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「エンブリヲ(小川幸辰著)」

2020/05/09 19:00 投稿

  • タグ:
  • 小川幸辰
  • 漫画本
  • ホラー




・トラウマ漫画のひとつらしい。

 正義感が強く虫好きの女子高生がいる。三年生。二年生男子の恋人がいる。この子が学校の
裏の森で首の後ろを虫に刺される。虫は彼女を刺すとすぐに死んでしまう。
 この虫は芋虫のような形状で何かの幼虫かと思われるが、産卵管を持っていて成虫のようでもある。彼女は頸椎に卵を産み付けられている。
 変人ぞろいの生物部に虫の死骸を持ちこんで相談するが、特に解決にはならない。
 そんなことをしているうちに虫の子供は成長し、彼女の心と接触を持つ。また、虫の集団が水道管などに潜んで、彼女の胎内の虫を通じて指示通りに動くようになる。彼女は虫たちの女王のような存在になったみたいな。

 彼女は基本的に真面目で博愛主義。人も大事だし虫もかわいい。でも学校には女生徒を襲っては学校を転々としている職員がいたり、成績は良いが陰湿ないじめを繰り返す一団などがいてこういうのが彼女に目をつけて襲ってくると、虫は彼女を守ろうと自動的に人を殺してしまったりする。

 彼女は虫が人に危害を加えようとするのを必死で止めようとするのだが、だんだん虫たちは彼女のいうことを聞かなくなり、学校を虫たちの繁殖のための牧場にしようと動き出す。

 だんだん彼女は虫と人間にはさまれるような立場になり、彼氏ともうまくいかなくなったりしても虫たちの計画をあまり頼りにならない生物部員と一緒に止めようとする。
 やがて学校を虫が占拠して、異常を感じた人間たちと虫たちの殺し合いみたいに。虫の意志は、彼女が出産するための環境を整えているみたいな。それまでは虫の行動は止まらない。
 そして彼女はついに出産の時をむかえる。

 彼女が産んだ虫ともコウモリともタコともいえないような異形の生き物は、羽を広げて飛び去って行く。この虫が飛び去ると学校を占拠していた虫たちも役目を終えたように死んでいく。だがその代償として彼女は精神を壊されて幼児退行状態に。

 彼氏が彼女を元に戻してやりたいと付き添うようになる。

 彼女が産んだ特別な虫はどこにいったのか。生物部の教師は、虫たちが最初に生まれたらしいひどく汚染された沼が、少しずつ浄化されているらしいことに気付く。何か、汚染を浄化する生物が発生したのではないかという仮説をたてる。

 彼氏がこの沼に彼女を連れていく。そこである出来事をきっかけに、彼女の人格が戻る。

 沼の中に、あの飛び去った虫らしい生物の姿がある。

 と、枠組みを取り出すといい話っぽくもあってちょっとナウシカみたいでもあるんだけど、描写はかなりグロテスクでキチャナイな、という感じ。本筋と関係ないいじめ描写なんかもあってちょっと人にはおすすめしにくい。
 著者は別名義でエロ漫画も描いているようで女の子はそこそこかわいいんだけど。

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