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「BAR来夢来人(池田文春)」最後のカクテル編

2020/09/23 19:00 投稿

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  • 池田文春
  • 漫画本


第64夜 夢の途中で
 榊は万引きした女子高生をひょんなことから自宅に泊めることになり、ノンアルコールのフロリダというカクテルを作ってやる。
 彼女はストリートダンスのようなものに興味がある様子。榊は彼女に目標を与えてやりたいと思い沙羅に相談し、何度も登場している周囲の状況が自分の望んだ方向に変化するカクテル・セトルを作ってもらう。

第65夜 一日エリート
 債権回収担当だが押しが弱く成績の良くない銀行員。沙羅は彼にブラック・ベルベットというカクテルを出す。成績のいい同僚に一日だけすり替わってみたいという彼は、その同僚が交通事故に遭う現場に居合わせて、彼の入院中にと来夢来人にやって来る。
 沙羅はこれも何度も登場している、他人そっくりに変身するカクテル・メタモルフォーゼを作る。

第66夜 祝福のダイヤモンド
 結婚式場で演出を仕切る、ウェディングプランナーの女性。顧客の要望に応え奇抜な演出を考案するが、失敗ばかり。沙羅は彼女にカルーアミルクというカクテルを出す。
 彼女の次の顧客は普通の結婚式をあげたいというが一つだけ条件がある。新婦の父親は20年前に女ができて失踪したが、毎年彼女の誕生日には花が届くという。そのため父親が自分を見れるように、参列者以外も式の様子を見られるようにしてほしいという。そしてできれば父と会わせてほしいとも。
 彼女は屋外でのプランを考案するが、父親は来るだろうか、来たとしてどうやって会わせようかと悩む。手掛かりは20年間の写真しか無いのだ。
 沙羅はその式場でカクテルを作らせていただければ大丈夫ですよ、と申し出る。
 当日、沙羅は新婦にサーチというカクテルを作る。
 
第67夜 予知夢
 予知夢を見て飛行機事故を逃れた男。沙羅は彼にタイムトラベラーというカクテルを出す。
彼は予知夢を見ることで恋人や親しい友人の死を防げないという思いを何度もしているため、予知夢を見ないようになりたいと願う。沙羅はそれでしたらとシールというカクテルを作るが、そうすると本人の災難も予知できなくなると忠告する。

第68夜 憧れの花
 売れっ子ファッションモデルのマネージャーをしている地味な女性。自分とモデルとの容姿の差に世の中の不公平を嘆く。沙羅はアメリカンビューティというカクテルを出す。
 重要なステージの前日にモデルが睡眠薬と酒を一緒に飲んでしまい、意識不明になる。ショーに穴をあけられないと、彼女は沙羅にメタモルフォーゼを注文する。

第69夜 プロの誇り
 焼酎の梅割りを頼んだ客に、ウチにはありませんと答えて客を怒らせた榊は沙羅に自分の対応の可否を訪ねる。沙羅はある太鼓持ちのところに榊を連れて行く。
 何かを学んだ榊は、沙羅にカクテル・追憶を作ってもらい、過去に戻ってその客への対応をやり直す。榊はシーブリーズというカクテルを作る。

第70夜 二人の距離
 遠距離恋愛中の彼氏に浮気されて怒り心頭の女性。ウサ晴らしに来夢来人へ。沙羅はミント・フラッペというカクテルで彼女を落ち着かせる。
 彼氏にバチを当ててやりたいという彼女に、沙羅はメタモルフォーゼを作る。

第71夜 かけがえのないもの
 コンペに出る留衣はオリジナルカクテルの研究中。彼女と同じ茶道部だった友人二人は同じ会社につとめていたが、一方が付き合っていた男性をもう一方が卑劣な手段で強引に奪い取ったことから仲が悪くなる。留衣は二人の仲を取り持とうとするがうまくいかない。
 無理やり奪った男との結婚生活はうまくいかず、二人の女は同じように不幸になる。
 留衣は思い切って二人を来夢来人に呼び出し、沙羅に追憶を作ってもらう。

 留衣は抹茶を使ったオリジナルカクテル。清香(チンシャン)を二人に贈る。

第72夜 本当の事は言えない
 高校時代の同級生だったホストとファッションヘルス嬢が互いの仕事を知らずに出会い、交際をはじめる。二人は相手にばれないように、と知り合いだったアリバイ屋の氷室にアリバイ工作を頼む。氷室は交際している二人からアリバイ工作をたのまれてしまったよ、と来夢来人でこぼし、沙羅にメタモルフォーゼで協力してもらおうとするが、沙羅は違う提案をしてエイジというカクテルを作る。

 氷室はサイドカーを飲みながら、ことの顛末を沙羅に報告する。

第73夜 再会
 スペースシャトルに乗り込むことになった天文学者が来夢来人にやって来る。彼は娘を亡くしたのがきっかけで宇宙を目指したらしい。彼は沙羅とわけありな様子。沙羅はギムレットを作る。この男は沙羅の昔の夫だったらしい。

第74夜 かぐや姫の形見
 沙羅の正体と、カクテルの秘密が明かされる話になるが、星野之宣さんの月夢の焼き直しみたいになってるのは気になるところ。掲載誌は同じ会社の同じ系列だから許可をとってのことかもだけど。

第75夜 永遠の来夢来人
 30年後、榊というバーを構え、今は初老となった彼が客に沙羅の人生について話をしている。留衣と結婚した模様。
 マスターの作り話と思って帰った客は、関西で来夢来人という店と、美人のバーテンダーを見つける。

 原型の読み切りに登場した、黒人のマスターも登場する。

特別読切 来夢来人
 テロリストに銀行が狙われる。そのテロリストたちは犯行前に来夢来人に立ち寄り、ミリオン・ダラーというカクテルを飲む。彼らは来夢来人を現金の受け渡し場所に使う様子。
 彼らは金を持って逃げるために沙羅のカクテルの力を利用しようとする。沙羅はワープというカクテルを作る。

 2006~2007頃にコンビニで買ったんだけど、最後まで読まないまま放置してあった本。ようやく読んだ。
 作中には岩手県にあるバーのオリジナルカクテルが数多く登場する。作者も岩手の人らしいので個人的な交友があったのだろうと思う。
 一応のケリはついているけど、まだ続けられそうな終わり方になっている。

 各巻の最後についている特別編は、1本だけは連載前のプロトタイプみたいだけど他のは完結後にコミックス用に書き下ろされたのかもしれないけどよくわからない。
 テレビドラマ向けな作品だったかもしれない。

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