この曲はDADGADチューニングを採用した。
正確にはカポを2フレットにはめているので、
EBEABEというエビみたいなチューニングだ。
最近フェアポート・コンヴェンションとかを聞いていて、
民謡的な節回しを取り入れたら面白いかなと思い、
ギターを弾きながらあれこれ試して作った。
コード進行的には、E G F#m Dと来てEに戻るようなのが基本。
だが普通のチューニングではあまり出ないようなボイシングが出ていると思う(たぶん)。
サビはA B C#mという一般的な進行だが、
A B C#mを押さえているのは低い方の弦だけで、高い方の2本は鳴らしっぱなし。
そのおかげで独特の響きになっている。
で、その民謡的な作曲にドラムマシンを合わせてみると面白いんじゃないかと思って、
やってみた。
独特の音空間になっているのがおわかりだろうか(?)
音といえば、ボンボン鳴っているのはギターの低音弦をミュートしながら鳴らしているもので、
ベースの音ではない。
前述の通り高音弦は開放を鳴らしっぱなしなので、
ボンボン鳴っているのがギターだと気づいてもらえないと、
「ギターずっと同じ音を弾いてるじゃん」と思われかねないので、書いておく。
(別にそう思われてもいいっちゃいいけど)
歌詞は、こういう古いフォークというとスカボロー・フェアとかディランの北国の少女とかのイメージだったので、
「旅人と故郷に置いてきた恋人」という設定を保ちつつ、「恋人側」を主人公にしてみた。
なんか情念あふれる歌詞になってちょっと怖い。
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