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「BAR来夢来人(池田文春)」愛と哀しみのカクテル編

2020/09/22 19:00 投稿

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  • 漫画本


第52夜 愛しきメル友
 会社をリストラされたことを妻に言えないでいる40歳のプログラマーの男性。妻が不妊症とわかってから会話がほとんど無くなっている。親しい同僚や友人もいない。沙羅はハッピーエモーションというカクテルを出すが、男性は今の俺と正反対だ、本音で語り合える相手がほしいとつぶやく。そう聞いた沙羅はリアル・マインドというカクテルを作る。

第53夜 脱出王
 榊と留衣はデートでマジックバーというものを見かけて入るが、現れた老マジシャンは失敗ばかり。もう引退しますと落ち込む彼を元気付けようと沙羅のところに連れて来る。
 沙羅はパーミエイトというカクテルを作る。

第54夜 大いなる遺産
 祖父が死んで、遺言により何故か大時計を相続することになった中学生の孫娘。彼女は成長して社会人となり、デザイン事務所で働きながら絵本作家をめざしている。同僚に彼と作品を盗まれたりして退社し、絵本一本に絞るが芽は出ない。
 捨てずに持っていた祖父の大時計の中から祖父の手紙が見つかり、祖父が沙羅の慕情というカクテルを飲んで孫娘を癒せるようにしておいたことを知る。

第55夜 タイム・イズ・マネー
 エネルギッシュな百円ショップチェーンの社長が来夢来人にやって来る。沙羅はモスコーミュールを出してそのいわれを話す。
 社長は叩き上げのアイデアマンで、従業員にも情がある。もっと時間があればもっとアイデアが出せて実行もできるのに、と残念がる。
 沙羅はタイム・キーパーというカクテルを作る。

第56夜 私の舞台
 榊は沙羅と岩手に地酒の買い付けに行き、杜氏の案内で江刺̪市に立ち寄る。そこでステージショーをしている若手歌手を見かけ、その夜案内されたパブでその子が働いている。
 歌が好きな明るい子だが、実はバツ2だという。彼女は家庭を犠牲にしても歌手として生きていきたいのだ。沙羅は店の厨房を借りてカクテル・セトルを作る。

第57夜 表の顔・裏の顔
 風俗嬢のアリバイ作りに給料明細を出したり、電話の応対をしたりする会社で働く男。客の嬢の一人が夫に疑われ、店まで送っていくと言われたと泣きつかれる。
 彼は来夢来人でレインボーとプース・カフェという二つの名前を持つカクテルを教えられ、自分の客みたいだと思う。彼は自分の仕事にそれなりに誇りを持っているが今回は困った様子。沙羅はメタモルフォーゼというカクテルを作る。

第58夜 真実の顔
 女性と付き合うたびに浪費癖があったり何股もかけられたり嘘をついて風俗で働いてたりという繰り返しで女性が信じられなくなっている男性。沙羅にネイチャーというカクテルをすすめられる。
 彼は来夢来人を再訪し、エメラルドとネイチャーSPというカクテルを飲む。

第59夜 イミテーション・ゴールド
 キャバクラ嬢だが合コンで大病院の御曹司をひっかけて、金持ちの娘と偽って交際している女性。結婚すればこっちのものという感じ。だが彼が両親に挨拶をと言い出したので第57夜に登場したアリバイ業者に工作を頼む。うまくクリアして結婚秒読みに。
 だがキャバクラの常連客が彼を連れてきてしまい、正体がばれそうになる。その場はなんとかごまかして、またアリバイ業者の氷室に相談。氷室は彼女とそっくりの人間がいると証明できれば、と来夢来人にやって来て、以前も使ったメタモルフォーゼを沙羅に作ってもらう。

第60話 老いたる木の願い
 久々登場の真琴。もう就職を考える年になっている。切ろうとすると人に祟るという話を友人に教えられるが、彼女の超感覚には木が苦しむ声が聞こえる。
 来夢来人にやってきた彼女は樹医に相談してみては、という榊のアドバイスで動いてみるが、木を切ることは道路計画で決まっており樹医も動かない。
 真琴は木に何もできなくてごめんね、と語りかけると木も答え、800年の記憶を真琴に見せる。木は自分は人を呪ったりはしていないと答える。
 真琴は独学で木の治療をはじめる。すると丑の刻参りのものと思われる釘が刺さっているのを発見する。この釘が祟りの元であり、木の寿命を縮めて枯死寸前に追い詰めたらしい。だが木に縁ればもう手遅れで、最後に種子を残したいという。
 真琴は沙羅にカクテル・リヴァイヴを作ってもらい、木の根元にかける。

 このことで真琴は樹医になろうと決意する。沙羅ははなむけにミモザというカクテルを贈る。

第61夜 拐猫綺譚
 車にはねられて足に怪我をしていた猫を榊が拾い、来夢来人に連れてきて手当をする。沙羅は猫に若い女性の霊がついていると言う。猫を見つけてハンドルを切り、激突死した模様。
 彼女は来月結婚予定で、未練が強く成仏できない模様。せめて彼と一緒にいたいという彼女に沙羅はメルトダウンというカクテルを飲ませて猫と彼女の霊を離れないよう一体化させる。
 彼女は自分の葬式に行き、婚約者に気に入られて連れ帰られる。だが彼はすぐに次の女を作り、彼女は来夢来人に戻ってくる。この世に未練は無くなったがあの浮気者に思い知らせてから成仏したいという彼女に沙羅はサブスタンスというカクテルを作る。

第62夜 女→男
 榊と留衣がデート中、留衣に声をかけた男がいる。留衣の高校時代の同級生だった。だが当時は女子高生だった。カミングアウトして性転換したらしい。
 彼は来夢来人にやって来る。性同一性障害の苦労を話す彼に、沙羅はドリームズ・カム・トゥルーというカクテルを作る。
 彼は留衣に住所を聞いてもう一人の同級生を訪ねる。彼女は結婚して子供が一人いる。が、彼女と子供が夫にDVを受けていると知る。夫の暴力から彼女を救った彼は、ずっと好きだったと告白する。二人は交際することになるが、彼女の両親が強硬に反対する。
 沙羅は彼を後押しするカクテル・セトルを差し出す。

第63夜 二重生活者の苦悩
 トラック運転手をしながら二つの家庭を持っている男。どちらの妻とも円満で、どうやったのか戸籍もあるらしい。子供もあっちに二人、こっちに一人。
 だが子供と動物園・遊園地に行く約束がかぶってしまう。彼はアリバイ会社の氷室に泣きつく。戸籍も氷室が他人の戸籍を売った様子。困った氷室はまたしても来夢来人へ。
 氷室は沙羅にメタモルフォーゼを作ってもらって男そっくりに変身し、代役をつとめることになる。代役は上手くいったのだが、帰り道に思わぬことが。

 男の顛末についてしみじみと語る榊と氷室に、沙羅はオールドファッションドというカクテルを出す。

特別読み切り 来夢来人
 夢を叶えるカクテル編で登場した警察官。妻からこの地方の姥捨て・鬼婆伝説を聞いて怖がる。ひょんことから東京に出稼ぎに出た村の子供の母親の一人がソープ嬢をやってると聞く。
 村の噂になってしまい、そのことでいじめられた子供は姿をくらます。山狩りをするが雨が降って来て土砂崩れの危険も出て来る。そんな時、警察官の目の前に二年前に一度だけ入ったBARが現れる。
 女性の主人はラスティ・ネイルというカクテルをすすめ、子供が行方不明と聞くとモデムというカクテルを作ってくれる。

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