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『ゲーセンミカドブロマガ本』編集後記(その2)

2019/06/10 12:00 投稿

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 ミカドブロマガをご覧のみなさま、こんにちは。『ゲーセンミカド ブロマガ特別増刊号 ロケテスト版(以下、ミカドブロマガ本)』や「ミカドちゃんスマホカバー」を販売しているネオフィリアラボのクドーです。

 『ミカドブロマガ本』の編集後記として、出版に至るまでの経緯をお話させていただきましたが、今回はその続きと、『ミカドブロマガ本』の中に登場する登場人物をご紹介したいと思います。


 「イケダ店長の業務日誌」の中から記事をいくつかピックアップし、再編集した原稿が形づいてきた頃、「どういうレイアウトデザインにするか?」という問題が押し迫ります。

 ブロマガ上での連載時はいくつかの画像・写真を併せながらアップされていましたが、基本的にはテキスト主体のコラムとして形成されています。ブロマガに限らずweb媒体は掲載量の上限がないため、文字も写真をほぼ無限に載せることができますが、紙媒体となると状況は一変。限られた紙面サイズの中で情報量が雑多にならぬように気を遣い、かつサラサラと読みやすいレイアウトを組まなければなりません。

 ゲーセンのコミュニケーションノートを模したものにしようか……縦組みの日記帳のようなレイアウトに組み込もうか……ああだこうだと頭の中で考える中で、あるヒントが浮かび上がります。

 「文章を読ませるところはそれだけを読ませろ」

 これは師匠である大塚ギチが雑誌の誌面やムックを作る上で大前提としていたモットーで、アシスタントだった俺に対し、ことあるごとによく言っていた教えの一文です。

 「本文、カコミ、画面写真とキャプション(※写真に添える説明文)……誌面がゴチャゴチャしてたら、読者もどこを読んでいいかわかんなくなるだろ。だから雑誌やムックが売れなくなんだよ」

 一緒に飲みに行くたび、よくこんなふうに怒っていたものです。文章の書き方だけではなく、レイアウトでの読ませ方にも人一倍、気を遣う人でした。あの人が手がけた設定資料集やムックをお持ちの方がいたら、ぜひ読み直してみてください。いかに見やすさを念頭に置いていたか、よくわかると思います。

 さて、『ミカドブロマガ本』での主役は他の誰でもないイケダ店長です。テナントを借りるためにオーナーを説得するまでの苦労や、イベントや大会を畳み掛ける営業努力、サービス業としてお客さんを喜ばせるための実況やトークイベント、そしてexA-Arcadiaへの並々ならぬ意気込み――業界歴約30年にも及ぶイケダ店長の、喜怒哀楽に満ちたノウハウが詰め込まれた記事の数々は、写真や画像を付け加えずとも、文章だけで読者に伝える説得力があふれています。

 これらを踏まえ、1ページ二段組みという構成で固め、段落を小分けにしつつ、文章が次ページにまたがないように手入れをし、試行錯誤の末にようやくあの紙面デザインが出来上がりました。ただ単にコピペして配列を直しただけではなく、必要最低限の手入れだけをさせていただきました。

 他の人が書いた文章を直す上で気をつけなければいけないのは「自分が書いた原稿だと勘違いしないようにする」ことです。あれやこれやと添削して見直したとき、編集者の手垢がベッタリとついてしまい、書いた本人の持ち味や良さがまるっきりなくなってしまうのもよくある話。こうならないように、読み物としての形式に組み直す程度で留めました。

 以上が『ミカドブロマガ本』の編集後記となります。編集後記だからといって、あれこれをベラベラと出しゃばって話すのはシラけてしまうし、ライダースジャケットとサングラスが特徴的だったあの人に「完成したものに対して場外で言い訳すんじゃねえ!」と怒られそうなので、このあたりでシメます。

 6月15日(土)、高田馬場ミカドにて「『ミカドブロマガ本』再販記念 イケダ店長トークライブ」をで実施させていただきますので、ぜひご参加ください!

 最後に『ミカドブロマガ本』の中で登場する人物たちをご紹介いたします。まだお読みでない方は「こういう人たちが現れるんだ!」と、楽しんでいただければと思います。

【登場人物】
・イケダ店長
 ゲーセンミカドのオーナーであり、当ブロマガにて「業務日誌」を執筆。高田馬場・池袋ミカドがオープンするまでの経緯や、イベントや大会を実施するまでの裏側、身の回りで起きた事件や国内外への出張・営業を時系列で紹介する「○○戦記」など、バラエティに富んだ記事を日々アップ。

・大家さん
 高田馬場ゲーセンミカドが入っている「オアシスプラザ」と、池袋ゲーセンミカドが入っている「ランブルプラザ」のオーナー。ミカドにおける超重要人物!

・豊田社長
 プライズ(景品)の企画と販売を行うレインボーの代表取締役社長。イケダ店長がGM商事で勤めていた頃の上司で師匠的存在。

・斉藤社長
 高田馬場ゲーセンミカドの内外装施工や設備工事を行った株式会社サイアートの代表取締役社長。GM商事が運営するロケーションや、大手有名ロケーションの内外装も手がけている。

・本田さん
 2018年7月に閉店した新川崎・鹿島田マットマウスのオーナー兼ネオフィリアラボの代表。イケダ店長とは10年来のお付き合い。

・じょにおさん
 ミカドでの『ギルティギア』コミュニティを牽引し、大会やイベントの企画・実施している高田馬場ゲーセンミカドの店員さん。

・キャサ夫さん
 言わずと知れた『バーチャファイター』シリーズの元鉄人。某ディストリビューター(中古筐体の売買業者)で勤務している頃、とある大コケゲームの情報収集と筐体流通でミカドのピンチを救った救世主。

・吉成隆杜社長
 アーケード版の『上海』シリーズをはじめ、『おてなみ拝見』や『サイヴァリア』などをリリースした株式会社サクセスの代表取締役社長。この方なくして『上海II』は語れない!

・大塚ギチ
 ライター、編集者、デザイナー。『バーチャファイター』シーンのドキュメンタリー小説『TOKYOHEAD』や、青春時代をスコアラーとして捧げた男の再起を描いた『THE END OF ARCADIA』の著者。2012年にアーケードゲームシーンに復帰し、「ミカド事件簿」「ミカド学園」といった企画を立案。『燃えプロ』集団「NO FUTURE」のメンバーにとって兄貴的存在。

・ルパン小島さん
 元『ファミ通WAVE』編集長。「ミカド事件簿」などのトークイベントにおけるレギュラーメンバーであり、『バーチャファイター』のプレイヤーたちとも親交が深いイジられキャラ。2018年2月に入籍(おめでとうございます!)

・SHUさん
 『バーチャファイター』シリーズ通してのプレイヤーで、高田馬場ミカドの『~3tb』や、池袋ミカドの『~5FS』など、関連大会やイベントにも出場。「『バーチャファイター3tb』世界大会」発起人のひとりでもあり、ミカドでの『バーチャ』コミュティに欠かせない人物。

・山岸勇さん
 『バーチャファイター』シーンにおける中心人物。かつては町田ビートライブの店長であり、現在は池袋ゲーセンミカド店長として『~5FS』の定例大会を実施。「『バーチャファイター3tb』世界大会」では実況を担当。

・悟李羅☆影助さん
「この13年、なんのために生きてるのかわからなかった。それくらい3tbを愛していた。俺の愛がどれほどのものか、お前たちに思い知らせてやる」と語るほど、誰よりも強い『~3tb』への思い入れを抱くプレイヤー・「『バーチャファイター3tb』世界大会」が開催されるきっかけとなった重要人物。

・エリック大統領
 アーケードゲーム業界期待の新基板「exA-Arcadia」を企画・開発するショーミーホールディングスの代表取締役社長。「JAEPO 2019」にブースで出展しようとするものの……。

・WASi303さん
 株式会社サクセス所属のサウンドコンポーザーで、『サイヴァリア』や『アカとブルー』のBGMを作曲。イケダ店長率いる「HEAVY METAL RAIDEN」でバッキングギターを担当。俺たちのアニキ!

・タノシマス(木村社長&藤岡さん)
 iOS/Android用シューティングゲーム『アカとブルー』と、exA基板のロンチタイトルとなる『アカとブルー タイプレボリューション』を開発したゲームメーカー。合言葉は「さあ、行こうか」。

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