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おつかれさまです。ハゲです。
フリッパー話の番外編として、少し不思議なフリッパーである「ジッパーフリッパー」についても。見た方が早いのでこちらをご覧ください。
フリッパーが中央に寄ったのがご確認出来ましたか。フリッパー同士が寄ったり離れたりする機構を持つフリッパーを「ジッパーフリッパー」と呼んでいます。
先に動画で挙げた台は1973年の『NIP-IT』ですが、ジッパーフリッパー初搭載は1966年の『Bazaar』だそう。双方ともBallyの台で、主にBallyが搭載していた機構です。
ざっと調べたところ、60年代後半から70年代にかけてピンボール界には登場しており、81年ぐらいにリリースされた台を最後に無くなった模様。そういえば、以前土浦で遊んだ『Fire Ball』もそうでした。あれは1972年のBally製。
ジッパーフリッパーの特徴としては、見たとおりフリッパーが寄るとボールが落ちなくなります。ただし、フリッパーを上げた隙間からボールがこぼれる事があるので慢心はいけません。あとは、フリッパーが寄る条件と離れてしまう条件はしっかり把握するのが大事ですね。特に後者は把握していないと急にフリッパーが離れて虚を突かれるので重要。
古いピンボールは本当に命(1クレジット)が軽いので、この寄った状態を長く維持するのが延命の鍵となります。まぁ、搭載されている台にそうそう出会うことはないですが……。ナツゲーミカドなら『NIP-IT』があるので、お越しの際はジッパーフリッパーを体験してみてください。
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