4曲入りミニアルバム
前々からアルバムを作ろうという野望はあったのだが、どうも一曲できあがると投稿したい気分になってなかなか作り貯めることができなかった。今回ミニとはいえアルバムが作れたのは、たぶん期日が決まっていてそれまで投稿したい気分を抑えられたからだと思う。
「エンジン」「Limbo」ができたあたりで、4曲にしようと思いなんとなくの構成も決まっていた。
盛り上がり→ポップ→大作→クールダウン みたいな。
また、アルバムゆえに単発では出しづらい方向性も出せたと思う。
01.エンジン
イントロがストーンズで、Bメロがビートルズというビッグネームをリスペクトした曲。決め手は、やはりリフ。ソの上にドを重ねるという4度のハーモニーが強調されている。それを4度のまま上げたり下げたりするという作り方でできている。
Bメロは最初D#m G#mと進んでいて、次はD#m G#メジャーと続くのがポイント。さらに半音下がってG F# と進んでリフに戻る。ちょっとというかかなりYou Can't Do Thatに似ているがまあいいやと思って突っ切った。
歌詞は語感で選んだ。日本語でこういうことをすると奥田民生っぽく見える。
02.ここには歌がある
これもやはり、決め手はリフ。XTCのThe Ballad of Peter Pumpkinheadが好きでいっぺんそういうのをやりたいと思っていた。
リズミックなリフ、響くドラム、遊ぶベース、サビが歌謡曲、といったあたりが似ているはずだ。
惜しむらくは演奏力不足でリフに歯切れの良さが欠けている。意外と難しい奏法なのかもしれない。
この4曲の中ではミックスがうまく行ってるように聞こえる。
03.愛の歌
アルバムの核となる曲を作ろう! と思って作り始めたがそんなの難しいわ。
とりあえずアルペジオが効いたバラードでいこうと思いたち、レミオロメンの「3月9日」をモデルにでっちあげた。
このアルバムの中では最後に作った曲であり、クロスシンセシス、歪み、コンプなどを組み合わせたボーカルトラックがいい感じにできた。
「愛の歌」とは大きくでたタイトル。いちおう「愛」ゆえに「歌う」んだよと関連性を作ってみたがどうだろう。
04.Limbo
最近ニック・ドレイクブームが自分の中で来ていて、ニック・ドレイクみたいな曲を作ろうと思ってやってみた曲。
「エンジン」に次いで2番めに完成した曲で、この曲とエンジンどっちにしようかなと迷ってええいアルバムにしてしまえと決意した経緯がある。
お気に入りだが、アルバムの1曲というポジションが向いていると思う。
歌詞は謎めいているが本人にもよく分かりません。リンボはキリスト教で洗礼を受けていない(けれど罪人でもない)人が死後に行くところ。特に洗礼前に死んだ子供とかが行くらしい。なのでわりと子供目線を意識して書いたものではある。
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