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※無料記事【ミカド店長イケダミノロックの業務日誌】アミパラ広島戦記(その1)

2019/08/30 12:00 投稿

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 ども! イケダミノロックです!

 ゲーセン内ゲーセン「アミパラ広島店×ゲーセンミカド」が遂に2019年8月31日にオープンする。かつての業界の常識では考えられない運営形態だ。しかし、この世には「完璧なゲーセン」など存在しない。アミパラ広島店とゲーセンミカドが手を組み、お互いの良い部分を伸ばし、弱い部分を埋め合うといった、至極、合理的な運営形態だと俺は思っている。

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 俺がゲーセン内ゲーセンのネタを思いついたきっかけは――

■ここ数年、俺やアキラのイベント出演が増えた。
 たしかに俺は10年くらい前から音楽活動やゲーム大会などで地方都市を周って実績を積み重ねた。当時はそのほとんどが「自分の企画」であり、お金も持ち出しだった。しかし近年はミカドの配信、メディア露出やeスポーツのブームなどからか、他社の企画に我々が演者として――つまりお金をもらって出張している状態となるのだが、俺が司会や実況を担当してきた企画の意義目的は地域活性化や新作のプロモなど毎回多種多様で、シチュエーションも野外から映画館までさまざまだ。しかし、この手の話はどうしても単発企画になりやすい。これでは話題が「点」でしかなく、継続的に何かを活性化していくには絶対に「点」を「線」に変えていかなければならない。ただ呼ばれて実況やってお金をもらって……俺自身はそれでいいのだが、時が経つと、毎回呼んでいただいたみなさんに申し訳ないなと考えてしまうのだ。

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■配信技術提供の依頼が増えた。
 人づてでロケーションより「配信のやり方を教えてほしい」といった相談が来るのはもちろん、決め手は2018年に某大手ディストリビューターから「ゲーセンミカド配信機材セット」を商品化して売り出したいという提案をされたことだ。保証やオペレーションの問題が発生した場合の対応や、そもそもネットで調べりゃ誰だってわかるものを売りつけて、売りっぱなしは如何なものかと実現に至らなかったのだが、そこに需要とビジネスチャンスはあるものの、今の我々ではそれを商品として具現化することが不可能だった。

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■exA基板の販売枚数増加させるにはミカドが増えればよい。
 exAの営業を手伝っていてよくわかるが、本当に販売の仕事は大変だ。当たり前だがexAには実績がない。「実績がないから仕事・契約がきまらず資金が集まらない」「資金が集まらないから開発が遅れていき、更に資金が目減りしていく」。現在exAが置かれている状況は、我々INHの初期と全く同じだ(笑)。第一弾の「アカとブルータイプレボリューション」は確かに良いゲームだが、残念ながら購入者(ディストリビューター、ロケーションの仕入担当者)の多くはシューティングゲームをまったく知らない人たちなのだ。たまに知ってる人がいても「弾幕シューティング以降シューティングやらなくなったよ、昔は良かったよね」程度の知識である。『スーパーマリオ』や『ドラクエ』並みのネームバリューがなければ、どんなに素晴らしい内容でも、ブルーちゃんがどんなに可愛くても理解してもらえないのが現実だ。そんな中、1本でも多くexA基板を売っていかなければならない。いささか強引だが、俺は「ミカドが増えれば各店にexA置けるじゃん」と考えたわけだが、その発想は物件探しから資金調達までexAを売るよりも壮大な話だ(笑)。それはこれまでの記事を読んだみなさんも理解できているはず。

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 以上、列記した様々な問題を一発で解決できる案がゲーセン内ゲーセン「ゲーセンミカドコラボ店舗」だ。

 ・ゲーセンミカドの看板を付けることで地方都市でもイベントに継続、連続性が生み出しやすくなる。なによりも「ゲーセン活性化」という目的は超明確だ。今回の場合はアミパラ広島店に新しいお客様を呼び込み売上の底上げを狙う。もちろん、ゲーセンミカドはSNSや配信でアミパラ広島店を高田馬場ミカド、池袋ミカドと同等に扱い、販促に努める。

・配信に関しては、俺たちが実際にコラボ店舗に出向きイベントを定期開催しつつ、現地スタッフにオペレーションし、俺たちがいなくても企画が配信できる状況にすれば、ゲーセンミカドコラボコーナーだけでなく、クライアント自身の店舗の話題作りと売上上昇に繋げることができる。何かを売りつけるよりも、コンサル的な立ち回りが今の俺たちにはベストな選択だ。これは配信だけでなく、連射装置やボタン切り替えスイッチなどの特殊な環境作りに関しても同様だ。

・乱暴な言い方だが、ゲーセンミカドコラボ展開は「家賃0円でゲーセンミカドを増やす」……いや、むしろ「クライアントからお金をもらってゲーセンミカドが増えていく」という、今までの常識を覆す逆張りビジネスだ。そのぶん責任は重大だし、仕事はきっちりとやらなければならない。しかし、コラボ店が増えるごとにexA基板稼働が可能となる。さらにゲーセンミカドコラボコーナーは筐体数台から展開可能だ。地方都市のビデオゲームファンのパイに合わせて規模を自由にクライアントが選択できるため、クライアントも低リスクとなっていると。

 ……つうか、書いてて気づいたが、最初の頃にINHが持ち出しで出張イベントやってた頃と同じじゃない、これ?(笑)。とは言え、このタイミングで原点回帰することに何か運命を感じている。

 つらつらと書いてはきたが、それらは現時点ですべて「卓上の理論」だ。とにかく今は「真剣にやるしかねえ!」と考えている。

 そんな「アミパラ広島店×ゲーセンミカド」。次回以降はオープン前日譚からオープン、そして今後の展望まで数回に分け記していくつもり。

(続く)

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