ぴゅあ

小説を書いたよ(^▽^)/

2017/10/29 21:11 投稿

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この小説はいつかコミケや同人誌売り場で売れたらいいなと思い書いた小説です。お話自体は完結していますが、修正等をこれから行うためなんか変なところがあると思いますw

小説の内容は、ポケットモンスター無印1話「ポケモンきみにきめた」ををピカチュウ視点で描いたものです。上記に書いたように修正をこれからするので皆様の意見がありましたらコメントで頂けると嬉しいです。


ーーーーー以下小説ーーーーー



タイトル「黄色の思い出(仮)」



ポケットポモスター、縮めてポケモン。

この世界には数多くのポケモンたちが暮らしている。時には山に、陸に、そして海に。
野生に暮らしているポケモンの他に、人間とともに暮らしているポケモンもいる。
のポケモンを連れている人間達を「ポケモントレーナー」と呼ぶ。


この物語は、一人の少年がポケモントレーナーになるまでのほんのひと時のお話である。


第一章「少年」


 僕の名前は「ピカチュウ」。黄色い体をしていて、電気袋という赤い頬から電気を出せるネズミポケモンだ。「電気ネズミ」と呼ばれることが多いけど、そんな風に呼ばれるのは嫌いだ。
僕は今とても暗い所にいる。いつものように野原を駆け回っていたところ、白衣を纏ったオジサンに捕まってしまった。僕のようなポケモンは「モンスターボール」というボールで捕まえられることがある。それは「ポケモントレーナー」になりたいと希望する人間がいるからだ。
ポケモントレーナーはポケモンと一緒に旅をしたり、一緒に協力をして物事を達成させたりする。時には悪事を働く人間たちもいる。
 僕はまさに今モンスターボールの中にいるのだ。他のポケモンたちはどう思っているか知らないけど僕はボールの中が大嫌いだ。外の声は聞こえるけれど、真っ暗で居心地が悪い。最近のボールは技術が発達して居心地がいいものもあるというけど僕にはどこが良いのか全く分からない。
 しばらくすると複数人の声が聞こえてきた。一人は僕を捕まえたオジサンの声。この人は「オーキド博士」というらしい。僕たちの生態を研究している博士だ。そこそこ名の通った博士のようで「川柳」が好きみたいだ。テレビとかラジオとかに出演しているとか。身体を張った調査もしているらしく、時々物凄い声と音が聞こえる。その他の人間の声は聞いたことがない。幼い声だからきっと新人のポケモントレーナー達だろう。
 ここはマサラタウンにある「オーキド研究所」と呼ばれるところらしい。そこでは主に僕たちポケモンの生態観察や研究をしている。他にもトレーナーを志願する人間達のサポートもしているらしい。
新人トレーナーらしき若い声はしばらくすると聞こえなくなった。新人用のポケモンをもらって旅だったのだろう。


 それからしばらく経ち、また若い少年の声が聞こえた。
その少年の話によると、今日が旅立ちの朝で昨日はワクワクしすぎて眠れなかったらしく寝坊してきたとのこと。 その少年は寝坊したことなど反省する様子もなく、博士に対して旅にでるための初心者用ポケモンを要求した。しかし、先ほど時間通りに来た新人トレーナー達が持っていったためポケモンは残っていなかったようだ。

 “僕”以外は・・・。

 博士は、新人用ポケモンは残っていないが“少し問題のある”ポケモンがいる事を少年に話した。そして少年は目を輝かせながらこう言った。

「そいつを下さい!」

 そして僕の視界は明るくなり、その少年と対面する事になる。



第二章「出会い」


 その少年はパジャマを着ていた。そして僕を「可愛いじゃないですか!」といっておもむろに抱きかかえた。こんなに不快なことはない。僕が可愛いという事は事実なのだが、初対面にも関わらずア〇レちゃんのように目を大きく輝かせ、いきなり抱きかかえてくるのだ。しかもパジャマ姿で。
 僕はこのような少年と旅に出るのだと思うと、もの凄く不愉快になったので、得意技の電撃をお見舞いしてやった。
 こうして僕たちの旅は始まったのだ。

 僕たちはマサラタウンを出発して木々の覆い茂った小道を歩いていた。少年は歩きながらたくさんの事を僕に話してくれた。自分は世界一のポケモンマスターになりたくてポケモントレーナーを志願したということ。そして同じ志をもったライバルがいるということ。さらに、そのライバルとは同い年で幼少期から喧嘩ばかりしているということ。
 僕は人間の言葉を話せないから答えを返すことはできないけど、この年にしてしっかりとした夢があることだけは感心した。しかし、その大きな夢を叶えるための大事な日に寝坊してくるという事に関しては年相応だなと思った。
 しばらく歩いていると少年は立ち止まり、茂みの中に目をやった。何かを見つけたみたいだ。僕もそちらに目をやると、ポケモンがいた。あれは「ポッポ」だ。

「いけ!ピカチュウ」

 少年は僕にそう言った。確かにポッポは「ひこうタイプ」だから、僕なら相性はとてもいい。僕の得意技の電撃で攻撃したら効果は抜群だ。
 でも、今はとてもそんな気になれなかったので、少年の指示を無視してすぐ後ろに生えていた大きな木の上に登った。これで少年はどういう行動に出るのか、高みの見物だ。
少年はとても悔しそうな顔をしていたけど、すぐにポッポを捕まえる態勢になった。少年は自分のリュックの中から、研究所で着ていたパジャマを取り出した。昔から使っているからか、とてもボロボロだった。
 そしてそれを持ちながら差し足抜き足忍び足の要領で「ポッポ」へと近づいて行った。僕はその光景をじっと見つめていた。ポッポは少年が近づいていることに気が付いていないようだ。さっきから草むらの中をちょろちょろと動いている。

「今だ!」

 少年はこちらに気づいていないポッポに向かって飛び出し、パジャマでポッポを覆い隠した。ポッポはあっさり捕まってしまったが、びっくりしてパジャマの中で必死に動いている。
 すると急に少年の体が宙に浮いた。ポッポの得意技「かぜおこし」だ。宙に浮いた少年は軽々と吹き飛ばされて地面に転げてしまった。
 僕は盛大に笑った。目の前で起きている事が傑作すぎて。
 そうこうしているうちにポッポは逃げ去ってしまった。少年は面白くない顔をして振り返ると、リュックをあさっている別のポケモンがいた。四足歩行をする紫の色をしたすばしっこいポケモン「コラッタ」だ。少年は叫び声をあげながらコラッタを追い払った。
 しばらくすると、また草むらの中に何かが現れた。しかし、高い草が多いところに現れたため姿かたちが僕のとこからでも見えない。
 少年は拗ねた様子で足元にあった小石をその“何か”に向かって放り投げた。小石は綺麗な放物線を描きながら落下していき、偶然にもその“何か”にあたった。その“何か“はすごい形相でこっちに振り返った。
 それは、凶暴な鳥ポケモン「オニスズメ」だった。


第三章「襲撃」


 少年が投げた小石が当たったオニスズメの頭には、大きなたんこぶができていた。オニスズメは物凄い形相でこちらを睨み、物凄い勢いで突っ込んできた。かなりお怒りのようだ。
 しかし、突っ込んできた先は少年ではなく僕だった。当然の話だ。ポケモンはポケモン同士で戦うものだ。僕にとってはただのとばっちりでしかなかった。
 僕はその攻撃を必死にかわしたが、足を滑らせ木から落ちそうになってしまった。もう後がないので得意技の「でんきショック」を放った。でんきショックを受けたオニスズメは怖気づいたのか、どこかへ飛んで行っていしまった。

 そして、仲間の大群と共に戻ってきた。

 僕たちはその大群から逃げるために全力で走った。しかし、相手は鳥だ。逃げ切れるはずもない。
そしてオニスズメたちは、大群で僕に襲い掛かってきた。たくさんつつかれてとても痛い。抵抗する間もなく僕はその場に倒れた。もう動けない。すると僕の名前を叫びながら少年がオニスズメたちを追い払い僕を抱きかかえた。そして再び走り出した。しばらくすると雨が降ってきた。

 雨は次第に強くなり雷雨になった。野生のポケモンたちは、いたるところで雨宿りをしていた。地面には雨水がたくさん溜まっていた。それは水溜まりなのか池なのかわからない。
 そんな中を僕たちはどのくらい逃げたのだろう。少年も僕も泥だらけになりながらひたすら走り続けていた。
少年は、崖に追い詰められたらそこから増水した流れの早い川へ飛び下りたりもした。

“僕を守るために”

 この少年は守りたい者のためならどんなことでも厭わないのだと僕は思った。どんなにつらい状況に陥っても、危機的状況になっても決してあきらめない。僕たちポケモンにとってトレーナーはとても大事な存在だ。トレーナーによっては酷い仕打ちをされたり、悪事に使われたり、私利私欲のために高値で売られたりもする。そんなトレーナーばかりではない事はわかっているけれど、僕はどうしてもこの少年に心を開く気にはなれなかった。

“でも、この人間なら・・・”

 そんな事を考えていたら、急に僕の視界が傾いた。僕を抱えていた少年が雨でぬかるんだ土に足を取られ坂から転げ落ちたのだ。その衝撃で僕は少年の腕から離れ宙を飛び、地面に叩きつけられた。全身傷だらけの僕はあまり痛みを感じなかった。
 そんな傷だらけな僕たちを見下ろすようにオニスズメ達が僕たちを取り囲んでいた。もう逃げ場はない。
少年は傷だらけの僕を見ながら、モンスターボールを取り出した。僕が最初に入っていたボールだ。

「これに入る事が嫌いなのはわかってる。でも、これに入ればお前は助かるかもしれないんだ!」

 少年は涙ぐんだ声で僕に言った。そして傷だらけの体に鞭を打つように立ち上がった。そして僕の前に立ち叫んだ。

「お前ら、俺を何だと思ってるんだ。世界一のポケモンマスターになる男だぞ!お前らなんか怖くない。みんなまとめてゲットしてやるぜ!」

 いくら何でも無謀すぎる。相手は群れを成している。このままだと少年の身が危ない。
僕は反射的に体が動いていた。とても痛くて動くのも嫌なのに。僕はこの時初めて思った。このおっちょこちょいで無鉄砲な少年を心から支えていきたいと。
 僕はぬかるんだ地面を駆け抜け、少年の足から背中をつたい、左肩から勢いよく飛んだ。今は悪天候で雷雨。僕ならこの雷雨を利用できる。オニスズメとの距離が間近になった時、僕は勢いよく放電した。放電された電撃は雷雨を呼び、一つの巨大な光の塊となって爆発した。その爆風により僕たちは吹き飛ばされ、驚いたオニスズメ達はどこかへ飛び去って行った。

 ボロボロになった僕たちは雨で濡れた土に暫く横たわっていた。全身が痛くて動く気力すら起きない。僕の目の前には同じくボロボロになり動けそうにない少年がいた。その少年は僕を見つめて微笑んでいる。それに答えるように僕も微笑んだ。


 やがて雨は上がり、茂みの中から雨宿りをしていたポケモンたちが顔を出し始めた。雨で地面が滑りやすくなっているためか、時折滑って転ぶポケモンもいた。雨上がりの空には大きな虹がかかっていた。僕たちは虹のほうに顔をゆっくり向けると、そこには大きな何かが空を優雅に飛んでいた。その飛び方はとても美しく、キラキラと光を放っていた。
 その光景を、目を輝かせながら見ていた少年が僕に言った。

「いつかあいつに会いに行こうぜ!」




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