ども! イケダミノロックです。
「高田馬場ミカド」もそうだったが「これが売上的に正解!」というレイアウト(筐体配置)は様々な試行錯誤やトライ&エラーを経て初めて見えてくるものだ。「正解!」と思えたレイアウトでも未来永劫それが続く保証はない。
「池袋ミカド」の入っている建物は、その形や柱の位置から非常にデッドスペースができやすい、いびつな間取りになっている。筐体を詰め込めば、そのぶんコイン投入口が増えるから売上は上がるかもしれないが、筐体間の通路が狭ければ、混雑時にお客さんの居心地が悪くなる。
また、大会やイベントなどで、ある対戦ゲームに人が集中した際に、周りの設置タイトルをベンチ代わりにされてしまい、その設置タイトルを目当てに来店してくださったお客さんが残念な思いをしてしまうことも……。
過去にそういった経験を「ミカド」でさせてしまったお客さんにはお詫びします。本当にごめんなさい。ベンチ勢に「どいて!」と言いにくい方は、遠慮なくスタッフまで通報ください!
そういった意味で「池袋ミカド」は「詰め込む」と「通路確保」の両立が難しく(※「高田馬場ミカド」と比較)、そのせめぎ合いはセンシティブで、スタッフ間でも意見が分かれてしまう問題になっている。
こういう場合の意見をまとめる方法のひとつは「お客さんの声」だ。スタッフ間でどんなに意見が相違しても、我々の仕事はサービス業だ。お客さんに楽しさを与え対価を得て、その対価(コイン)の蓄積から俺たちにお給料が支払われるのだ。合ってようが間違ってようが関係ない、間違ってたら戻せばいいさ。
こうした意見や要望、似たような話はたくさん聞いていたので、参考にしつつ俺自身が汗水流して作業することにした。
対戦台は対戦ハーネスで繋がっているため、ひとりでレイアウトを変更しようとすると、途方もなく時間が掛かる作業になってしまう。そのため、ふたり以上で作業に取り掛かり、配線が切れないようにタイミングを合わせて移動させることが多い。
また、最近の対戦格闘ゲームはオンラインに対応しており、サーバーからのLANケーブルの繋ぎ直し、または延長といった作業も同時に発生する。営業中にガチャガチャと筐体を移動するのは、都内路面店はほぼ不可能に近い。よって深夜に作業することになるわけだが、「池袋ミカド」がいびつな建物だとわかっていても、いざ筐体の移動やレイアウトの変更をしてみると「2018年のゲーセンはこんなにリソース割かなきゃだめなん?」と俺自身びっくりであった(笑)
というわけで閉店時間から3時間後、レイアウトが無事に完成!
問題が解決するか、また別の問題が生まれるか……。「池袋ミカド」はまだオープンして1ヶ月だ。
正解までの試行錯誤とトライ&エラーはまだまだ続く……。
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