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漫画版「遊星少年パピイ(井上英沖漫画 吉倉正一郎原作)」⑨復讐のサイボーグ

2020/06/09 19:00 投稿

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  • 遊星少年パピイ
  • 井上英沖
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・連載20回(1966/昭和41年)6月号


 ドライブを楽しむパピイとストロング。と、猛スピードで追い抜いて行った車がガードレールを突き破って崖下へ。この時に落ちる男を助け上げた影がある。この男を助けた男と一緒に車で自宅に送るパピイたち。
 助けられたのは大邸宅に住む道楽息子らしいが、その父親は感謝して一行を食事に誘う。
 父親は福富大五郎と名乗り、パピイとストロングもそれぞれ自己紹介。息子を助けた青年は悶手栗巣人と名乗る。宇宙少年ソランみたいな服装をしている。
 福富氏が自分が社長を務める福富電機に会議に出るため出社すると、経営権を奪われて貴方は社長ではなくなりましたと部下に告げられる。新社長として現れたのは悶手栗巣人だった。
 福富はそうと知ると悶手栗巣人をマシンガンで撃ち、平気と見るとロボットをけしかける。悶手栗巣人はあっさりロボットも溶かしてしまい、福富を抱えて窓の外へ。飛行能力もある様子。これを発見したパピイが変身して追いかける。
 パピイが悶手栗巣人が呼び出したコウモリみたいなロボット・ガード3号に足止めされてる間に悶手栗巣人はアジトに到着。
 自分は福富に殺された三津木政治とその妻の子供だと名乗る。

連載21回(1966/昭和41年)7月号
 悶手栗巣人は証拠のフィルムを福富に見せる。そこでは福富、三津木、黒吹の三人が協力して研究を進め、宇宙用のアンドロイドをほぼ完成したものの、福富と黒吹がリーダーだった三津木を殺して研究を奪い、妻も一緒に殺したことが記録されている。
 子供だった彼は復讐を誓い、父の残した研究成果から自分自身をサイボーグに改造して福富の前に現れたのだった。
 悶手栗巣人は黒吹も既に捕まえていて、福富と黒吹もお互いを欺きあっていたことを示す。
 彼らが開発した宇宙用アンドロイド軍団も某国に売り渡されておらず、今は悶手栗巣人が所有している。
 悶手栗巣人はアンドロイド軍団に福富と黒吹の処刑を命令。パピイが止めに入ってアンドロイド軍団と戦う。福富と黒吹はその隙に脱出。悶手栗巣人も戦いに参加してパピイと一進一退の攻防を繰り広げるがパピイが勝る。敗れた悶手栗巣人は俺の負けだ、との言葉を残して基地ごと自爆する。パピイは二人を抱えて飛び去って行く。福富も黒吹も警察に自首すると言っている。
 最後のコマにパピイはクリフトン星に帰らず地球に悪がなくなるまでがんばることにした、という連載終了の挨拶がある。
 この最終エピソードにはリコは登場しなかったが最後のコマにチラッと描かれている。



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 サブタイトルは私が勝手につけました。

 ということで「少年」連載版終わり。このバージョンにはアジャババもゴレムも最後まで登場しない。リコ父は全然違う顔で登場するが、最後のコマにアニメ版のリコ父がチラッと描かれている。ストロングは今回も含め二つのエピソードに登場するが、最初は巨大ロボット・ガビラ3を開発した三矢博士の用心棒で、パピイの仲間ではなかった。今回は一緒にドライブしているけど関係は不明。

 アニメ版のパピイにはちょっと宇宙少年ソランを思わせるようなキャラが数名登場する(37話「秘密捜査員アラン」、44話「水晶谷の復讐魔」のベルベロ)けど、この悶手栗巣人もソランに似ている。当然仮名なんだろうけど本名はわからない。名字は三津木なんだろうけど。

 コミックスには「少年」と別の媒体に発表されたバージョンも収録されているのでそちらも引き続きレビューするつもりです。

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