今回は、昨年末からの忙殺タスクのひとつ「HEAVY METAL RAIDEN 1stアルバムCD化」について紹介します。話は長くなるが、まずはCD化に至る経緯から話そうと思う。
去る2017年2月、故・大塚ギチくんが代表をつとめていた有限会社アンダーセルよりリリースされた『HEAVY METAL RAIDEN 1stアルバム』。これは大塚ギチくんの強い希望によりアナログ盤(LP)のみでのリリースとなっていた。当時はちょっとしたアナログブームがあって、定価は当然割高な上、アナログプレイヤーを用意しなけば聞くことができないという敷居の高さにも関わらず、国内外で300枚以上売れたとのことだった。
アルバムの内容は、企画立案時からレコーディングコスト削減のため、A面にはライブテイクを使用し、新規レコーディングはB面のみ収録となっていた(※実際、生演奏のレコーディングってすげえ金が掛かるのだ)。B面のレコーディングは2017年初頭より開始され、約1ヶ月で完パケしたと記憶している。まず、エンジニアとして佐藤豪さんを呼び、代々木のスタジオで川瀬くんのドラムを録音。ギタートラックはWASi303さんが在籍している株式会社サクセスのサウンドレコーディングブースでアンプからのマイク録音が実施された。エンジニアはもちろんWASi303さんだ。ベース収録に関しては佐藤豪さんのスケジュールの都合からライン録音だったと思う。
アルバム発売後は高田馬場ミカドでのトークライブやサイン会、池袋レッドゾーンでのアルバム発売記念ライブといったイベントをこなし、ある程度の期間を置き、アルバムの販売枚数も落ち着いてきたであろう2017年夏、俺はギチくんに1stアルバムのCD化を打診してみたのだったが……。
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