メタ坊のブロマガ

増刊フラワーズ秋号

2020/10/03 19:00 投稿

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・波津彬子さんの「お嬢様のお気に入り」目当てで買ったのだけど、他の作品も読んだので。


 以下簡単に備忘録。

・猫mix幻奇譚とらじ(田村由美)
 長く連載している作品のようでいきなり読んでもよくわからない。ウィキペディアに結構分量のある記事があって、それによると人間とねずみ(言葉を話し、二足歩行をし、魔法を使えるものもいるらしい)が戦っていて、mixと呼ばれる人間のように二足歩行し言葉も喋る動物たち(猫なら猫mix、犬なら犬mixみたいな)もいるらしい。

・お嬢様のお気に入り(波津彬子) 13話 
 この作品を目当てに買った。単行本は現在2巻まで出ていて10話まで収録。10話では主人公のキャロラインお嬢様は社交界デビューもしていない、中学生くらいの印象だけど今回はぐっと大人びて、結婚適齢期になっている。11話か12話でグランド・ツアーという国外旅行に行ったらしい。
 この作品の1巻については以前レビューしている。
https://ch.nicovideo.jp/metabou/blomaga/ar1843601
 
 18歳くらいかなという印象のキャロライン嬢は、結婚するのは貴族の娘の義務、と大人しく両親のすすめる見合いに応じている様子だが、ほとんど相手の方から断られてしまう。
 彼女は大のオカルトマニアで見合いの席でもこれを隠さず、ゴシック小説や幽霊談、幻想小説や降霊会などの話題で一人で盛り上がってしまう。結果として相手は引いてしまう。そうしたものをあからさまに馬鹿にする相手はこちらからお断り。もう12人と見合いをしているが一向にいい相手が見つからない。

 そこで兄のトーマスがSPR(心霊研究会)という科学的に幽霊の存在を検証しようという団体にいる旧知のドブソン夫人からの誘い、というたてまえでキャロラインをエディンバラの幽霊屋敷に送りこむ。ドブスン夫人は2巻に収録されている第六話に登場していて、トーマスが今は妻となっているが当時は女優だったローラと再会することになる降霊会を開いている。
 子供の頃からキャロラインが何かやらかすたびにお供する羽目になる同年配の執事・マイケルも怖がりだから嫌なのだけど同行することになる。
 実はこれは縁遠い妹を案じた兄夫婦や両親が仕組んだ見合いである。SPR所属の青年たちなら話も合うだろうと思ったのだ。お相手はドブソン夫人が厳選した良家の青年たちらしい。

 だが青年たちはお見合いと知っているのでキャロラインを中心に歓談しようとする。彼女はせっかく幽霊屋敷に来たのだから屋敷内を見て回りたいし、科学装置のセットをする様子も見ていたい。だがここで興味ある人物を発見する。臨時のアルバイトで機械のセットをしていたのは、私がまだ読んでいないエピソードで登場したらしい青年で、ギリシャで彼を幽霊と間違えたことがあるらしい。

 キャロラインはドブソン夫人の相手をしながら実は見合い相手である三人の青年の話相手もしているが、心は実験器具のある調査現場に行っていて耳に入らない。青年たちはにわか仕込みの階段話をするが、その手の話に詳しいキャロラインは出典がわかってしまう。

 そこでポルターガイスト音。彼女は思わず立ち上がって、音の正体を確かめに行ってしまう。

 ギリシャで会った青年が音の正体を暴き、なあんだということになるがその日は解散となり、翌日再び集合するとその青年はいない。彼は一日限りのバイトだったのだ。

 キャロラインは失礼のないように青年たちの相手をするが、一番話をしたかった青年が消えてしまい心ここにあらず。連絡先もわからない。

 本人よりもキャロラインの心がわかるマイケルは、沈み込む彼女を気にかけている。

 この前日談を読めるのは、単行本が出る数年先になるだろうな。

・VSルパン(さいとうちほ)
 ルパンらしい青年と青い目の令嬢・緑の目の令嬢の二人がからむらしい話。全体の14話、このエピソードの3話らしく既に青い目の令嬢は殺されている。ルパンは犯人と疑われた緑の目の令嬢を助けてやろうとしたが逆に翻弄されたりして、ちょっと気になっているみたいな。

・公務員猫子(シビルニャンズ)の職務(奈々巻かなこ)
 連載12回らしい。どこの国かわからない教育・文化省にロジャーストーンという猫がいる。漫画の中では女の子の姿。マウサーと呼ばれるネズミを獲るために官費で公共施設に飼われる猫らしい。
 文書管理者のハリエットという人物がやってきて、審議官のロージーという人物のところで働くことになる。実は二人は同窓で、当時から互いにソリが合わない間柄だった。

・なかよしさん(まめもやし)
 猫と兎の脱力した会話。

・ジョセフへの追想(渡辺多恵子)
 35年前の作品の再掲載らしい。100ページある読み切り。
 カナダの小さな島・セントジョセフ島で隣に住む幼馴染として育ったユニスとジョセフ。互いの両親もあんなに仲がいいなら将来親戚同士になるかもしれませんね、みたいな感じ。二人は7歳の時に将来結婚しようと約束をする。
 ジョセフは級長を毎年つとめ、勉強の苦手なユニスをいつも助けてくれる。だがユニスはある日、両親がジョセフは拾われた子だと話しているのを聞いてしまう。

 二人は17歳に成長し、今も仲睦まじいがバンクーバーからケビン・グラハムという転校生がやってきたことから二人の世界は変化してゆく。

 ジョセフは事故で両親を亡くし、農場を人に貸して一人で暮らし続ける。そしてジョセフは超能力に目覚めるが、教師からはカンニングを疑われ、クラスメートからは気持ち悪がられ、その心が読めてしまう。ジョセフの変化はそれだけではなく、外見にも及んでいく。
 

・金山雨夜命(カナヤマアマヤノミコト)江平洋巳
 昔々、金剛山というところに金山があり、ここには雨夜様という美少年がいて、国人や坊主に傅かれて何不自由なく暮らしている。
 そこにナガという少女が売られてくる。花嫁候補として大勢の美しい娘が集められた中に、貧相な貧乏人の娘が手違いで混じったのだが、雨夜はなんとなくナガを気に入って手元に置く。雨夜はナガと話していると、何かを思い出しそうになる。
 だが、国人と坊主はナガは危険だ、と生贄にすることを決め、ナガの命が惜しければあるものをお渡しくださいと雨夜に迫る。雨夜はこれに応じるが、そのために自分の美しい姿を失ってしまい・・・

・キミと僕の12年(白壁たくみ)
 野良犬のジャックと人間の少女・ローラの交流。ローラ視点ではジャックは犬の姿、ジャック視点でのジャックは人間の姿。
 引っ込み思案でなかなか友だちを作れないローラはジャックとの交流で積極的になっていき、美しく成長する。やがてローラは結婚式を迎えるが、ジャックの寿命は尽きようとしている。

・井戸の娘(奈知未佐子)
 ファンタジア・グリーンという家政婦が、魔法使いにカエルにされた青年とカエルにされた娘を人間に戻れるよう導くみたいな話。

・父と私のバックステージ(深雲あかり)
 ある若いカップル。もうすぐ入籍予定。男は劇団の制作担当で社員。女は女優で大役を射止めたばかりだが、折悪しく妊娠が分かり、降板するか演じ切るか迷っている。
 妊娠に伴い実家に世話になることになるが、父親は芝居などやって将来大丈夫か、と理解がない。
 そして本番の日。結局役を演じてから劇団を休むことにした彼女はこれまでになかったほど緊張し、身体が硬直してしまう。その時目に入ったのは、観客席の後ろの方に立っている父親の姿だった。

・運命の青いヒモ(のら38)
 家庭にご不満な感じの高校生みたいな娘。こんな家出てってやる、といった翌日目覚めると左指に青いヒモ。アホ兄貴だなフザケンナ、と思うがどうやっても切れない。
 そのヒモの先につながっていたのは・・・

・うちのコ紹介します
 漫画家さんのペット紹介エッセイ。
 田村由美、西炯子、波津彬子、赤石路代、渡瀬悠宇、絹田村子、新井理恵、奈々巻かなこ
 の各氏。

 波津彬子さんの 猫を飼うのは癒しではなくて、スリルとサスペンスという言葉に真実を感じる。飼い猫が21歳(人間なら百歳相当)で、友人からペットロス寸前と心配される日々らしい。

・光の箱(衿沢世衣子)
 失恋したらしい青年が行きつけのコンビニを訪れる。あまりにもつらいのでネットの指示に従って身近な人に話しかけようと思ったのだが、身近な人がコンビニの女店員しかいなかったのだ。だが唐突過ぎてわかってもらえない。
 彼はやはりネットを見て普段と違う道を通り、できそこないの猫みたいな奇妙な動物を拾う。


・遠くの友達(梅サト)
 半年ぶりに突然連絡をとってきて再会した友人の目的は、ゴミ屋敷状態の自分の部屋を一緒に掃除してくれというものだった。

・阿那亜鬼威保育園(あなあきいほいくえん)新井理恵
 自意識が異常でいつもトラブルを起こすクソビッチの保育園児に巻き込まれる人たち。

・月影のワルツ(大上貴子)
 メイドが好きな15歳の坊っちゃまと坊っちゃまを好きなメイドが歯がゆい話。

・ナシュの楽園(岡本ありさ)
 魔法使いの嫁みたいな感じで人外の屋敷に住む、人外の兄・ロイドと人間の妹・ナシュ。
彼女にはこの屋敷の中が全てで、外には出ないようにロイドに止められている。
 ある日ラーナという人間の女性がロイドの留守中に屋敷に潜入し、ナシュを助けに来た、このままでは人間狩りに殺されるからすぐ逃げようという。

・ゆりな28(維村米人)
 ほっこり甘栗さんなる、コックリさんのパチもんみたいなものをやってユーチューブの動画再生回数で儲けようとする陰陽師とエクソシストと巻き込まれた人。

・猫に鯛焼き(ウサトサヤ)
 野良猫として死んだスズは、あまりにも生前不幸だったのでサービスで人間に転生させてもらう。だがサービスのせいか不完全で左足はもとのまま、尻尾もついたまま。
 今度はシアワセになれるかどうか。

・脱毛のテーマ(戸倉そう)
 脱毛サロンにやって来た社会人女性が、腋毛の処理とかはじめてやったころの中学時代を思い出していろいろ。

・猫と小鳥のダイアログ(江國凛太)
 魔女が大家さんをしている幽霊屋敷に住むことになった青年?猫?の話。

・影は月夜に美しい(まおのはちこ)
 中古の家に引っ越した学生。夜になると自室に影絵のような女の子がやってくる。



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