ども! 店長のイケダっす!

 今月は、来年初頭から春にかけてゲームセンター用に販売されるビデオゲームタイトルの注文締切がいくつか重なっている。ミカドでも買うかどうか考えてはいるが……。



 注文の締切が重なっているのは、

・『鉄拳 7 FATED RETRIBUTION ROUND2』へのバージョンアップキット
・アーケード版『ストリートファイターV』
・『ALL.Net P-ras MULTI Ver3.0』筐体

などなど。

 資料などは転載禁止と書いてあるので詳細が伝えられないのが残念だが、この中からミカド的に導入しやすいのは『鉄拳7FR R2』のバージョンアップキットだ。値段がかなり安く、しかも2台分のキットが付属する。『鉄拳7FR』は中古基板相場も安いし、『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』発売の影響から、青いノアール筐体がある程度ダブつくので増設もしやすそうかなと。

3cac727e8cddaf99400a915968e9a5f5f9a2793f
▲『エクバ2』は新筐体込みの先行販売。今後は旧型のノアールが市場にドンと出てくるはず

 格闘ゲームのネット対戦って、俺個人の考えとしてはゲーセンとの食い合わせが悪いと思う。対戦相手が常にいる環境に身を置いてる俺の感覚が麻痺してるだけかな?

 でも、電車賃をかけてわざわざお店に行くのに、家庭用と同じネット対戦をゲーセンで遊ぶぐらいだったら「家でやればいいじゃん! 電車賃もプレイ料金も浮くし」って思っちゃう。

 都外のゲーセンと環境が違うのはもちろん理解してるが……なんだかなあ。

 しかも「消費税対策をどうするか?」と国内の企業がざわついている中、ゲーセンのゲームは1プレイに対してお店がメーカーに払う重量課金が30円、35円、45円〜と年々上昇している。 これに加えて電気代を考慮したり、いよいよ消費税10パーセントが実施されたら、お店の利益なんて雀の涙だ。

 筐体の導入価格もランニングコストに対して決して安くない。『ソウルリバース』みたいに大ハズレすることを考えたら何かしらの「保険」がなければやってられない(メーカーは今後「返品制度」を実現すべき!) 。

 はっきり言って最新のビデオゲームの状況は「商い」としての常軌を逸している。でも、メーカーからしたら 「じゃあ買わなくていいよ」 で終わり(笑)。我々は所詮、新作ゲームを買ったらせっせと年貢を納めつづけるだけの存在だ。

 で、結局『鉄拳7FR R2』へのバージョンアップキットは買うとして、アーケード版『ストリートファイターV』と『ALL.Net P-ras MULTI Ver3.0』筐体は買うの? 買わないの? どっち!?

 あ? 買わねーよ!!

 「eスポーツ、eスポーツ!」と騒いで、かつてゲーセンを根城にしてたプロゲーマーどもに賞金がばら撒かれる一方、俺たちゲーセンのオヤジは今後もケツの毛を毟りとられる勢いで課金と闘い続けなければならないのか?

 断固拒否だ!!

 あー、なんか考えなきゃ……(汗)。

(終わり)

(C)2006-2018 MIKADO. ALL RIGHTS RESERVED.