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「東京駅100年の記憶」~東京ステーションギャラリー

2014/12/19 22:31 投稿

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  • 東京駅
・今年は東京駅が開業して100周年にあたる、という事らしく、結構いろいろなイベントをやっているらしい。
 MMDでもこんな動画があった。

 

  東京駅の中にある美術館「東京ステーションギャラリー」で開催されている
「東京100年の記憶」という企画展に行ってみた。

公式ページ
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201412_TOKYO_100.html

 東京駅は2007年(平成19年)4月~2012年(平成24年)10月 にかけて、丸の内側の赤レンガ駅舎の保存・復元工事が行われている。駅は使用しながらだったから難工事だったろう。
 それに先立って、反対側の八重洲口でも大丸東京店の建替え、移設や、八重洲地下街の改修工事なども行われており、今も一部は工事中のようである。

 東京ステーションギャラリーは、この保存・復元工事前にも存在したらしいが、私は一度も入った事はない。今思うと一度くらい入っておけばよかった。

 以前の入り口は駅の真ん中あたりだったみたいだが、現在は宮城に向かって右側、丸の内北口のドームに入り口がある。この辺、昔は「ミカド」っていう食堂だったような気がするな。
何度か入ったことがある。

 入館料は一般900円。私は「大人の休日」カードがあるので、100円割引だった。

 最初にエレベーターで3階に上がって、最初の部屋には東京駅を設計した建築家、辰野金吾氏に関する資料など。続いて広い部屋に、東京駅周辺のジオラマが3つ並んでおり、最初のジオラマは東京駅だけがポツンとある感じの新築当時、次はいわゆる建替えて超高層になる前の丸ビルなどがある、戦後の昭和、高度成長時代の丸の内。最後は超高層ビルが立ち並ぶ現在。東京駅丸の内駅舎は、もうどこにあるか探さないとわからない。1914年、その50年後の1964年、そして2014年の姿だそうだ。

 周囲の壁には、丸の内にあった他の有名ビル、日本興行銀行本店とか日本工業倶楽部、東京海上ビル(←学生時代ここでバイトしてた。たまに水漏れとかある、かなり老朽化したビルだった)などの昔の写真と、その設計者に関する資料が貼ってあったと思う。

 次の部屋に行くと、ここは東京駅の地下街を下から見上げる、という趣旨の模型。
部屋の真ん中あたりの天井部分に東京駅丸の内駅舎があり、そこからどんどん地下街と地下鉄駅のホームが広がっているようすがわかる。天井からこれらの模型をピアノ線?で吊ってある。これはちょっと面白かった。東西線とか、京葉線とかのホームが本当に遠いのがよくわかった。
 これで下のほうで照明が消えたら、と思うとゾッとする。迷路というか迷宮というか。
 諸星大二郎の「地下鉄を降りて」など思い出してしまう。

 下のほうは結構低い位置まで来ているので、身長180cm位の人が来るとうっかり頭ぶつけて模型を破損してしまうのでは、と気になった。終了まで無事だろうか。

 この部屋を出ると螺旋階段をぐるぐると下りて2階へ。足が不自由など、階段を降りられない人は申し出ればエレベーターに案内してくれるみたい。

 降りると、様々なサイズの模型や、実物?のある部屋になっている。

 東京駅丸の内駅舎はもともと3階建てで、関東大震災にも耐えたのが あの戦争の空襲で3階部分が炎上し、戦後応急処置的に2階建てに改修されたままだったのが、今回の工事で3階建てに復元され、ドーム上部も台形のものから、優美な新築当時の姿に戻ったとの事。
 私は子供の頃から台形の屋根を見慣れていたので、そういうものだと思っていたが、あれはかなり急場しのぎの姿だったらしい。

 この部屋には、新旧の姿を並べた模型が、断面模型なども含めていくつも展示されており、さらに今回復元されたレリーフ(干支の動物を模ったもの)や解体工事中に取り外された階段手すりの金具(満月、半月など月をモチーフにしている)、レンガ壁の実物などがあった。

 続いて絵画や小説、新聞などに描かれた東京駅のコーナー。油絵が多かったが、私はこの手はさっぱりわからない。下手だけど東京駅が描いてあるから展示してあるのか、美術作品としても価値があるものなのか。絵が好きな人は、かなり近づいてみる事ができる(画家のタッチまでわかる)ので面白いかもしれない。
 小説では江戸川乱歩の怪人二十面相、島崎藤村の新生、内田百軒の阿房列車などの東京駅が登場する場面が紹介されていた。あとよく覚えていないが、夏目漱石もあったかな?坪内逍遥もあったかも。二十面相しか読んだ事はない。
 当時の新聞も多数貼られていた。東京駅の開業を告げるもの、原敬首相や浜口首相の受難に関するもの、東京駅周辺の開発計画に関するものなど。ほかにはスゴロクや雑誌の挿絵(作者、作品名覚えていない。詳しく見ないで、なんとなく通り過ぎてしまった)に描かれた東京駅などがあった。

 この東京駅丸の内駅舎も、あぶなく取り壊されて「豆腐のような」超高層ビルになる計画がすすんでいたようで、それに女優の高峰美枝子さんや作家の三浦朱門氏あたりが中心になって反対運動を行って、時の石原慎太郎運輸大臣、中島源太郎文部大臣も理解を示して最終的に今の形になった、というような資料も結構あった。今名前をあげた人には、世間的には批判される事が多い人も混じっているが この事は素直に評価したい。
 保存運動のページ
 http://www.toshima.ne.jp/~akarenga/index.html

 その他、順路の途中に何箇所か、映像を繰り返し上映するコーナーがあった。
 今回の復元工事の記録や、丸の内線東京駅建設当時のニュース、新幹線開業当時のニュース、戦後の復旧工事や関東大震災当時の映像もあった。一つ一つは2~6分くらいだが、結構本数があった。
 工事の内容は、担当した鹿島建設のHPに詳しい。
http://www.kajima.co.jp/tech/tokyo_station/index-j.html

 もともと駅の地下には1万本以上の松の木が杭として埋め込まれており、これを全て撤去して、ゴム?のアイソレーターという免震装置や、オイルダンパーという私にはよくわからない装置に置き換えたとの事。使用しながらだから、本当に大変だったと思う。
 関係者の方々は、お疲れ様でした。

 とりあえず覚えてる範囲で。

 掲示してある説明を全部読み、映像を全部見ると1時間では少し足りない。18時閉館(入場は17時半まで)なので、昼休みや通勤帰りに見るのはちょっと時間が足りないかな。
 かといってこれだけ見に休日出てくるのは、よっぽど建築とか電車とか好きな人でないとあれかもしれない。あとは昔の姿を知っている人向けかな。お客さんも年配の人が多かった。


会期:2014年12月13日(土)~2015年3月1日(日)

次回2015年3月21日(土)からは、

北陸新幹線開業記念 - 1
富山県立近代美術館コレクションから ピカソと20世紀美術 だそうだ。
 
 

 

 

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