。
■まずはおさらい
それでは前回の記事で紹介した単音シンセリフの一例『繋いで!Miracle☆Wish』のリフをもう一度聴いてみてください。
うーん、ピロピロしてますねぇ、さぁ、早速ピロピロ~っと…はい出来た!
となれば解説は必要ありませんね、ではこのピロピロの作り方の一例を実際の画面を見ながら解説して行きましょう。
■土台となるコード進行を作る!
「早くリフを打ち込ませろ…!」と逸る気持ちを抑えて、まずはリフ部分のコード進行を作りましょう。
ユーロビートによくある進行…なんてのもあるにはあるのですが、実際のトコロ特に決まりはありません。
リフ部分の長さは殆どのユーロビートは8小節で出来ています、なのでこの長さで綺麗に収まるようにコード進行を組んでいきましょう。
進行が決まったら土台となる楽器を入れて下地を整えます。
(土台作りは追って解説予定、僕の他にも土台作りを詳しく解説しているブログ等もあるのでネットの海に探しに行くのもアリだ!)
ひとまず下地を整えたものがコチラ!
ドラム、ギター、ベース、オフビートシンセ…と言った具合です。
ここから実際にピロピロ~ってカンジでリフを打ち込んで行きましょう。
■基礎となるメロディを打ち込む!
では早速!メロディを打ち込んでいきましょう!
さぁ、どんなメロディを打ち込もうかな、でもそもそもピロピロと早いメロディなんて頭が追いつかない…!となってしまう前に!
まずは基礎となるメロディを作っていきましょう。
リフの基礎を作るコツはリズム感を意識して、繰り返し同じリズムを強調すること。
今回は2小節ごとに同じリズムを繰り返して打ち込んでみたいと思います。
![]()
16分音符がない!これなら打ち込める気がしませんか?
(今回の題材に使っている曲が東方アレンジなので原曲フレーズも意識しています。)
さて、実際に用意していたシンセで鳴らして聴いてみましょう。
どうでしょうか、上手く打ち込めましたか?
繰り返されるリズムこれこそがリフがリフである証拠!ということはこの時点でリフとしての役割も既に持っていて"リフを作る"ということだけに関して言えば、この時点でリフは完成です。
でもまだこのままじゃ物足りない!もっとカッコイイリフを!と言うことで、ここから16分音符を差し込んで、スピード感のあるリフを作っていきましょう!
■音符の間に16分音符を入れてみる。
今回の記事の目玉!ピロピロフレーズを作っていきましょう。
先ほど作ったメロディにまだ隙間がありますね?ここを適度に16分音符を使って埋めていきましょう。
![]()
ところどころ削って、コードトーン(コードの音)を頼りに16分音符を差し込んでみました。
(新しく加えたコードトーンは紫色の音符です。)
元のメロディに加え、コードトーンを使った16分音符フレーズが出来てきました…!
この時点で既にピロピロ感も出てきてテンション上がってくる頃合いかなーと思いますが、更にこのフレーズをブラッシュアップ…!
更に細かく、少しメロディを変えたりしつつ、より自然なフレージングを目指して何度も聞き直しながら地道に修正して行きましょう…!
(上手く行かない方や、このままでも十分かっこ良ければこのままでもOK)
![]()
このようなカンジになりました。
こんなフクザツなフレーズも段階を追って作っていけば恐るるに足らず!
さて、渾身のピロピロフレーズを聴いてみましょう…!
素晴らしいピロピロ!これぞ求めていたピロピロ…!
でもあと少し、もう少しだけスピード感を求めたい…!もうひと踏ん張り次の項目へ…!
■音符の長さを整えよう!
音符の長さ…?さっき16分音符で打ち込んだじゃん…
甘い…!最後の一工夫はコレ…!数字で数えられない位ほんの少しの長さを調節するだけでユーロビートリフはもっとかっこよくなります…!
(クリックして拡大して見てください)
![]()
如何でしょうか、ほんのちょっとだけ音符の後ろが短くなっているのがわかりますか?
音符の後ろを少し削ってあげることでより"歯切れ"がよくなって、更にスピード感のあるカッコイイフレーズへ生まれ変わります…!
前のものより更に歯切れがよくなったのがおわかり頂けましたか!?
この最後の微調整がリフの生死を別ける超重要工程…!
最高のメロを最高のリフにする絶対条件です!
この工程でどれくらい削るか、もしくはあえて削らないか、といった判断はその曲、そのフレーズごとに変わってきます。
なので必ずその曲ごとにベストな調整を心がけてください!
■これにて全工程完了!
如何だったでしょうか。
nmk流単音シンセリフフレーズの作り方、と言う感じで解説させて頂きました。
今回説明を省略させて頂いた音作り、音選びや、土台作りと言ったトコロはまた別の機会でお話させて頂く予定です。
まずは自分の気に入った音、コレと思った音で単音シンセリフを作ってみてください…!
次回は僕のイチバンお気に入り、和音シンセリフの作り方について解説させて頂く予定です!
お楽しみに!
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単音シンセリフを作る!
というわけで、前回紹介した3種類のリフの中の一つ、単音シンセリフの打ち込みに挑戦して行きましょう!ごくごく初歩的な音楽知識が必要な解説も出てきますが、わからないものは大体検索すれば出てきます(僕が解説するよりもわかりやすく、詳しいと思います)のでご安心を。
■まずはおさらい
それでは前回の記事で紹介した単音シンセリフの一例『繋いで!Miracle☆Wish』のリフをもう一度聴いてみてください。
うーん、ピロピロしてますねぇ、さぁ、早速ピロピロ~っと…はい出来た!
となれば解説は必要ありませんね、ではこのピロピロの作り方の一例を実際の画面を見ながら解説して行きましょう。
■土台となるコード進行を作る!
「早くリフを打ち込ませろ…!」と逸る気持ちを抑えて、まずはリフ部分のコード進行を作りましょう。
ユーロビートによくある進行…なんてのもあるにはあるのですが、実際のトコロ特に決まりはありません。
リフ部分の長さは殆どのユーロビートは8小節で出来ています、なのでこの長さで綺麗に収まるようにコード進行を組んでいきましょう。
進行が決まったら土台となる楽器を入れて下地を整えます。
(土台作りは追って解説予定、僕の他にも土台作りを詳しく解説しているブログ等もあるのでネットの海に探しに行くのもアリだ!)
ひとまず下地を整えたものがコチラ!
ドラム、ギター、ベース、オフビートシンセ…と言った具合です。
ここから実際にピロピロ~ってカンジでリフを打ち込んで行きましょう。
■基礎となるメロディを打ち込む!
では早速!メロディを打ち込んでいきましょう!
さぁ、どんなメロディを打ち込もうかな、でもそもそもピロピロと早いメロディなんて頭が追いつかない…!となってしまう前に!
まずは基礎となるメロディを作っていきましょう。
リフの基礎を作るコツはリズム感を意識して、繰り返し同じリズムを強調すること。
今回は2小節ごとに同じリズムを繰り返して打ち込んでみたいと思います。
16分音符がない!これなら打ち込める気がしませんか?
(今回の題材に使っている曲が東方アレンジなので原曲フレーズも意識しています。)
さて、実際に用意していたシンセで鳴らして聴いてみましょう。
どうでしょうか、上手く打ち込めましたか?
繰り返されるリズムこれこそがリフがリフである証拠!ということはこの時点でリフとしての役割も既に持っていて"リフを作る"ということだけに関して言えば、この時点でリフは完成です。
でもまだこのままじゃ物足りない!もっとカッコイイリフを!と言うことで、ここから16分音符を差し込んで、スピード感のあるリフを作っていきましょう!
■音符の間に16分音符を入れてみる。
今回の記事の目玉!ピロピロフレーズを作っていきましょう。
先ほど作ったメロディにまだ隙間がありますね?ここを適度に16分音符を使って埋めていきましょう。
ところどころ削って、コードトーン(コードの音)を頼りに16分音符を差し込んでみました。
(新しく加えたコードトーンは紫色の音符です。)
元のメロディに加え、コードトーンを使った16分音符フレーズが出来てきました…!
この時点で既にピロピロ感も出てきてテンション上がってくる頃合いかなーと思いますが、更にこのフレーズをブラッシュアップ…!
更に細かく、少しメロディを変えたりしつつ、より自然なフレージングを目指して何度も聞き直しながら地道に修正して行きましょう…!
(上手く行かない方や、このままでも十分かっこ良ければこのままでもOK)
このようなカンジになりました。
こんなフクザツなフレーズも段階を追って作っていけば恐るるに足らず!
さて、渾身のピロピロフレーズを聴いてみましょう…!
素晴らしいピロピロ!これぞ求めていたピロピロ…!
でもあと少し、もう少しだけスピード感を求めたい…!もうひと踏ん張り次の項目へ…!
■音符の長さを整えよう!
音符の長さ…?さっき16分音符で打ち込んだじゃん…
甘い…!最後の一工夫はコレ…!数字で数えられない位ほんの少しの長さを調節するだけでユーロビートリフはもっとかっこよくなります…!
(クリックして拡大して見てください)
如何でしょうか、ほんのちょっとだけ音符の後ろが短くなっているのがわかりますか?
音符の後ろを少し削ってあげることでより"歯切れ"がよくなって、更にスピード感のあるカッコイイフレーズへ生まれ変わります…!
前のものより更に歯切れがよくなったのがおわかり頂けましたか!?
この最後の微調整がリフの生死を別ける超重要工程…!
最高のメロを最高のリフにする絶対条件です!
この工程でどれくらい削るか、もしくはあえて削らないか、といった判断はその曲、そのフレーズごとに変わってきます。
なので必ずその曲ごとにベストな調整を心がけてください!
■これにて全工程完了!
如何だったでしょうか。
nmk流単音シンセリフフレーズの作り方、と言う感じで解説させて頂きました。
今回説明を省略させて頂いた音作り、音選びや、土台作りと言ったトコロはまた別の機会でお話させて頂く予定です。
まずは自分の気に入った音、コレと思った音で単音シンセリフを作ってみてください…!
次回は僕のイチバンお気に入り、和音シンセリフの作り方について解説させて頂く予定です!
お楽しみに!
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和音リフの解説も待ってます!